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FDR-AXP35使用記#8 操作問題点その2
 内部の処理が高速で楽な操作といえば一時、テレビ録画機に PlayStation の操作方法をもってきたが、あれは大失敗だったと思う。早くてもくだらん操作が増えすぎた。それと同じような無駄をやりはじめたようだ。数年間も変わってないところが問題で「変えたらいけない」に縛られて「改善」する機会を失ったのだろう。

 FDR-AXP35 としてるが、多くの場合で FDR-AX30 や現行ハイビジョンのHandyCamにも言えることである...


 元プログラマーから予測できることは、「“つぎはぎ” で作ってる」のだと。だから利用者ではなく開発者の都合によって作られている。これは本末転倒だ。ソニーに限らず現代の開発者どもに言ってやる言葉として Apple Macintosh で言われてた言葉がよいだろう。

使って天国、作って地獄

これをもとにマック(Macintosh)のGUIの使い勝手は最高だったのである。製作者が楽をしたらロクでもない製品しか作れない。
多くの機種を作るから部品だけじゃなくソフトウェアもモジュール化して使いまわさないといけなくなってるのではないか。それが利用者の利便性を犠牲にしてると思われるから文句があるわけ。モジュール化すれば検査も楽とは客に関係ない話。


 実は使ってみてから FDR-AX100 にすればよかったと後悔した。AX100ならレンズ周りに2系統のダイヤルがあり、露出系統とフォーカスが個別に操作できる。絞り、シャッタースピード操作の切り替えもメニューじゃなくボタンがある。FDR-AXP35の本体重量が軽いならあきらめもできるが、すごく重たいんだよ。大きさはハードディスク時代に戻った。ならばAX100のほうが操作しやすいだけ許せる。FDR-AXP35は重たいに加え太ってて持ちにくいため中型機より持ちにくく思う。HandyCamでも重たかった HDR-HC1 より持ちにくい。

 操作系統はボタンが足りなくてもタッチパネルがあるので可能にできる。内容によっては操作性の特許に関わってくるだろうが利用者として必要である。ズームが押しボタンである必要がないと目から鱗が落ちたのも Apple iPhone であった。近年のソニーでそれを感じたのは 空間手ブレ補正 のみで、毎年のように衝撃を感じた時代は遠い彼方へ。


 個別にボタンがなくてもメニューで操作できれば良いのだが、FDR-AXP35 の致命的なのがマニュアルに切り替えても、その設定を離れるとオート(自動) に戻ってしまうことだ! これには開いた口が塞がらなかった。だから、フリッカー対策でシャッタースピードを1/50または1/100秒に設定して、明るさを調整するで絞りを操作するとシャッタースピードが自動に戻ってる!

ようするに、
FDR-AXP35 には本当のマニュアル設定がない!

 “マニュアル設定”と書いてあるが、実際は 絞り優先AE(自動露出)、シャッタスピード優先AE しか存在しないのである。後の明るさ調整は変更できる設定と感度を使って行われている。もしかしてと思って AGCリミットを 0dB と固定にしてみたが何も変わらず AE モードが維持された。

   シャッターと絞りを同時に手動に設定できない

 操作系統が用意されてないので同時に操作することはできないが、別々にでも設定できない(勝手に自動に戻す)ことは軽めには余計なお世話、本当の気持ちは呆れ返ってる。


   頼むから 道は閉ざすな!


 彼らの矛盾を突くが、素人用だと言うべき操作体形をなしていない。 露出の基本なら、感度、絞り、シャッタースピードであるが、AEシフト、カメラの明るさ は複雑にしていないのか?

   こんなことだからデジタル一眼カメラの動画に移行してしまう

デジカメならフルオートも完全手動設定も、いまなら場面に応じた多彩な設定もある。劣っているのは(レンズ操作)カメラワークだけになってしまったのだ。


 使い方がわかってる側から言うと、感度も手動であるべきだが、動画だからシャッタースピードを長い露光時間にするわけにもいかず、操作系も不十分なので感度自動は仕方がない。少なくとも AGCリミット があるから夜景とかでも勝手に感度を上げてノイズ画像にされずにいる。

 感度アップが業務用機みたいにスイッチで +9dB +18dB とかだと急激に切り替わるため撮影中に行えないが、自動だと、なだらかに調整されるから違和感がない。業務用だとしてもレンズはF値で表しているのに、感度がdB(デシベル)ってアホかって思う。ビューファインダーで見えてるからのようなところがあるが、「1/60秒、Fいくつだけど、9dBって何段分だよ!?」って疑問にならないのがビデオカメラマンという人種。そもそも業務用だろうとビデオカメラは感度表記自体に統一されてないのかな。

 普通のビデオカメラには書いてないがシネマ4Kカメラの仕様書を見たら感度がISO1250と記載されていた。もちろんビデオではおなじみだが古臭い表記もあり、2000lx T11 うんぬんなんて、こっちからすると 2000ルクスで T11 まで絞れますよーと書かれても、だからなんなんだ?としか言い返せない。100ルクスだったらどうするんだという方程式がわからないからだ。何ルクスかは照度計があればわかるし写真用のより安価だが、たぶんスッキリした計算式などないんだろう。

