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熱海の今後をまじめに考える 連載 「熱海駅改築と交通」
 熱海駅前バス停留所が工事中、Atamix 熱海第一ビル(写真右上)前のところの壁に絵が貼り出されましたが、これはどこにでもある工事現場の雰囲気をなごます程度であって、私が知りたい熱海駅の計画が描かれたものではない。

 私は熱海駅前再開発とすれば写真下側に通る桃山町(熱海駅の裏 新幹線側)へ抜ける道路が邪魔であると考えたが、やっと見つけた計画案では、今まで縦に抜けていた道を線路沿いに曲げるだけのよう。そこを歩道のみとして車は遠回りさせるという大胆さがない。
平成19年の計画書の「案」でしかないので実際はわからず、最終的に公開された中に駅前の計画図がない...

 勝手に思い描いた再開発案というか希望・妄想は駅との一体構造であって、第一ビルやマクドナルドがある一角まで全て再構築する。熱海市役所サイトで見つけた案では現状とたいして変わりなく、バス、タクシーなど道路の利用がまだ非効率である。バスの本数やタクシーの駐留台数からして空いてる道路の面積が大きすぎる。無駄であり仕方がないのがタクシーの駐留で最も面積を使う。バスは時間で流れてゆくがタクシーは客がいなければ流れることがない。ということは駅に出入りするための道路を別々に使うのは大きな無駄。一般車両の一時駐車というのは曖昧なので駐車場は別途用意すべき。そして駐車を可能にしてはダメで一時停車場とすべきです。

 私の妄想イメージは駅前の圧迫感のあるビルの体積を平坦にすること。バスやタクシーは建てるビルの下。底面積が爆発的に広がる関係で低層構造にできても今より体積が広がる。高層は凹型のツインビル構造にすれば駅からの景観も確保できて、圧迫感を軽減できるのではないかと。ここをホテルと分譲マンションにでもすれば収益は出るでしょう。現にマンション建設では景観なんてあったもんじゃないし、ロクでもない業者だと熱海のためより必要以上な建物を造って金儲けを企むだろう。

決定した計画書はどこで入手できるのか? Wikipediaの「熱海駅」には、

  >バスターミナルは2層化され、現タクシーのりばは一般車の駐車場とする予定である。
  >桃山方面へ向かう桃山ガードの連絡道も伊東線沿いに付け替えられる

と書かれており、私が見た計画案では駅校舎が現在の改札口と伊東線のホームと同じ高さで2階建てのようには書かれていたが、バスターミナルが2層構造なんてのは初耳。タクシーのりば、桃山方面への道路は計画案通り。


 駅周辺のマンション建設によっての通勤客はともかく観光として熱海駅の場所が的確だろうか?熱海駅を降りて土産物屋はあるが目的地はどこにある? 過去の繁華街、温泉宿の分布からして、熱海駅はどうして今の位置なのかという疑問。

   来宮駅あたりが熱海駅であったほうが便利

 都会の人間の時間軸では、いつ来るかわからない伊東線を待つよりも東海道線に来宮(または仮に西熱海)駅があって、そこまで行ってくれたほうが便利なのです。昔の方が土地収用が安易だったはずなので、どうして熱海駅が今の位置なのか謎。
 JR東海とJR東日本でやっかいだ。来宮駅はJR東だが、隣の東海道線線路はJR東海、ここに駅を作って東京からの東海道線が直通で来るとかなり楽になる。今の来宮駅では電車が止まれない。


・函南方面へICカード(SUICA, TOICA)が使えない問題

 ずっと前から駅に横断幕のように掲げられていたが、函南より西との移動にICカードが使えない(逆も同様)。熱海駅だけの問題なのか、函南と熱海を横断する全てが対象なのか私にはよくわからない。とにかく三島から熱海の移動でも使えない。
 ICカード自体は相互利用ができても、ICカード種別関係なく接続ルートによる対応ができてないということか。分割民営化のデメリットはよく感じるのだけど、メリットって何だろう?もう25年も経過してるのに。各種事業として利益追求は感じますね。

東海バスもICカード使えないし、地方では電車もバスもすぐにこないから使えなくても困らないのが現状。

  むしろバスなら従来の回数券が使えてメリットが大きい!!

 イオカード、バス共通カードなど5000円で5350円分とかいう割引カードが始末され、替わりのICカードは利点がなくなった。都内の均一料金では乗り継ぎ割引があるが、そんなの帰りを考えたら1日乗車券のほうが安上がりなんだ。よってICカード化によってトータルで払わされる金額は増えてしまった。
 磁気きっぷやカード差し込み型のプリペイドカードのほうが著しく反応も早いため改札口通過しやすかったから、ICカードが楽なんてことはない。物販もSUICAタッチよりKIOSKのベテラン店員のほうが数段早い(既に売店縮小でベテラン店員もクビにした)。ようするに飲料水をPETボトルにして大幅に値段を吊り上げたのと同じ、便利の断片を唱って実は儲ける方法だったと考えられる。


・湘南新宿ライン

 繁忙期の一時期における熱海駅までの延長だが、客数だけを数えて都合良く考えるのは間違っている。乗車人数ではなく、どこから乗車したかのほうが重要である。新宿、ましてや大宮、高崎などから熱海まで乗車する人がはたしているだろうか? 青春18きっぷが使える期間に在来線で安く行こうと思う部類には価値があるが日常的ではない。

