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ぶろぐん

杜の都のイチョウ伐採報道
 広瀬通のイチョウ14本が伐採されるとかで仙台は揉めているのだとか。仙台って都市だと思ったのだが田舎政治だ。公共交通を充実させて、車両の通行を減らすのが都市で行う政治である。

 広瀬通のイチョウ伐採して車線を増やすことに意味はあるのか? そして、社会の一員ならば感情論で賛成、反対しないことだ。
(※ 伐採予定は広瀬通のイチョウ。現場の写真を撮ってないためイメージ画像として定禅寺通りを使用)

ひとまず定禅寺通りではないから観光に影響はなさそうで、やれやれと。

 もし、定禅寺通であるならば名古屋で例えたら久屋大通公園を潰して道路するようなものだが、対象である広瀬通のは道路中央に遊歩道もない中央分離帯のイチョウである。

 東京都のマークはイチョウの葉っぱだ。東京で問題になるのは桜の伐採だったりするが、一部ではイチョウもある。ただし、秋に実が落ちて非常に臭いとかいう理由だったり葉っぱの掃除が大変とかいう自己中な理由やら、今回と同じよう道路拡張による伐採もあるがあまり問題にはならない。
 たとえば老木であったならば折れた枝で重傷者も出ているが、それでも反対するおかしな奴らは日本中にいる。多くは感情論で論理性に欠けるからマスコミの論調にも流されてはいけない。仙台市の場合は樹齢60年ぐらいで大木であっても人間に例えれば幼児で危険性は少ないから単に邪魔になっただけ。そこで伐採を景観という感情論で反対しては正当な議論は無理だ。自然の山はすぐに切り開くくせに、人間が作った人工自然で騒ぎなんて笑えない。元から自然な場所ならともかく、既に人工都市であるとして考える必要がある。

排ガスのど真ん中に植えておきながら何を偉そうなことをと言いたくなる。
植えるも切るも人間の都合じゃないか。

 東京を例にしたので、ついでに文句を書くと、東京駅から皇居までの道が改装された際に、たいして混雑でもなく通行の妨げでもない道の街路樹(イチョウ)の多くがなくなった(移植か伐採かは不明。道路は3車線から4車線になり遊歩道が狭くなった)。東京にしてはだだっ広い道で中央が遊歩道である。再度、植えられたのは枝の広がり、幹の太さからして違う木だし本数も少ない。このとき工事は知ってたが、なんら苦情、異議があるという話は聞かずに工事は完了してしまった。
後になって「なんじゃコレ」って事業は実に多い。だから事前に揉め事になるのは不幸中の幸いである。



 さて、仙台市の伐採地点の手前でJR線を渡る橋が1車線×2(対向)だったところ2車線×2となった。伐採場所の道路は以前から3車線×2、交差点で直交する道路も3車線×2である。先の勾当台通りも3車線×2。伐採箇所だけ4車線にして意味があるのかデータは開示されているのだろうか。例によって工事ありきで、正しく調査されているかも怪しい。

 テレビで14本と報道されたが、12本+2本という情報もあった。2015年8月時点の画像で中央にあるのは12本しか見えないが、報道から場所の認識は間違っておらず、駅前通りから愛宕上杉通り、たったの1ブロック 200メートル弱でしかない。勾当台通りとの交差まで4車線×2にしなければ意味ないだろ。だが、愛宕上杉通りから勾当台通りまでを4車線にする幅がない。広すぎる歩道を縮めるしかない。


 この伐採問題のついでに、いろんな政治家の反応を読んだのだが、ブログだけでバリバリ右翼思想だとわかる奴がいたり面白いこともあった。真っ当な市民なら右も左もお断りだからね。伐採に至る事業では仙台市より上に立つはずの国会議員であろうが道筋も示さず政治責任もないひと事に近い書き込みには呆れた。話題にはあげても感心がないか、真っ当に考えている政治家の書き込みを見つけることができなかった。見つかるのは多数派市民の感情論に乗っかったものだけで実に政治家らしい行動だ。混雑が激しいからという市民の意見はどこへ?

 地方がこのような問題になるのは、周辺の道路も広いから問題にならないところを狭い地区に車両が集まりすぎるから。そして違法な駐停車による1車線が使えなくなる理由もあるかと思う。道路が狭い東京都と比べたら路上駐車の取締が甘いのかもしれない。
 荷物運搬ではない自動車の依存率が高すぎるのでしょう。そのような点を政治はなぜ解決しようとしないのか? 臭いものには蓋をするような対応しかできないから、道を広げればよいという安易な考えから邪魔な木を伐採という流れにしか考えつかないのである。

 街づくりならもっと多角的に考えるべきであり、遺伝的に都市に不慣れな住民の意識を変えることも必要である。自家用車を持つなではなく、いつ、なんどきでも使うような車社会から脱すること。

 仙台市の人口は100万人ちょっと、東京都のお隣の川崎市は150万人弱で電車は東京から放射状に伸びるため横の移動が不便なのが東京近郊である。横浜市においても同じだが、電車がなくても路線バスの充実度が仙台市と違う。仙台駅から近くの主要部はやたらと便利だが、仙台駅~県庁など数分に1本あるのと比べ、ちょっと離れると1日1~2本と超ローカル路線に転落するから自家用車を使うことになり、路線バスが廃止という悪循環だろう。テレビ番組ローカル路線バスの旅で年々と徒歩区間が増えることが現実を表している。人の行き来は昔のように山や川となる都道府県市町村の境に阻まれる。

 試しに仙台駅から見て北西~北東部の傾斜地の住宅地で調べてみたが、路線バスの時刻表を見る限り不便である。住居からすると地下鉄が通ってるほうが近代の新興住宅地らしい。過疎地じゃないのにバスが少ないってことは使われてないことを意味している。どこか通勤するにおいて自家用車であると。複合商業施設にしても巨大で7階建ての駐車場があった。渋滞緩和は難しいそうだ。

 川崎、横浜の場合は都市部が並んでおり、通勤通学者の率が高い東京近郊と仙台を比べるわけにはいかないが、公共交通の充実は無駄な自家用車の利用を抑えることにはなっている。公共交通網は高齢者社会という点でも重要。まわりまわって中心部で今回のような問題が起きるのではないだろうか。

 多く行く場所ではないが、過去より行くたびに仙台駅近くの道路は混雑してた。だからって他の都市と変わらない。たぶん渋滞に慣れてないからだと思われる。自分らが自動車を使って渋滞を引き起こしているのだから、我慢しろよと思う。

 私の勝手な見解としては、何事も断片でしか考えられないお役所仕事。一部の拡張では意味がない。渋滞緩和なら他にすべきことがあるとの結論。

| emisaki | 2016-06-23 Thu 22:48 | comments (0) | 大衆媒体::社会 |
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