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雑誌のインクカートリッジ代の話題を私なりに
週刊誌にあったインクカートリッジが、なぜ高いって話題から広げて

 私が始めて使ったプリンターは学生時代のバイト先でドットインパクトプリンター、いわゆる自動のタイプライターみたいにインクの染み込んだリボンを上にして紙に打ち付けて印字する。パソコンが家庭に浸透してない時期だから事務用と家庭用の境界線が曖昧だから会社で大活躍してた機種。1行137桁(文字)だったか50cmくらいの幅の連続用紙を入れるが、インクリボンは定価3千円くらいで徐々に薄くなってくるものの長く使えるものだった。同時に使ってたIBMのオフィスコンピューターではインクリボンカートリッジの中身だけを買うことができたため、本体の値段は高いがランニングコストは安かった...

 自分で買ったのはPostScriptレーザープリンターで日本語フォント5書体版が100万円(*)。なめとんのか!って値段だが、先に買ってたアップルMacintoshが、もろもろ追加で300万円を突破していたため自家用車かMacか選択の時代だった。機械が高いから麻痺してたのもあるが、トナーなんて粉が実売で5万円くらいだった。インクジェットプリンターが現れる前から詰め替え業者がいたのはレーザープリンターやコピー機のトナー。
(* PostScript対応と書体が高額であるので、プリンターとしては30万円くらい)

しかし、ろくでもない商売が本格化するのはここから

 キヤノンがバブルジェットプリンターとか言い出し、ALPSがインクリボン式の熱転写カラープリンターを推して来た。プリンター本体は10万円くらいに落ちたが、インクカートリッジが1色1000円以上と高価で、すぐなくなるから業務として使うと本体の代金を越えるのも早い。それに本体の耐久性が著しく悪くなった。今でこそ使い捨てレベルの本体価格だが、当時から壊れやすかったのである。

 会社で何台買って何台も壊れまくると酷すぎて、高額の専用機を買うかって話も出たくらい。ところが、当時ヨドバシカメラがセルフサービスの出力をやっていたため入り浸ってましたね。ピクトログラフィ A4 1枚800円で、わざわざ新宿まで行く時間はかかったが、400万円くらいの本体を買うよりは総合的に安かったわけ。見た目は銀塩写真そのものだし、当時のデザイン印刷屋で最高水準だった熱昇華型プリンターだとA4で3000円、その後に本体ごと安くなっていたが、それでもピクトロのほうが安かった。

 エプソンが後発でインクジェットに参入してキヤノンと2強か? 早くからブラザーもいたが性能じゃなくPC業界へのチカラがなくて負けたのだろう。複合機はブラザーのほうが早かったと思うんだが?それに黒インクのみで印刷できたのもブラザーだったような。客から相手にされないのはソーイングミシンのイメージが払拭できなかったのだろう。だって映像音楽家電しか作ってこなかった会社の冷蔵庫とか出たとしても買わないだろ。それはそこに冷蔵庫のイメージがないからで性能を評価した結果ではない。

 反対に、分野的に素人に近いメーカーなのに性能を評価せず社名が有名だからって買ってしまうのも一般人の仕業である。よく知ってれば「他社を買収しただけの素人のくせに」と思うことがよくある。例えばLEDなんて世間が社名を知らないようなところのほうが本職だ。某社を選ぶのはお門違いだっての有名電器ブランドだからって買う見る目がないのも、先に信用ありきの日本人の特徴。だから性能が悪いのを買ってるのにも気づかず、客を踏み台にしてから性能が上の企業を買収したりするのが某大企業がよくやる手じゃない。

客がなめられてる時代なんだから、行列ができてるからって自分も並んだじゃダメでしょ

 うるさい人たちがいる業界だけ、なぜか「日本製」がもてはやされる。信頼性があって売れればそんなに割高にはならない。ところが世間は安いからって某国製を買ってきたのが国内メーカーを陥れた理由でもあるが、日本のメーカーなのに某国部品を使って信頼性をなくしたのもあり信用をなくしたのは自業自得だ。

