2016年3月21日 新宮→紀伊勝浦  和歌山県東牟婁郡那智勝浦町
 新宮駅に戻りやっとのことバスのフリー乗車券を得た。本来は3日間有効だが引き換え日が遅れてもJR切符と同じ有効期間。前日は深夜到着で引き替えできなかったため2日間となった。引き替えが可能な新宮駅前出札所は08:30-17:00、紀伊勝浦駅前出札所 08:00-17:00のため名古屋駅を12時台の特急でないと当日引き替えはできない。紀伊勝浦だと08時に引き替えて行動できるが安いビジネスホテルが見当たらなかったから結果的に出費を抑える計画を立てた。

 引き換えないといけない方式ってどうにかなりませんか! “大人の事情”を予想するに一律に分配金が決まってるのではなく熊野交通は利用客から受け取った引換券をJR東海にて一定の金額を得るのではなかろうか? そう思える不便さは他の地域でも感じる。旅行会社発行のも現地で引き替えが必要。新宮駅と川湯温泉・熊野本宮大社を往復したくらいでは得せず那智大社も廻れば得になる。

 湯の峰温泉で大勢が乗ってきたため新宮到着が10分以上も遅れて下車時の支払いにも時間がかかり予定のバスに乗り継げず特急電車を使うことに。遅れを想定した予備計画で那智山へはバス1本30分遅れ、滞在時間で調整した。

 この「南紀・熊野古道フリーきっぷ」に類するものは熊野交通バスの営業所にて購入も可能で2016年3月時点「熊野交通 悠遊フリー3日間」3000円。どちらにせよ熊野交通バスのフリーきっぷのため私が早朝に乗った奈良交通バス(八木新宮線)は乗れず別料金となる。今回の予定では乗車券の権利ありながら行使できないため新宮駅~熊野本宮大社の往復料金3080円が別途かかる。電車の往復だけで割引の価値を果たしているため時間を有効に使うなら必要な出費だった。

<追記: 2019年10月1日より悠遊フリー3日間は大人3200円、ほか税率変更により改定あり>
<追記: 熊野交通は吸収合併され、2020年1月1日より熊野御坊南海バスとなった。ダイア改正も注意>
<追記: 2021年12月1日より悠遊フリーは大人 1日券3000円、2日間券3500円、3日間券4000円、ほか 那智山往復乗車券1,100円>
JR東海の南紀・熊野古道フリーきっぷで熊野市~紀伊勝浦の乗り降り自由区間は特急の自由席に何度でも乗れる。新宮~紀伊勝浦はJR西日本の特急「くろしお」も紀伊勝浦駅までならOKと確認。
紀伊と南紀も紛らわしいが駅名に付くのは紀伊だけ。南紀で南紀伊とは言わないんだろうか?
電車は早い。新宮駅で20分以上も待ったのに先に出発してたバスより5分くらい遅く着いただけ。
それでも当初計画のバスなら1本前の那智山行きに乗り継げた。
予定より大門坂に30分以上遅れて着くことになるため行きも帰りも紀伊勝浦駅の周辺を見回れない。
那智山行きのバスまで10分くらいあるが、どこか入店するまでの時間的余裕がない。