 それでも何人かはいるだろうが延長する理由にはならないでしょう。横浜より先で乗るなら東海道線快速アクティー相当なので目的地が停車駅なら来た電車に乗るだけのこと。利点を語るならば横浜駅より手前から乗車し、熱海まで来ている人数がかなりいると証明しなくてはならない。通勤客なら毎日のようなことで重要であるが旅行客は一時なので乗り換えに抵抗感が少ない。そして旅行客には今でもスーパービュー踊り子があるし新宿からなら小田急で小田原まで安価に行ける。

 よって熱海駅で何人乗っていたなんてデータを路線延長と結びつける意味がわからない。 そんなことより特急スーパービュー踊り子の料金を下げたほうが効果があるだろう。今の通常料金では馬鹿らしくて使う気にならない。新幹線こだまは1時間に2本あるし、あまり値段差がなく遅い特急を使う理由がない。新幹線ひかり号の停車要求したところで価値はないだろう。

 ・東京→熱海 片道通常
   運賃のみ1890円 (約1時間50分)
   特急踊り子 自由3190円 指定3700円 (1時間20分)
   特急スーパービュー踊り子 全席指定4070円 (新宿からは1時間30分)
   新幹線こだま自由 3570円・指定4080円 (通常49分)

  ※これは熱海までの話であって、乗り換えなしで下田方面まで行きたいなら違ってくるでしょう
  ※スーパービューでない踊り子は車両が東海道線より古くて価値がない


 このように考えてゆくと、湘南新宿ラインの熱海までの延長が必要かどうかは、熱海へ来る観光客ではなく、熱海から出かける通勤客が新宿方面にどれだけ行くがのほうが決め手となる。熱海市の人口からして議論するまでもない。だから藁をも掴む願いでしかなく、もっとほかのことに労力を使った方がいい。


・東北縦貫線 (東京駅~上野駅)

 鉄っちゃんから聞いて知ったのですが、東京駅から上野駅の東北、常磐線と東海道線の空きを接続する。東京駅から上野まで狭くて東北新幹線まで作ってしまったのに、どうするのかと思ったら新幹線の上に通すよう。なんか工事しているのはそのためでしょう。品川と田町の中間駅が報道される以前から品川あたりも工事が忙しいので変化がありそう。

 神奈川・千葉(房総半島)は総武横須賀快速、神奈川・埼玉が湘南新宿ライン、そしてこの路線によって神奈川・茨城の接続が容易になるのだが、実のところは大規模移動ではなく、都心の通勤客が東海道線など東京駅から山の手線に乗り換え、また上野で常磐線に乗り換えるのが劇的に面倒くさいだけ。プラットホームまでの移動が長いので直通でなくても東京から上野まで同じホームから移動できるだけでも嬉しい。だから観光として過度な期待はできない。


・海上ルート

 日本どこでも掘れば温泉だが千葉には温泉というイメージがないので、房総半島のどこかと熱海にジェット船ルートがあったほうがよさそう。この移動は電車よりはるかに早い。現状の定期路線だと大島(伊豆大島)を経由する路線しかない。例えば木更津・館山と熱海の海上ルートは直線的で電車や東京湾アクアラインを使うより劇的に近い。それでも予想客層からして時期限定でしか利用者はいないでしょう。

 東京からの海上ルートには値段、時間、便利さ等々利点が見あたりません。私は都民なのに伊豆大島に熱海を経由したのはそのためです。高い料金を払って時間がかかるのに乗る人は単なる船に乗りたいからしか考えつきません。ごく少数派を考慮する必要はありません。
間抜けすぎる。もっと建設的な要望を出して欲しい。


・公共交通機関の割引(周遊券、一日乗車券など)

 これは意味がある。いまでも相当数があるが知名度が低い。特に「箱根」というキーワードが付いているから熱海で使えることが知られてない。私は旅人なので調べているだけだが、前に当ブログで書いているよう、JR東日本「踊り子箱根フリーきっぷ」、伊豆箱根バス「箱根スマイルクーポン」など箱根から熱海の周遊には便利である。小田急の周遊券では熱海へつながらない。

 私は800円の湯~遊~バスは不要であると判断している側だが、それに替えて必要だと思うのが既存路線バスの一日乗車券。市内で一度利用する料金が200円程度だから一日乗車券は500円が妥当でしょう(※)。東海バスと伊豆箱根バスの2社があるが、この問題はなんとかなるだろう。湯~遊~バス事業の損失補填をしてやってまで運行する必要はない。 何かイベントがあれば臨時路線を運行したり、バスがない場所にはタクシーの割引チケットでも発行してくれたほうがよい。
(※下田ぐるっとワンコインバス 12月20日~3月11日 500円。あくまで例)


   平成23年度湯~遊~バス運行事業予算額は 2274万円!

 熱海市観光基本計画は都合の良い時期の統計で湯~遊~バスの利用者は増えていることになっているが、2011年 熱海方式事業仕分けでは利用者数は減っており、民間圧迫など必要性が問われている。

 私が知るような地域で このようなバスは、役所は無税など優遇措置で支援し、運行費用は民間が行っている。市内の主要な施設や旅館がお金を出し合って周回させて出迎え車両を減らす効果も生まれた。当然ながら送迎利用は無料である。2274万円もあるなら、このような業態につぎ込んで欲しいものです。


・「踊り子箱根フリーきっぷ」は震災後販売休止のまま平成23年6月販売終了となりました。
・「箱根スマイルクーポン」は平成24年(2012年)4月1日より「箱根旅助け」と名称が変更されました
| emisaki | 12:44 | comments (0) | 熱海::考察 |
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