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ぶろぐん

その言葉は先に客が放った
 「すっかり変わってしまった」 この意味は時代に合わせた変化ではなく、過去からのソニーファンをことごとく裏切った結果だ。あの頃はよかったなどと年寄りくさい言葉さえ使う事態。今の若年層がアップル社製に飛びつくように、昔のソニーならBetaMovie、HiBand-Betamax、ED-Beta、PROFEEL PRO、ジャケットサイズCDプレイヤー、パスポートサイズ8ミリビデオなどなど書き始めるときりがないし、更に前の世代のことも書けば更に増えるでしょう。ところが今は?

 体力的や精神的に苦痛な職に就かせて自分から辞めさせるってのは20世紀末のバブル崩壊から言われ始めてた。本件と別会社であるが追い出し部屋送りへの賠償命令の判決が下ったのが報道された。何かと日本の罰金・賠償金は安すぎて悪ほど痛みを伴わないから後を絶たない。雇用問題だけじゃなく、事故を起こしてきて企業に責任が科せられない日本の法律に問題がある。企業規模による責任の重加算を早急に実現したほうがよい。そして反対に、本当に本当のダメ社員ならクビにされても文句はなかろう。

 個人的な考えとして、ソニーが世界的に有名になってきた時期、ソニーを知らない学生がこぞって選んで入社してきたからではないかと思ってる。だってソニーを知ってたら、今のアップル社みたいに方向性は決まってるんだから。

  「客に迷惑をかける独自性」をやってばかりのソニーは間違っていた
  それは創業者の言葉を理解してなかったから。

 これを言うと、Betamax と VHS を出す人がいるがそれは間違っている。なぜならBetamaxのほうが先だから。過去、ブラウン管テレビとしてシャドーマスクとアパーチャーグリル(トリニトロン)は消費者に制限を加えない。ブラウン管でも、プラズマディスプレイでも液晶でもテレビを見る装置として客には迷惑はかからない。ところが、記録媒体が違うってのは客に大迷惑であり、一時はDVビデオテープやDVDで統一感があったものの、メモリースティックの時、また始まったかと。勝てば自社のみの優位性が保てるが、負けに伴い消費者に多大な迷惑をかけるということがわかってない。競争ならば同じ土俵で行ったらどうなのかと。わかりきって仕掛けてくるデファクトスタンダード「事実上の標準」を狙う経営手法って一般家電には似合わないんですよね。カメラのところで書いたが、新機種では世界標準に合わせてきてるから、もしかするとこれには気づいたのかもしれない。気づいてて欲しいね。

   だとしても、
   我々がソニー製品を愛した頃の独自性と優位性を理解したとは程遠く感じる


 個人的に感じたソニー製品の没落は古く、レーザー(ビジョン)ディスクプレイヤーの時代に遡る。レーザーディスクと言えばパイオニアであって、結局、レーザーディスクの市場が消滅するまでソニーはパイオニアを越えるどころか同列に並ぶことができなかった。うちには、通称“漬物石”と呼んでいる MDP-999 があるが、パイオニアLD-X1の足元にも及ばないのと故障率の多さだった。個人的な統計ではなくソニー製品オーナーの会合とかでよく言われてたこと。MDP-801なんぞは直らないじゃなく直せなかったから何度も突き戻して結局は買い戻しされた(当方は現行新製品へ交換を選択)。内部からは「なぜパイオニアにできて、うちにできないんだ」という声が上がったのだという(当時の社員の話)。近年は長持ちもしないクソ高い製品群で嫌気がさした。昔は高くても“ソニータイマー”が発動しようとも1号機を買っておけば、そこそこ長く使えたのだが、今は高い製品を買うと1年後にはガッカリする。すぐに性能が落ちぶれるし早く手にする代償が高すぎるのである。もはやソニーじゃない。


 自動車みたいに昔の日本車は良かったなどと言われても、一定の優位性を保っており、詳しくない一般人に売れてる市場なら救われてるが、映像音響機器は、そうではなかったことになる。先進国向け商品のまま値下げ攻勢して後進国にまで乗り出すなど経営的な失敗は日本家電の失敗の共通点でしょう。各種報道から大企業のくせに市場調査がなってなく、痛手を負ってから現地動向に気づいたのはパナソニックなども同じ。

 たぶん、人材がバカなんじゃなく、制度がおバカなんでしょう。役所が縦割り行政とかいわれるのと同じように。それにいつも感じるが、決定が遅い、遅すぎる。「上司に確認してみます」・・・じゃあ、お前が契約に来るな!って思った人は相当いるのでは。グローバル化して変えるところと守るところを取り違えてる。

