本件は２度目になるが、登録競争の原因となっている客の無能ぶりのほうに落胆している。なぜなら、世界遺産だのジオパークなどという名称（称号）だけで寄ってくる客ばかりだからだ。北陸新幹線も過去より続くクソ政治により真っ当なルートを通ってないため劇的には早くなってないのに客が集まる。名所なんて急に出てきたわけじゃなく、ずっと前から存在している。肩書きに踊らされる比率は日本人の旅行者のほうが桁違いに上だ。それだから何か認定を取りたがる。自然保護に名前など必要がない。結局、カネだろ...

　同様に客寄せに「日本一」ってのもあるが、以前から批判してきたよう、段数、高さ、長さなど無意味な競争が実に多い。ものづくり日本とか言われるくせに、名前に踊らされる実に見る目のないのが日本人である。良い意味で協調性はあるが悪い意味で自主性がない。

　さて、明治時代より外国から文句を言われると文化も捨てて言いなりになってきたのが日本だ。非論理的な宗教思想から文句をつけてくるような組織に“それがどうした！”と言ってやれない弱腰にも落胆している。

　こう批判してやる西洋思想だが海外観光客の称号に関わらない選択は外国人のほうがよっぽどマシだといえよう。富士山なんて世界遺産かどうかは関係ないし、そんな話とは無縁な日本人も知らないような場所にも集まってくるから私は彼らの動向から逆に日本を知らされるのである。

　本当に歴史歪曲をやってる特定のア～さんが登録に持ち込んだ件で大々的に報道されたが、あの登録組織なんてのに何十億も出すどころか、おかしな組織で存在価値はなかろう。すばらしい場所かどうかは我々が個々に決めることであり、カネ払って奴らに決めてもらうことではない！！

　たぶん地元役所や関係者に「そんなに登録されたいのか」と尋ねたら、「是が非でも欲しい」と言うだろうね。その先の理由に思い当たることが多々あるから私は呆れるのであった。ジオパーク認知されてるのに客は増えてないところ多いのを知るべきだ。客が行くかどうかは、そんなの関係ないんだよ。素人を釣るには世界遺産くらいの肩書きが必要だということさ。


客はもっと本質を見抜いて旅先を見つけたらどうなのか！そうすれば世界遺産だの何だのなんて必要ない。

そして、あの世界文化遺産登録が国益を損なったのだ！！