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ぶろぐん

奇人製造する学習方針
茂木 健一郎小学校の算数にまかり通っている「奇習」は、子どもたちに対する「虐待」である

 昨年にネット上で伝わってた 3.9+5.1=9.0 が減点された話。文部科学省の決めごとか知らんが文系のアホ先生だなって思った。理系の先生だったら二重丸でしょ。もっと学年が進めば最後の桁以下は誤差を含むという「有効数字」ってのを知ることになるからだ。 9 というのは 8.5000…から9.4999… を意味しているが、9.0 なら 8.0500…から9.0499… であるので誤差は桁違い。9 は 9.0 を省略したものではなく別物だとは小学校でやることではないにしても間違えってのはおかしい。近年激増してる「高学歴の異常者」は怪物親の責任のみならず、こうした学習方針が作り出しているのかもしれない。

 似たように感じるかもしれないが、数の問題と別な例があり、物質の最も小さい名称を問い、素粒子と書いたら×になるであろうが、そこは教えてない範囲であるが、前記は小数点以下の数値を教えているのである。

 教えてなくても正しければ○であるべきだと考える。前に書いたが、私が中学生の頃、コンピュータープログラミングをやっていたため、そこに出てくる英単語を英語の先生に尋ねたら簡単な単語すら知らなかったのだ(Locationは知っても Locate を知らなかった)。教科書を逸脱してはいけないってのは、学校の先生の知識がその程度でしかないのを守ってるだけに感じてきた。そうなら生徒にしてみれば大迷惑な話。


 そんなことからテレビ番組としては成立しても一般社会においてほとんど役に立たないのがテレビ朝日「Qさま」で活躍できる部分能力だろう。賢いかどうかは記憶力の優劣だとは思えないから。π(パイ)を小数点以下1万桁を頭で計算しながら言ってたら天才だが憶えてるだけなら単なる記憶力がすごい人に過ぎない。弁護士は六法全書を全て記憶してるわけじゃない。憶えるだけで済むようなことは資料を見ればよいからで必要なのは物事の考え方である。日常的なことを知ってるのは当然であるが、一生使わないような知識より、もっと大事なことはたくさんあるのだ。

 だから私が小さい頃に見たフジテレビ「IQエンジン」、近年にあった同「IQサプリ」のほうがよっぽど視野が広くなる(現時点の類似番組「クイズ 銀の正解 金の正解」)。その手の番組で出る問題は凝り固まった考えな高学歴とされる人が出演すると答えられないことが多い(それでも頭が良いほうが解答を導き出し安い)。
 「コマネチ大学数学科」って番組で東大生が「その方法は習ってない」ようなことを言ったことに北野武自身が苦言を呈していたように解ける知識は十分に有しているのに応用が効かなくなってる。

 文部科学省は ゆとり教育で失敗し、ゆとり世代という道徳的に障害がある人間の量産に加担しても、まだ懲りる気配すらないようだ。




2017年1月8日 19:00 フジテレビ「フルタチさん」 を見て

 IQ130(平均かな?)の小学校というのが紹介されたが、教育方針に対して突っ込みどころがほとんどなかった。たぶん「秀才」ではなく「天才」を集めていると思われるため他の教育を行っても学力が落ちないわけだ。
 そういう教育を経てきた高学歴ばかりなら奇人にはならないはずだが現実はそうではない。周囲の多くが同じだから自覚症状すらない。大多数が秀才による結果だから人間として必要な社会勉強過程を踏まないできて異常な考えを持つ人間に育ってしまうのだろう。考えを持たない高性能部品を作ってるならそれでも良いが、人間を作ってるのだから迷惑でしかない。天才などごく一部でしかないのだから大多数に対しての学習要項として役所の方針は異常としか思えない。
(* 秀才と天才の意味の違いに注意)

| emisaki | 2017-01-08 Sun 21:26 | comments (0) | 生活::暮らしと社会問題 |
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