 大企業ってのはTBS番組のSASUKEに出てくる筋肉バカに近いものを感じた。筋肉を鍛えればよいと思ってること自体が大間抜け。相対的にチカラは増すものの、ことのほか自重が増すから永遠に完全制覇など無理。あのような競技や懸垂、ぶらさがりなど大柄で筋肉質な重たい体形が勝てたためしがないのは過去の「さんまのなんでもダービー」の結果が示していた。本物の登山家やロッククライマーにシルベスター・スタローンみたいな奴はいない。このように従業員数という筋肉のつけ方が間違っているのではないかと。よってクビにするという手段も筋肉をそぎ落とすわけだから正しいとは思えなかった。製品から見えてくるものとして、よく大企業ほど部署が違えば別会社と言われるが、悪い体質は引きずり、良い情報共有が行われてるようには感じない。ある製品の利点が別の製品に応用されないなんてよくある話。


 記事を読む前提としてあったのは、会社のカネで好き勝手な研究をしてよいはずがないのと週刊誌特有の脚色に注意と。 さて、もし必要な人材だったとしても見抜けないなら上司、上層部の問題であるから主張を聞き入れるならばそこから先である。不十分でもネット記事だけで十分に読み応えがあった。知り合いに社員も何人かいたから話してくれる範囲のことは知ってたし、

商品のとしての魅力が過去と今とでは全然違うから見放したのは客のほうが先。


 過去の社長が他社へ移っても実績を経済紙で語ったりするのだが、「お前の時代だろロクでもない商品を出し始めたのは!」って言ったものだ。大企業の経営は知るよしもないが、内部事情が製品に現れるのは当然である。辞めるに辞められない人たちが現状を支えているだけであって、もし、転職先を用意すると言ったらどれくらい残るだろうか。今や単なる食い扶持として働いてるだけだろうから「愛してなんかいない」でしょう。これは多数の企業へ同様の疑問が湧いた。

 私がソニーを見限ったのは 日本が不況に陥ってるのに、ワクワクもさせないコストパーフォーマンスも悪いクソ高い製品を出し始めた時期である。製品を見てのことであり、当時にソニーの経営方針など全く考えてない純粋に消費者としての反応だった。これが後にソニーをダメにしたと言われる経営方針を取り入れた社長にリンクしていたわけだ。


 昔のソニーならアップルがiPadを出す前に、世界を席巻する商品を開発して発売できてたはず。過去のソニーを知ってるなら、彼らは商売としては下手だったが時代を先取りした製品を発売してきたからだ。技術進歩によって数年か10数年後に二束三文で買えるほど一般化するものであったとしても、それを世間が認知しないときに出してきてた。先進性と商業ベースとして成り立つ製品が世間に売れ出すと、すぐ横からかっさらってゆくのが某社であったからソニーマニアは某社が嫌いだったはず。それはOSにしろVideo For Windowsにしても、アップルとマイクロソフトの関係に近いかもしれない。

 私がMacintoshを初めて買ったころジョブズは既にクビにされてた。そしてアップル社の株券は紙くず同然と言われていたが、今は? ジョブズがいなくなってもアップル製品は10年以上は我々を満足させた。それは長らく他社製品が白黒文字画面な古臭いものであったことも理由だが、いち早くマルチメディア対応してたのもビジネスの場で周囲の大きなライバル企業の先を進ませてくれた。その後、技術進歩によってマイクロソフトとの差も埋まり低迷したわけだがジョブズの復活によって不死鳥のごとく復活したわけだ。

 ソニーをダメにした社長のことを技術音痴だからを理由にしてる奴がいるが、それは大間違いだ。ではプログラミングの素人であるジョブズがどこまでコンピューター会社の技術者であって会社を大きくしたとでも言うのだろうか!管理職として専門家を動かす能力の差ではないのか。近年まで何億円も報酬をもっていきやがる社長がいたが、そんな奴の能力であったとは到底思えないわけで、功績は社員にある。素人発言であることを予め申しておくとして、10億も払うくらいなら100人の社員に1000万を分配したほうがよっぽどマシな会社に育ったのではないかと思うわけだ。世界を例にしてごまかすのが得意だが、世界の企業体質のほうが悪である。社員が働きバチで上のほうだけ高額報酬をふんだくってゆく企業に私はロクな会社があるとは全く思えない。

 さて、単に世界的有名になった会社だからって入社してきた社員たち、客をワクワクさせ続ける製品も作れず、会社を復活させることができるのだろうか? ともかく、企業側は法に触れないかのよう極悪な方法で自主退社させようなど画策なんてしてる暇があったら発売日に並んで買うほど愛せる商品を出してみろ!


週刊現代 さよならソニー、愛してたのに。すっかり変わってしまったけど、どうかお元気で(上)
週刊現代 さよならソニー、愛してたのに。すっかり変わってしまったけど、どうかお元気で(下)

<追記: 2015年4月28日>
ビジネスジャーナル 若者のソニー“スルー”が深刻…そもそも「どういう製品を出しているか知らない」

<追記: 2015年4月30日>
リストラが主に解雇なら当然の結果で黒字だけでは意味がない。売り上げ、利益が劇的に増えたなら「よかったな」とはなるが、断片の真実じゃなく事の真相は?
ソニー 投資家情報 業績発表文 PDFおよび発表会音声あり

ところで、毎年1月7日(発表)が待ち遠しかった あの日は いつ戻ってくるんだい?


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| emisaki | 21:19 | comments (0) | 大衆媒体::インターネット |
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