( F値は単純算出でレンズの透過率を考慮してないがT値はそれらを考慮した値。だから同じF値でも古いレンズと新しいレンズでは明るさが違ってるが、T値なら同じことになる。F値で手動計算するとレンズによって露出が狂う。TTL反射測光ならば考えなくてもよいから )


 既に指摘したが 現実に撮影しているなら搭載されてる「逆光補正」なんて使えないことがわかる。使えるのはたいしたことない逆光のときだけで、太陽なんて映り込まなくても強烈な光量差になるから用意されてる逆光補正なんて使い物にならない。カメラマンじゃないのが家電を使って撮影するからテレビ番組でさえ見ることがあるが、背景が明るい室内で誰かを映して顔が暗いなんて失敗はありがち。

 窓ガラスに太陽が反射してたら大変だが、単に明るい壁に太陽が当たっているだけでも 絞り F値 で何段も補正しなければならない。FDR-AXP35 で逆光補正ONでも機能しきれないから、加えて行うにしてAEシフトで可能なのはプラス・マイナス 1EV である。ようするに、絞りかシャッタースピードたったの1段分。

 よって「明るさ」設定で対処するしかないが、ダイヤルに割り当てても電子式であるがゆえ最悪の反応だ。物理的なら、操作する速度に比例して調整されるのだが、電子式だと、それなりに回転をし始めないと反応せず、回転角が少なくとも素早く動かすと劇的に調整されてしまう。このあたり、電子化されてからかなり長い年月が経過しているのに改善されない。構造上、物理的にレンズは操作できないのだから、いい加減に手動操作と同一な動きを見せて欲しい。無理なら選択した技術(方法)が間違っていたのだ。DVの時代はまだ許せて、HDVになったとき何かが狂った。


他の重要なところは記憶しないくせに、「AEシフト」はON/OFFにしても設定値を記憶している。

だったら録音レベルも記憶しやがれーーー

オートに戻すと手動設定を忘れて初期値に戻る。電源を切って翌日ならまだわかるが直後、撮影中だろうと関係ないところが間抜けでしょ。



 こんな画面は無駄だ。もしくは各種設定したのを記憶させて一発で切り替えられるようにして、初期値としてこれらを用意しておけばよい。 動画と静止画モードを切り替えるのに必要か? ボタンがあるだろう。 ならば、ここでプロジェクターに出来るか? ボタンがあるからいらないのか! これを矛盾という。 撮影中に間違って押してしまってプロジェクターの光が出ても困るが、困るにしては他にもあるから勘ぐっても、なぜかの解答に行き着かない。

必要と無駄がわかってるようには思えない。





・GUI(画面操作性)について




 この再生画面も2013年の機種より前までは直接1画面でスクロールする形であり、縦方向で日付も分割されていた。2013年からの操作では、左写真の不要な選択画面が増えてしまった。なぜ不要かと言うと、そこで日付を選択してから右写真の画面でもスクロールさせれば別の日付の動画を選ぶことができるからだ。だから右の画面だけでいいんです。

 それとも何百個もの細切れ動画を録画する変な人への対策とでも? 何百ものファイルを作ったらスクロールが大変だが、その対策はほかにもできるよ。それより多数派を楽にすべきでしょ。


 右写真の一覧画面だが残念なことに動画像を選ぶしか能がなくなった。どれか動画を選択して再生させないと削除すらままならない。選択削除を行うにしても、どれが動画を再生させなければならないのだ! 削除は無駄なメニュー画面から「編集・コピー」に削除もあって、そこでも利用者に関係があるとは思えない選択をさせてから やっと削除動画を選ぶ画面になる。動画か静止画かなんて、わざわざ選ばせるならサムネイル画像の上に動画と静止画を識別するマークなんていらねーだろ!もーわけがわからんよ。統一性がない。

 4K選んでる状態だとHD動画は再生できないし、表示すらされない。ようするに、XAVC S 4K、XAVC S HD、AVCHDは完全にバラバラなのだ。ここがシームレスで何が悪いんだと言いたい。いちいち切り替え対応したくない手を抜きたいだけじゃないのか、もしくは最初に語ったようツギハギ構造で無理になってるかだ。利用者の利便性に問題があるとでも言うのか?

