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EN-EL15 純正と互換
 ニコン EN-EL15 充電池が早くも純正2本、互換2本体制となった。これで一泊くらいのイベントに余裕で耐えられる。買ってから実験でわかったが静止画のみなら2本で十分だ。旅先に充電器を持っていかない方法を選んだのには充電器に問題があったから。電池側の設計にも至るわけだが他社の多彩な電池と異なりEN-EL15は片側にしかロック機構がない。そこから充電器が電池を包み込む形状となり小型化を阻んでいる。ニコン MH-25a 充電器はキヤノンの LP-E6 充電器(LC-E6)とほぼ同じ大きさに思うかもしれないが収納できない突出したプラグがある。電池の形状設計を間違わなければ充電器をもっと小型化できた...

・誰が組み立てたかより日本製の電池セルである意義

 最初に、サードパーティー製品は業務用・放送用では当たり前である。電気的に排除する機構を組み込んだりするのは民生機のみだが、それにはいくつかの理由が考えられる。利用者が素人だけに使い方で機器側に問題がないのにあれこれ言われることへの対策や、互換品自体の品質が悪すぎることからの数々の問題を避けたいからだろう。販売店などのクチコミを読めば自己責任もできず知識も低レベルなことがわかる。


 さて、中身がどの製か不明だから いつしか MADE IN ~ だけじゃなく組み立てと中身を個別に表記したのだろう。純正品は電池が日本製で組み立ては中国だと書いてある。昔ならこの場合は MADE IN CHINA としかならず使ってみて判断することになった。

更にここでの疑問は「日本メーカー中国製」って部品に関してどうなるかだ。


 かなり前に掲載済だがキヤノン iVIS HV20 から HV30 のバッテリー(BP-2L13、BP-2L24など)は不良品だと言いたいほど酷いものであって、キヤノン純正品のくせにセルも中国製で十回ほどで劣化を感じ十数回の充放電でダメになった(充電回数は毎回記載してるから確か)。BP-2L13は実売8000円くらいなのに追加購入したのも同様な寿命であったから激怒した。

 ところが別途ROWAから購入した三洋の電池セルを使用したとされる互換電池は非常に長持ちして救われた経験がある。分解して調べる必要もないくらい違いが明確であった。この件は泣き寝入りでキヤノンにケチはつけてないが多くが同じであったであろうから、次の機種から中国製だが電池は日本製だと表示されるようにもなったから奴らも失態に気づかされたのだろう。質の悪い電池で俺たち消費者に大迷惑をかけて何もなしだ。

 だから ROWA であっても中国製セルを使用したもの寿命は不透明であると考えておかなければならない。もちろんハズレ(不良品)を引かない限り出費額より高い利用価値がでる。キヤノン LP-E6 互換では劣化したなと感じるまで50回くらい充放電が可能であったから同じ回数の純正品より悪くても値段差を考えればコストパーフォーマンスは絶大であった。
 当方でのことだが純正品でも充電70回くらいにてカメラが表示する電池の劣化度が「赤」になった(緑3本から2、1と減って、赤)。劣化表示でも互換品のように使用中の急激な電圧降下はない。100回くらいは使えるのではないか。

 EN-EL15 には日本製セル(電池部品)を使った互換品がない。それに劇的な価格差がないだけにお金があれば全部純正でも良いが何かと出費があったため2本だけ互換を買ってみた。耐久性(寿命)に関して報告できるのは先になる。もし半分くらいの充放電しかできなかったら互換品の価値なしと判断することになるが1年以上は経たないと結果は出せない。

> キヤノン LP-E6: 純正 6680円、互換 1500円
> ニコン EN-EL15: 純正 3980円、互換 1780円 (投稿時点 安値)

この感じだと EN-EL15 の場合は純正品でよいとの予想。





・中国製セル 寿命以外の不安

 ニコンD500が発売されたとき所有者にはニコン自身が旧型EN-EL15と新型を交換すると発表したように、D500では高速連写や4K動画撮影によって過去より大電流が必要だと想定され、それに対応できる電池特性がなかったのだろう。

 これは中国製セルだと顕著に表れ、「4Kビデオカメラなら純正品電池を買え」と書いたように互換バッテリーだと電圧降下が激しくなり容量が残ってようとも早期に電池切れと判断されて使えなくなってしまっている。互換バッテリーは短期の断続的なら使えるが連続的な用途には不向き。

 尚、ニコンD810ではそれほど時間当たりの電流を必要としないためか、連写でも動画であっても純正品との違いは今のところ感じていない。




・カメラが違っても同じ電池であること

 旅行で女性はやたら荷物を増やすが、私は1グラムでも減らすことしか考えてない。緊急時に現地調達できるものは最初から持って行かない。昔から宅配便も利用しているが、移動しながら使うカメラ機材はホテル直送には向いてない。

 ソニーのビデオカメラでは別の機種で同じバッテリーが利用できる。実際には NP-FHxx というのと NP-FVxx は電気的に互換で形状もほとんど同じであり、ちょこっと切り込みを入れれば使える。それで機種ごとに余裕をもった利用量のバッテリーを持ってゆく必要がなく、全体的に考えられる。

 同様にキヤノンの LP-E6 では他社の外部液晶モニターが利用できるようにしてくれてるため互換が取れている。ATOMS Shogunはソニーのビデオカメラ用バッテリー対応だし、Blackmagic Video Assist 4K は LP-E6 が利用できる。

 電池ではないが端子類でも勝手な仕様ってのは利用者にとって大迷惑。通称アクセサリーシューでソニーのデジカメとビデオカメラには暗黒の十年があった。まだ現役で動いてるのがあるため同一メーカーで互換性がとれてなく迷惑である。

 写真機って昔から他社製品と連携する概念だったのに閉鎖的になり消費者を無視し始め、家電企業になると更に酷くなった。ソニーとパナの参入は善し悪しの両面を活性化させたが、飛び火してるところが迷惑なのだ。

 放送業務で使われるようになって便利になったのが変換アダプターの登場である。放送用ENGカメラ用のバッテリーでおなじみのから業務用で一般的なバッテリーやLP-E6に変換するアダプターが発売されてる。業務用や民生品でもUSB給電が可能なスマホなら市販外部バッテリーが利用可能だが、小規模業務からハイクラスアマチュアが使う世界ほど閉ざされている。望むなら乾電池みたいにメーカーを超える互換性があれば…。




余談

 何度も繰り返されているのだがバッテリーが行方不明にならないことを祈る。なぜなら花火大会観覧場所が暗闇の草むらだったりすることがよくあるからで、終電に間に合わせるため急いで荷造りしてダッシュしたりと確認を怠る事態がよくあるから。夜祭りとかでもなくしており、電車に乗って判明することがあった。ビデオのバッテリーは湯河原でなくしているし、よく小物が行方不明となっているが、おっちょこちょいというよりか切羽詰まってのこと。だから時間があるときは帰る前にライト照らして周辺チェックは怠らない。

| emisaki | 2017-02-04 Sat 18:38 | comments (0) | 旅・散策と行事::記録 |
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