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ぶろぐん

見えず感ぜず事も考えて対処して欲しい
 ご高齢者になると熱いお湯を感じなくなるから風呂が熱く子供の頃に無理矢理入れられたことを書いたが、それより早く感じなくなるのが味覚でしょう。聴覚については店の前にたむろされる防止装置が報道されることもあるが、味覚については正しく話をしてるのを見たことがなく、これも子供に対しては誤魔化すとか無理矢理食べさせる方法を取り上げ本質を考えない...

 日本では自分が感じなくなっただけの味を「大人の味」と称するようだが、年齢を重ねても維持した特殊な私や味覚障害でない子供なら誰もが嫌う味は元来危険なものを避けて生き残るための能力。調べるに毒物と判定しやすい苦味成分を人間は経験を伴い能力低下と共に克服?忘れ去るようだが、私にとってこの能力は重要であり、食べ物の鮮度が落ちて何やら危険な状態をいち早く感じ取ることができてる。

 ノンアルコールビールなるものがあるが、どこの子供が好き好んで飲むか?この場合はビールというイメージが強いため飲ませる親はいないと思うが、親になると自らが通ってきたクソまずいもの食えるか!と感じてたのをすっかり忘れるのがお約束のようだ。子供が嫌いな食べ物としてすぐ出てくるが、ピーマンやニンジンが嫌いなのには理由がある。干しシイタケを水で戻すと劇的にまずく感じる成分が出ることが科学的に判明してるではないか。

 野菜でも作り方によって味が劇的に違い、また、調理方法によっても子供が嫌う味は消える。ネギ類を薬味と称して「生」で入れるが、私にとって料理本体を台無しにするものでしかない。子供の好きな食べ物を例にすると、本物のハンバーグをおいしく作るならタマネギはあめ色になるまで炒めて入れるのがプロの仕事であって、メンチカツとかも同じだが断片が残ってる代物なんてのは商売人のレベルではなく家庭の手抜き料理だ。“味のわからぬ”大人が食えるだけであって、子供が旨いと思うものを作れば大人も旨いのである。

 本物のプロの料理人ならわかってるが、大部分はわかっておらず “大人の味覚” とやらを基にしか考えてない。だから、はらわたのよく取れてない煮干しで灰汁(あく)が出まくって苦いのに魚介系煮干しラーメンなどと謳ってる。大人の味覚なので大部分の人にはわからないが、料理人自身が感じる能力を失っていたとしても真っ当に作っていたのなら大多数の大人は微妙な違いで旨いと感じる。ここが、うまいと勘違いされてる店と本物の店の境界線ではなかろうか。

 低品質なタマネギを「生」同然で入れてるジャンクフード屋さんも大人の味覚でしか語ってない。生でかじれるようなタマネギもありますが高価すぎて使えないでしょう。ダイコンやキュウリだって生で旨いと感じるのを出す居酒屋も中にはあるが、虫がいそうな臭いと野菜の味がしないのを出す店が多く、こんなの平気で食ってる人を見ると不思議でならない。これが感じない人のする仕事だということです。だから私は飲兵衛と喫煙者の味覚は能力がなく信用しない。そうした人が大部分のため、私のように「感じる人」のほうが異端者で相手にされないのが現実。

 以前、「所さんの目がテン」による実験を信じるならば、「味」を語る上で味覚と嗅覚の割合は6:4くらいだそうで、嗅覚(きゅうかく)を感じなくさせるとオレンジジュースとリンゴジュースを間違う人が続出してた。判断する上で臭いの占める率は大きいらしい。

 私にとって酒は悪臭でしかないし、セロリとか完全拒否な味だが、川魚の丸焼きでちょっと内臓が残ってたとか、サザエのちょっと奥とかは微量だろうとも舌を洗ってしまうほどのマズさだと私の気持ちがわかるのは子供だけでしょう。アレルギーだの考え、今度は外国客誘致で宗教的だの考え始めたくせに、大多数の人が通ってきた道を忘れ去るのは仕事人のすることなのか。


自分を例に並べ立ててきたが、旅行業や飲食店において本件を基にして巡らせる考え方の範囲は広いのではないか。
| emisaki | 23:18 | comments (0) | 旅・散策と行事::考察 |
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