 XAVCとAVCHDの別々なディレクトリー階層構造およびファイル構造を維持するから再生画面でシームレス化ができないことにはならない。

これが技術的な問題だと言うなら、単なる言い訳にしかならんだろう。

 ソニーと関わりはないが俺がプログラマー時代にこのレベルで完成とか報告したら、冷たく「何が悪いのかもわからないのか」と上から突き返される違いない。ソフトの設計段階からしてその程度だということだ。それが今は製品化されちゃってる。いや、昔はメーカー納品のだって、どんだけ言われたことか、ちゃんとしてたよ。

売れない理由を社会情勢のせいにする前にさ、まずいもの買わされた身になってから言ってくれよ。


 始めに予想したように、余計にメニューの段数が増えたりして、行ったり来たりしないといけなくなってるのは、プログラムの“つぎはぎ”構造にあるのではないかと言うことだ。過去からのプログラムを継承していて、録画モードの違いなどの設定を覆い被せることによって 開発の手抜き を行っていると予想する。巨大なサブルーチンを使い回しちゃってる感じかな。

 矛盾しているのは、4Kビデオカメラだったとしても素人向きだと言うのならば、録画モードの切り替えがごちゃごちゃしている意味がわからない。XAVC-S だの MP4、AVCHD 及びデータレート、秒間コマ数の設定が、なんでバラバラなんだと。1画面でスクロールにすればメニュー移動がなくなる。今、この切り替えを撮影中に行うと、いちいちレンズ保護シャッターが閉じる。閉じないときもあるから訳がわからない。

わかってない人は、そのどれかにしたら何が良くて何が悪いのかもわかってないんだよ

 このあたりの設定をいじくってるとレンズ保護シャッターが閉じたり開いたりして状態(モード)が変わる操作は数年前から全然改善されない。再生中じゃないんですよ。たぶん完全に撮影をしている状態じゃないって余計なお世話でレンズ保護シャッターが閉じる状態に移行するのか、前に書いたようプログラムの使いまわしでそう動作してしまうのかだ。そんふうで、意味なく短時間にレンズ保護シャッターがガチャガチャすることがある。

   安心してください フィルター付けてますよ!

レンズ保護フィルターを付けてるのは、ごく少数派だろうけどね。

柔なレンズ保護なんてないほうが駆動部もいらないしレンズキャップのほうが強さとしても安全ですから。長年つきあわされてきて、レンズ保護シャッターが迷惑なの知ってます。うちのCX500Vなんて買ったときからワイコン付けると締め付けられるのかレンズ保護シャッターが開かなくなるし、キヤノンのでは2台ともレンズ保護シャッターが壊れた。


 腑抜けになった国内開発のことを考えると、つぎはぎ構造で バグ を減らすことができてる。過去に我々が経験したような検品、動作チェックを行わなくなったから、全て作り直すリスクは高い。前のままの部分の動作チェックは甘くできるってことだと思う。問題は起こさないが良い製品じゃなくなってる。そのくせバグを誘発しそうな、余計な機能は次々と付け、そして消えてゆく。宣伝文句として必要なだけだから。


 ソフト開発ではコンパイラが吐き出したアセンブラを追い、レジスタの値を見る。そんな時代じゃないんだろうね。「バグが出たら、アップデートしま~す」なんてロクでもない世界になっちゃったし。真の検品作業をさせられてるのは消費者なんだ。

取扱説明書は素人が書くべきであり、検品は素人に加えて重箱の隅を突ける者がしないとダメ!

 ファームウェアの更新というのは、やるべきことをやったのにソフトウェアに重大な問題があったら会社を救うために用意されたが、今じゃ、手を抜いても大丈夫くらい軽い保険にしか思えない。堕落したというか、会社の体質が開発者を堕落させた。加えて現代の学歴だけ持ってて、学のない連中。

 「こんなことは消費者には関係がねぇ~んだから、マトモなのを作れ」と言うのが当たり前だろう。いつ目を覚ましてくれるのだろうか。選択肢がなくて「仕方なく買う」、じゃなく、「どうしても欲しい」と思わせてくれないかな。1月7日が待ち遠しかった日が懐かしい。


 検品も話題にしたようメーカーが嫌がる部分であり、だからこそ我々の要望を聞き入れないのだが、もともと写真なカメラではできているのに、なんでビデオカメラになると突然ド素人向けになるのかわからない。ビデオなんて写真機よりマニアからスタートしているんだぜ。

多様性を受け入れるためには 素人用 と マニア用 の別々の操作法を搭載することである

 P/Tv/Av/M の露出モードについてもキヤノンにできていて、なぜソニーにはできないのだろうか? いや、αならできてるだろ。 このような問いを掲示板にさらすと「だったらキヤノンを買えばいいだろ」と言う奴が予想できるが、それは、雨漏りするから修理しろと大家に言ったら、いやなら出て行けと言うのと同じであり、今の若年層にありがちな低次元の反応だ。本件に関してはファームウェア(ソフトウェア)の改善で対処可能なことである。


 各社のテレビ録画機のファームウェアのバグと不出来も指摘してきたのだが、自分でテレビ録画してたら不具合に気づくだろって呆れるようなのばかりある。同様に自分が撮影で使ってたら問題に気づくはずが気づけない。バグなら修正するだけだが、設計概念から狂ってるのは救いようがない。昔はできていたことがなぜ、できなくなってしまったのか?


 そりゃぁ開発で半導体やらメカ部品と戦ってるのだろうよ。でも別の面で阿呆すぎるとしか思えないよ今の大手家電屋は。私は消費者として文句を付けるが、元開発者および自称プロのデバッガー&改善提案者としても呆れている。
| emisaki | 22:28 | comments (0) | 旅・散策と行事::記録 |
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