 世界の先進国のネットの評価をみなよ。自動車にしても家電製品にしても評価が高いのは過去の日本製品である。自国の製品が酷過ぎる連中だけが日本製品を必要以上に評価しているにすぎない。

 日本製品って日本人のモラルと同じ、酷い性能から始まって最高まで昇り詰め、成熟期を過ぎてからは下降路線に入ってしまった。職人も今の人がいなくなったら壊滅する。そこらで家を作ってる大工だって職人じゃなく、工場で機械が作ったのを組み立ててるだけにすぎない。仕事にプライドが持てないってことは、いい加減な仕事しかできないってことなのだ。ほぞ、つぎ、なんて彫れるとは到底思えない。きっとテレビ番組で古民家など職人に習って勉強し再建してたTOKIOのほうが知ってそうだ。



さておき、

 インクジェットプリンターが出た当初から、汚い商売のやり方は内部から聞こえてきていた。会社が大きいほど情報は漏れやすいですからね。だから、本体じゃなくインクと紙で儲けるとハッキリ聴こえましたね。

 雑誌記事では、インクカートリッジをボッタクリ同然価格にすることは業務用のコピー機からの悪しき慣習のように書かれてるが、当時、販売会社にいた知り合いの売り込み方を思い起こすと合致する。コピー機やファックスを原価割れしてでも納入してたから、紙とトナーの売り込みで長期的に儲けるから本体で儲けなしどころか若干マイナスでも構わなかったわけか。

 大きな会社は複合機だが、小規模会社のファクシミリは熱転写ロール紙からインクジェットに変わってきた時期で、似た機器は家庭用としても売られていたが、そのインクがクソ高い!パソコンのが1000円で高いって言ってるのにファクシミリ専用機のは黒だけで小さいのが6000円だった。


 個人的に買ってきたインクジェットプリンターも、「キヤノンタイマー」と言ってやるべく定期的に壊れていた。個人用だから、DVDレーベル印刷とか、旅のときに地図を印刷するくらいだから酷使されてないし、長期放置もしていない。延長保証でも入ればと思うのだが、安物が1万円になってるのに修理対応に何千円か送料と待ち時間を費やすなら、それが寿命だと考えるようになった。

 過去に写真を掲載したことがあると思うのだが、毎度、壊れるごとに分解して中をのぞくと酷い有様。インクが吸い取る場所から溢れてるし、周囲にも飛び散ってる。本来、綺麗であるべき部分にまで、なぜか飛び散っているから壊れても当然かと思う。電子回路もあるわけで、接点は隠しようがないからショートを引き起こす可能性もゼロではなかろう(それは純正インクだけ使っていた時代からだから、互換品を悪者にはできない!)

 DVDレーベル印刷は特にインクを捨てまくる通称清掃行為が頻繁に行われるから減りがやたらと早い。展示会で「印刷を失敗するわけにはいかないから」とか訳のわからない説明をされたことがあるが、DVDレーベル印刷って自分で作ったものだからやり直しが効くわけで、下手すればA4の写真用紙のほうが高いんだから筋の通らないことを言うなと思った。

 ということで、1~2万円のプリンターで、純正インクを3回くらい交換したら本体の価格を越えてしまうから長らく純正なんて買ったことがない。数年前に純正と互換インクを使って同じ画像を印刷したものがあり、色抜けの傾向に違いが見られるがどちがか良いとか悪いとか言えない。品質は用紙の違いのほうが大きく、空気に触れてると変色が酷くなる。互換インクで数回補充し、2年くらい動いたらOKと思うことにしてる。CMYKに顔料黒とグレーの6色だから純正だと交換に5千円かかる。5回交換するとして、それがメーカー保証を捨てて互換インクを使って4000円で済むなら2年で壊れたとしても買いなおしたほうが安いでしょ。家庭での使い方をしてると、大部分のインクは清掃として捨てられるんですから。ノズル清掃しないと詰まるしね。

本体は高くてもよいが壊れにくく、ランニングコストは安いという真っ当な商売は成り立たないのだろうか
| emisaki | 12:52 | comments (0) | 生活::電化製品 |
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