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FDR-AXP35使用記#4 ブルーミング現象
 花火の季節はまだ終わってないが、主に8月からの花火と ゆるキャラ での撮影で感じたことを記録。 やはりレンズの違いが圧倒的で、知り合いが持つDMC-GH4と比べると画像のシャープさで大敗する。あちらにも10倍ズーム14-140mm(35ミリ換算2倍)があるため画角はほぼ同じで、両機種共に“引き”と”寄り”の双方で中途半端だ。失敗したワイコン(ワイドコンバージョンレンズ)を遠征費がかさむからまだ買いなおしてないが、レンズ交換ができないビデオカメラとして最大広角29.8mmには0.5倍を付けてもよさそうな状況は多々あった。ゆるキャラとは接近戦になることも多い。

・ブルーミング現象は続く  (旧機種より改善がみられない)

 遠距離であっても花火がピンボケしたように映るのは強い光への許容度が低いってことである。ようするに強い光を受けたとき、周囲の画素に電荷が漏れ出して丸く膨れ上がったように映る現象がブルーミングと呼ばれている。

 デジタル一眼レフでも発生するが性能の桁が違う。デジタル一眼カメラでも動画モードだと目立つのは連続的に光を受けているからと思ったが、写真で長時間露光のほうが状態が良いため、性能差の理由がわからなくなった。ただし、動画では絞り開放で感度アップ、静止画ではISO100で絞ってるという違いがある。

 これが発生しないまでに感度を下げると今度は普通の明るさの花火が全く映らないまで暗くなってしまった。シーンを「花火」モードにしても発生しまくります。ハイビジョン[2K]で、当初ワイコンを付けてるからピントが合わないと思い込んでいたのだが原因はブルーミング現象だったわけ。

 改善が感度を高める方向にきているから、それが災いしているのだろうか? スミアが出なくなったからって別の問題は起きてきているのに改善が見られないってことは、高感度と相反する問題なのかもしれない。

  むしろ高感度対応でブルーミング現象がひどくなってないか?

 これは花火においては致命的で、線が粒であるはずの光跡がピントを外したときのようなボヤけて広がった状態になる。これは花火だけじゃなく、夜景の照明でも発生することを意味している。

 デジタル一眼カメラのほうがレンズもイメージセンサーも大口径だが、値段が高いから性能が良いという理由は当てはまらない。入門機種はレンズ付き4~5万円で売られている。実勢価格としては4Kビデオカメラの半分だ。それでも、と予測するなら、ビデオカメラのほうが出荷台数が少ないから割高、利益率が高い、部品点数が多い、流通コストが高いとか納得できない理由しか思い浮かばなかった。


レンズの品質の違いを感じているがカムコーダーはレンズ一体型のためイメージセンサーと別に評価できない。





・花火撮影モードは設定が固定となるから使うには注意が必要

 スターマイン続きでは花火モードだと露出オーバーする。天文や電波に精通してる人なら常識な、光の減衰率は距離の二乗に反比例なので距離が2分の1なら光量は4倍。ところが、この調光は一切行われない。これが上記の件に関わってくる。

 ビデオカメラは増感(ゲインアップ)しているから減光(ND)フィルターは下げて上げるから画質を悪くするだけで無駄。上げてある感度を調整すればよいわけだが、感度調整機能は搭載されてない。花火モードではなく、設定できる限りの手動で挑むべきだと感じた。キヤノンのビデオカメラでは写真カメラと同じ設定方法ができたのだが、うちの現役で動いてたソニーのハンディカムだと部分的には可能だったが全部の手動設定ができなかった。だから蛍光灯のフリッカーにも悩まされた。AXP35なら絞りもシャッタースピードも設定できるし、勝手に感度アップされないよう上限の設定も可能。

  ただし操作系統の関係から1つの設定しか変更できない

 マニュアルリングに設定できるのは、「ズーム」「フォーカス」「カメラの明るさ」「絞り」「シャッタースピード」「AEシフト」「WB(ホワイトバランス)シフト」の7つから1つ。露出に関係するのは4つだが、相反する項目が“オート(自動)”に設定されていると、できる限り明るさを維持するよう調整されてしまう。

 ほかの設定が自動でも調整が反映されるのは「カメラの明るさ」と「AEシフト」。AEシフトはプラスマイナス1段しか調整できないため、大きく露出を変更したい状況では使えない。逆光ともなると絞り3~4段分の露出補正が必要だがAEシフトは、たったの1段分。

