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熱海の今後をまじめに考える 連載 「TBS噂の東京マガジン 市営温泉値上げ」
放送局:東京放送(TBS) 放送日:2012年5月27日 13:00-13:54
番組名:噂の!東京マガジン
題名:熱海市営温泉問題!料金値上げで旅館が悲鳴

 温泉の加入料や使用料については物件を調査している段階で知っており温泉を気にしてないから深く考えなかった。そのときに思った、加入者が減ってるということは集合住宅(通称マンション)が建ってきても加入者は増えなかったんだと。水道すら高い熱海ですが、生活としてなら風呂は普通のお湯でよく、温泉を引いているのは金持ちの別荘と隠居暮らしの人達ぐらいなのかもしれないと。元々は市営源泉を使っていた宿泊施設から収入があったとして、宿から変わった集合住宅で増えるとの計算だったのだろうか? 料金については熱海市ウェブサイト、広報あたみ2月号に記載済み。

 過去から何年かごとに値上げされてきたし、予測されてきたことだろう。これからの値上げも予定されている。生活必需品かというと温泉なんてのは贅沢品ですから、現代で必需となってる電気に比べたら問題の程度は低い。そこで旅館が悲鳴ってことは市営温泉を引いている宿が掛け流しなんて無茶なことをしているのだろうか?

 熱海市の発表を見ると元から共同施設は料金が安い(家庭用はわかるが、営業用・団体用・共同用の違いが不明瞭)。  商売は使う量が多いのでのしかかるのが多いのは当たり前だ。番組で語った旅館経営者(規模は不明)によると年間40~50万円増えると。12%が50万円とすると・・・どんだけ使ってるんだ! この経費増加に伴い循環化ろ過する施設が増えるかもしれない。

 「温泉」という看板は下ろしたくないだろうから、先を考えたら循環ろ過装置を買ったほうが安上がり。放流と併用すれば、温泉を汲み取り持ち都心部の施設へ運んで循環ろ過させてる業者とは異なって思われるはずだ。いや、温泉よりも宿に先があるかを考えたほうがいい。

 以前に長野県を発端として温泉偽装問題があったにも関わらず、温泉の表記については事前にわかりにくくなっている。例えば手元にある大量の旅行会社パンフレットからは温泉法に基づく温泉かどうかは書かれているが、加水、加温、放流式、循環ろ過式などは一切わかりません。1~2日じゃ話にならないのに温泉を過大評価している客が大部分なので明確にしたくないってことでしょう。


検索で出てきた長野県諏訪市の市営温泉料金を見ると、
  2ヶ月で一般給湯 21,600円(公衆浴場 15,840円) 別途加入金あり
  下水道使用料 温泉汚水 20立方メートルまで2,612円以後1立方メートルにつき59円
と書いてあった。(あくまで例)

 熱海市では自家用 貯水槽なし湯船0.5立方メートル以下1つ、月30立方メートル以下、12%値上げ後が月額15,186円となった。マンションなどによる共同利用はこの金額より安いはず。諏訪市よりは高いが、熱海のほかのと比べて高いとは言えない。

 そう言えるのは、多くの物件を調査している段階で、その温泉使用料を知っていたからだ。自家源泉で大きな集合住宅では永久でない加入料が100万円を越えるところもあり、月額ももっと高いところは多い。熱海で語る問題としては低く、もっと考えるべきことがあるのだ。TBS「噂の!東京マガジン」は、いったい誰に踊らされてこの内容を扱ったのだろうか?いつもならある連絡いただいた方の話なんてのは一切でてこなかった。

 私が前から語っているよう 離島などリゾート地で起きた問題と同様に20世紀末までの段階で××不動産屋によるリゾートマンション建設によって旅館は絶滅へ向かうこととなり、追い打ちをかけるように頭のご不自由な議員たちによって西洋風な街に改造されてしまった。これによって熱海が熱海であることをなくしてしまったのだ!

