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物販でない広告にも規制を
 昔を思い出す。SONY党だったからテレビやビデオ映像を見られた際に他者から色が付いてないとか言われた。だが、ソニーのほうが現実であり他社は、捏造というと誤解があるかもしれないので誇張された色にされたのが標準であっただけで、我々はそれを嫌味もこめて

「家電カラー」 と呼んでいた...

 オーディオ・ビジュアル機器メーカーに対して(白物)家電屋のテレビやビデオカメラってことで “家電”。こうなる理由はいくつかあるでしょうが、大衆は自分が見ている現実(目視)とテレビやパソコン画面で見てるのが異なって感じることにあり、加えて有り得ない顔色とか物の派手な発色(赤っぽい)のほうを好むのが原因らしい。

 テレビ画面を通してじゃなくても例はあって、問題ありな着色料が使われてるというのに真っ赤な生姜(紅生姜)とか、真っ赤な梅干しのほうが良いと思ってる。彩りと言っても人工はお断りだ。本物を知っていれば、シソの葉を使った梅干しの色はドス黒い赤にしかならない。

「赤○号、こんなの買わねぇ」と消費者が言えば業者だって使わないのだ。

 どこまで安全か不安な酸化防止剤を塗って変色を保持してないマグロの切り身も時間が経つと黒くなるのが自然。仕出し弁当とかで、蓋を開けて赤身が黒っぽくなってると、この店は怪しげな加工をしてないことがわかって次にも注文したくなる。だって、脂がのった魚を偽装するために液体の脂をぶっかけてる店もある。赤身をトロに仕立て上げるのも聞いたことある。

 有り得ない状態にされてるなどメーカーや店舗側に余計なことをさせるのは無知な客が選択するからである。だから客に知識があれば業者側だって余計なことはしない。もちろん食品の場合は細菌の繁殖を防ぐ目的でなされる場合もあるが、着色は関係ないだろって思うわけだ。核家族化にて伝承の消滅、食品教育を怠ったり、加工食品の購入が増えたのも理由でしょう。

 必要な農薬だってあるというのに何でもかんでも有機・無農薬だとか知ったかぶりをのたまうくせに、真っ赤な梅干しに、真っ黄色のたくわんを気色悪いと思わない人のほうが恐ろしい。何か語る前にはできる限りの勉強が必要。 外国で規制されてる香料を使ってる商品が特定保健用食品に認定されたりするわけで、安全なんだか危険なんだか、わけのわからん国です。政府機関とて企業とつるんでいるのかもしれんが。





 撮影でご年配方と一緒になると時代の違いで話が合わないこともあるが、意見が一致することもある。その中にあるが、広告写真が捏造(=合成)、有り得ない発色って話。前置きにあるよう一般客がそれを綺麗だと誤認識してしまうことに原因がある。

 過去のフィルム時代からコンピューターが特殊だった時代には光学処理によって特別な業者だけが行っていた。双方の業者に友達がいたし、私も化粧品会社の下請けにて画像処理は日常的だった。違いは色が厳密であったということ。実際に売られている化粧品と違ってはいけないのだから当たり前である。自動車メーカーの車体の色も厳密であったのを思い出すが、パソコンでの処理が一般化するごとに世間一般のほうが都合の良く見えるのを作り出してるのが増えた気がする。
受け入れる根底に、プリクラの“超ねつ造”写真があるだろうか??

上記食品の例のように 客が非現実的な広告写真に意義を唱えさえすれば本物で戦うことになる。





 デジタルカメラに無料で付属するソフトウェアが市販品並みになって、撮影時の色ずれ(色温度)調整のみならず、従来はPhotoshopなど高価な画像処理ソフトでしかできなかった「加工」が可能になってしまった。よって特定色のみを際立たせたりする非現実的な写真を作れるようになってしまった。レンズの補正やHDR(ハイダイナミックレンジ合成)など人間の目で見たのに近づけるための処理はここで言う加工には当たらない。

 デジタル一眼レフを使う人はパソコンで加工するのが通常だが、一般的には段階を経た。最初はコンパクトデジカメ(レンズ一体型小型機)で、撮影後になにやら処理を加えるようになった。これがカメラ性能が劣ってるのを隠す目的以上に余計な処理を行うようになったのだ。もはや美肌モードは必須となっている。その後はiPhoneなどスマートフォンとソフトウェア(通称アプリ)の組み合わせに移行して、プリクラ同様やりたい放題となった。