 花火ならフォーカスは無限に固定だと思うので、マニュアルリングには「カメラの明るさ」を設定すべきかと。ただし、これはカメラが自動で選んだ値より明るくすることはできない。マイナス補正だけで対処できるように他の設定しておかないといけない。初めての花火大会では設定に戸惑いそうだが、花火モードよりいいんじゃないかと。


 他にも花火モードではオートフォーカスにしても無限に固定なようで、伊東按針祭での花火で合間に多少望遠にして客船飛鳥II(距離300メートルほど)を撮ろうと思っても全くピントが合わなかった。手動にするしかない。花火の本番でオートフォーカスにはしないので、何百メートルから無限の範囲で合わせてくれてるのかも不明。やり直しができない花火で実験はしたくない。




・画質(解像度)はそれほど高くない

 花火の写真を撮るようになってからビデオは4Kでも「画質悪いなー」って見てるんだが、普通のハイビジョンに戻ってみたら、やっぱり4Kのほうが綺麗だった。それでも4Kという感じが乏しいのはレンズの責任かもしれない。レンズは今までのハンディカムと同じ程度の大きさですから、4Kに耐えうる光学解像度をもってないと考えられる。この点は最初に発売されたAX100のイメージセンサーおよびレンズの大きさが物語ってるのだろう。




・フォーカス(ピント)があわせにくい

 いくら花火で広角だからって、夜だからゲインアップされている。絞りは常に開放状態、マニュアルフォーカスでは300メートルの次は無限と表示されるが、その表示が変わるまでの「遊び」部分でも内部的にフォーカスが変わってるようには見えなかった。もし変化してても2倍拡大表示しゃ判別つかず。

 花火では撮影範囲が広いのと、1つの花火自体が何百メートルあるためピンボケが考えられるが、撮影後に見るまで現場ではどうしようもない。正面ならまだしも斜め撮りであると距離が長くなる。

花火だと背景が真っ暗だから花火の光跡全体にピーキング表示が出てしまうため、ピントの山がつかめない。

 ハイビジョンになってからは、夜間で広角となると2倍表示(マニュアルフォーカス時に2倍表示にする機能がある)ではお話にならない。被写界深度が違うが、キヤノンの一眼レフなら5倍、10倍拡大機能があるが、10倍が重宝している。

 しつこいが、撮影中に外部モニターが使えず(録画開始すると外部出力が停止する)、2倍拡大しか使えないとなるとオートフォーカスのほうがマシってことに。ワイドコンバージョンを装着して数値があてにならないとなると画面しか判断材料がなくなる。

 少しの救いは録画中でもフォーカスリングを動かせば2倍拡大はできるってこと。録画を開始すると拡大できなくなるカメラが多い。これを外部モニターが持つ拡大機能で補完していたのだ。同時出力できると全体を見ながら、拡大画面も見ていられるから。



・オートフォーカス(AF)の範囲指定(範囲制限)機能がない

 これがあるビデオカメラなんて聞いたことがないのだが、中途半端な機能は写真の望遠レンズには付いている。カメラ本体で範囲指定できるのがα900に付いているらしいのだが未確認。花火でオートフォーカスが使えないのは移動物体だからというよりも花火が消えて真っ暗になるとピントを探してしまってピンボケになるからだ。デジカメのAF駆動方法だと無駄な距離まで探すのが問題。

 例えば、1m-2.5m / 2.5m-無限 と2段階範囲があって、3-4m または無限近くで使ってると、設定距離がありすぎて無駄。写真であっても後方の無限に突き抜けてしまうことがあるため使いにくい設定。前と奥の範囲を設定できればとずっと思ってるのだが、なぜか実現してくれない。今の範囲が大きすぎるだけだから指定は厳密である必要ない。レンズが交換できないビデオカメラ(カムコーダー)の場合にはレンズごと固有情報を持たずに済むから楽なはずだ。

 デジタルカメラの動画モードでもオートフォーカスが写真と同じような動作だと、現在の位置から前後を判断して動作させればよいところを、いったん至近または無限に移動してからピントを探す動作を行うため、撮影中に一時的オートフォーカスすら使えない状態。だから最初から動画を想定していると、ニコンもキヤノンも駄目でパナソニックを選びたくなる。ソニーのデジカメは他社に比べ動画参入が年単位で劇的に遅れたり、NEXの発熱から時間制限があったりと消極的なのでビデオカメラしかない。



| emisaki | 23:10 | comments (0) | 映像音声::ビデオ機器 |
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