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旅行業務取扱管理者試験の平成29年問題から
 気になる場所のことしか知らないから試験を基にして調べてみるかと思ったが、それよりも、いかにも日本らしい価値の薄い試験内容のほうが気になってしょうがなくなった。特に思ったのが航空券の払い戻しの問題で、購入方法(割引、クラス)によって異なる複雑な払い戻し料を全て記憶していなければならない。この試験が誰に必要かと考えると、記憶してなければいけないような事柄ではない。宿泊費の総額料の計算においては、受験資格がないことから計算ができるか調べる価値しかないでしょう。

 学生時代に受けようとした情報処理技術者試験にあったが、当時の学習用過去問題でENIACが真空管何本、Harvard Mark I がナントカなんて話は実務に価値がないぞって出題が国家試験にあったのだが、何十年も変わらず日本人ってそういう大間違いな試験問題を作るのが大好きなんだよな。そして業者として作業者の中で一人が持ってれば良いことになり実働の人たちの能力が疑わしくなるのである。前に来た電気工事、いかにもヤンキーあがりというか私の話を理解できなかった。電気工事士の免許は持ってないだろうし持ってても答えられない丸暗記受験も有り得る。そういう環境を作ってることで日本人に職人気質がなくなりロクな仕事ができなくなってきた。知らなくても実務経験で得るかもしれないが、知らないと困ることでは法規もあるし、電気工事の試験には関係ないだろうが「同軸ケーブル折り曲げるなー!」って勝手にやる行動に怒ったことがある。

 少しは楽しめたが旅行業務取扱試験に必要性を感じないのが料金計算であった。鉄っちゃんが好きそうな問題が7問もある。機械化されてJRの職員すらどこまで知ってるかのマニアックすぎるし、何かあるとルールが変わるんだよ。読み取るチカラを得るんじゃなく予め細かい規定を知ってる必要がある。航空出題もあったが記憶と計算能力を問うだけになる出題を問題視したい。

 写真の特急料金だったとすると東京駅から「ひかり」「こだま」で行けば5060円で名古屋駅から「のぞみ」から乗り継ぐ場合に加算される料金表がないとわからない。実際の出題でも瀬戸大橋を挟む特例、JR東日本の乗継割引は悲劇的だってことを知ってる必要がある。乗継割引の対象な特急・急行を避けるように観光列車は「快速」扱いなんだよな。

 学生時代に関数電卓使用可能だったが、計算できるかを問う時期は過ぎ去ってて、どう解くかが問われてたからである。ところが料金の出題では全く問題文に登場しない差し引かれる手数料の額面が登場して馬鹿馬鹿しい。だからってオタク養成試験にもなってない。日本の試験問題がロクでもないこと、いつになったらわかるのだろうか。世の中にお金を払って受講すればもらえるやつとか、くだらん資格がありすぎ。そんなのカッパ捕獲許可証だけで十分だ。

あらゆる分野においてだが、実務に伴うとは思えない試験っていつまで続くのだろうか。

| emisaki | 2018-09-18 Tue 23:18 | 旅・散策と行事::考察・批評 |