 ご年配方も話に出す有り得ないのは有名な桜の場所の写真とか、花火大会の広告写真にあるといい、この話には私もその通りだと思っていたことだ。特に色に関して光源が同じなら特定の場所にだけ作用することがないし、現物を見てきてると違うのもわかってしまうから。

 私は芸術性に乏しいがゆえ報道っぽい撮り方を狙ったりもする。趣味でやってる人たちは忍耐で撮る写真もありなのだが、特に日本人の職業写真は忍耐より画像処理でごまかそうとする人が多すぎ。自分の映像のために邪魔だって住んでる家を買い取り壊した黒澤明のやり方を批判したが、ナショナルジオグラフィックスとか自然ものを見てると実は撮影においては欧米人のほうが忍耐強い。それで商売になってるのだから時間や費用が足りないなんて言い訳はできない。


 付属のソフトや写真専用ソフトが進化してくると高価なソフトをアップグレードするのすら高くなってしまった。なぜならアップグレード価格で買えたからである。今は購入がなくなり月額利用料となったため現実的にはアップグレード関係なしに支払うため従来より値上げとなった。使いたいときだけ契約したり辞めたりする面倒くさい処理の賢い使い方も可能ではあるが、最新のCameraRAWといえども写真の基本概念より、有り得ない処理を加えるという方針が強いため使い勝手が悪い。

 写真専用ソフトにも捏造的な機能はあるが色調整がコンピューター的でないためやりやすい。私の場合は双方に通じてるから操作上はわかるが、やりにくさってのはある。「RGB」での補正はコンピューターで扱う上で処理(計算)が楽なだけで非現実的だ。「HSV」や“色合い”などの用語も個別の分野でしか解りにくい表現もある。

 色は二次元の操作によって調整も搭載されているが、現実には三次元のユーザーインターフェースでないと色温度調整は一発では難しそうだ。結局、従来の1次元ユーザーインターフェースを搭載してくるから調整する色が増えるごとに多数の設定(スライダーバー)が登場し画面を埋め尽くす。お前はAfterEffectsか!って思うことすらある。

 調整が細かいってことは逆に言うと、よからぬ色(非現実)にしやすくなってる。世間に日本の昼間に有り得ない空の色とかの写真が転がってるが、コンパクトデジカメとか、家電カラー(派手色)になりたがる機種だと初期設定でそうされてしまう。デジタル一眼カメラの色設定でも風景設定にすると意図しなくても特定色が誇張されてしまう。

 こうなるのも現場での色温度調整が動画に比べて写真機はやりにくいってことにある。グレースケールやカラーパネルを持っていてもビデオカメラのようには調整できない。動画モードが付いてからけっこうな年月が経つってのにビデオカメラな要素が入ってこない。ニコンはともかく、キヤノンやソニーはビデオカメラも発売してるだけに大企業は部署が違えば別会社という間抜けぶり。 例えば、キヤノンの場合は白いものを写真に撮り、その写真を指定しておかねばならない。


 こちらでも、過去のカメラと普通の画像処理ソフトの組み合わせだと色が付いてないと言われそうな画像の仕上げとなり、カメラメーカーのソフトを使うと派手な色に仕上がる。普通の人が見れば後者のほうが綺麗に見えるのだが、自分の目で見てきてる側からは違う色である。最近、カメラとソフトを変えてから勝手に派手色になる傾向が増した。それで「ナチュラル」とかいう設定にすると、現実に見てきたより色味がなくなってしまって困ってる。




 テレビCMで利用者の話などは「これは個人の感想です」みたいな警告を出さなければいけないわけだし、商品には景品表示法ってのもあるわけだが、だったら物を直接売ってないにしても出費はデカイのだから観光地の合成や非現実な広告写真も規制対象であるべきだと客の立場として思うのであった。せめて現実の色じゃないとか、合成写真だとかの記載を定めるべきである。

| emisaki | 22:37 | comments (0) | 映像音声::考察 |
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