 昔に噂の!東京マガジンでも扱われたかもしれないが、リゾートマンション乱開発前に住民・近隣宿は大反対を表明しなかったのだろうか?それとも893絡みで押さえつけられて泣き寝入りしたのか気になるところ。

 番組で熱海は宿泊料金の競争が激化と言ってるが、熱海は何事も遅いんです。そんなのは他の地域でとっくに始まってたんです。日本の典型ですけど、何かと世間の流れに対応できないんです。こういう乗り遅れでも客も失ってきたんです。でも、この競争は小規模経営には向かず旅館は下手な値下げ競争すべきではない。


 入湯税の使い方について役所のアホなところが見えた。「入湯税は市営温泉以外からも徴収しているので、その費用で値上げを防ぐよう市営温泉の維持費に回したら不公平」って解釈をさせていただいたが、そもそも税金なんて公平な使い道をされてはいないでしょ。全国各地で人も車もたいしていない田舎に現地住民が求めてるどころか怒ってる豪華な施設や道路作ってきてるんですから。こんな例を使わなくとも、温泉の税金として徴収しているのだから源泉施設の保護管理として全てが使われても当然である。課税の元の存続を危うくするようでは本末転倒だ。

 自家源泉を持ってるのは勝手であって、施設の固定資産みたいに入湯税をかけているのではなく温泉の「資源」に課税されているんだ。個人の所有物まで修復は筋違いだからこの点で公平、不公平を考える必要はない。役所は公平な使い方ってのを取り違えてはいませんか?
 税金として徴収した相手に対して公平という名の均等割のように使うという考え方が大間違い。それが正しかったら所得金額で税率が変わるわけない。納税者が平等な立場になるように使うのが公平で、厳しいところに多くつぎ込むのが当然でしょう。目的税だと他に使えないが温泉事業に使うなら何の問題もない。


 予算の配分も疑問。温泉を売りにして、温泉から徴収してるのが入湯税なのに、温泉はどうでもいいかのような配分。提示資料によると年間入湯税3億8974万円中、観光振興1億9615万円、環境衛生施設の整備1億6765万円、消防施設等の整備2294万円が既存事業に充当され、鉱泉源の保護・管理施設の整備は充当金ではなく300万円となっていた(何年度の資料かは不明)

    入湯税から逆算・・・おいおい、熱海は意外と温泉客いたよ
    入湯税1日150円ってことは1泊したら2日分か?それだと客数が変わる

 多くの人が幻想を抱いてくる温泉をないがしろにしては客も減る悪循環でしょう。温泉なくして入湯税から観光振興に50%も突っ込む意味がありません。観光振興と環境衛生施設ってのが具体的にどう使われているかだが、これは情報公開請求でもしないといけないのか?そこまで知らないと俺も強くは言えなくなってしまう。

    古い(古風)とボロい(汚い)を取り違えるな!
    観光地の熱海なら西洋風など誰が求めているのか!?

 何度も客の求めるものを書いてきたつもりだが、どうもわからないようだ。西洋風とか近代風だったら毎日見ている。なぜ、鎌倉や京都が混雑しているのか?なぜ、不便な草津(群馬)とか黒川温泉(熊本)に集まるのか? そっちを無視して何か近代的集客力を作るにしても、六本木ヒルズ・東京スカイツリー・ディズニーランドの1割でも呼べる施設の誘致も無理ですよね。

    もう観光業での収益確保は終わる気がしてきた…

 いろんな計画からも役所は将来的に観光では成り立たないことがわかってそうである。最近のことではなく10、20年前の原因から決まっていたとも言える。以前、市長に問いかけた時に託児所などの話も出された。番組中で語ってるが、「住まう熱海」ってことらしい。ならば三島市くらいまで暮らしやすくして、神奈川辺りのベッドタウンに成り下がることを早く受け入れないと取り返しがつかなくなるまで冷え込むだろう。香港のような狭い場所であるため土地(物件)や物価が高すぎるのをなんとかしなくてはいけない。

 長らく熱海の物件を見てきたが、同額で都心部に買えてしまうから若い世代ほど遠くには住まない。物件価格や場所や税金でなく、生活や子育て環境の充実によって劇的に人口を増やした街も報道されている。そして電気止まったら生活できないと言われた都心の高層マンションも耐震化や防災対策などで新築物件需要が戻ってきているようだ。だから地方が人口を増やすのは至難の業。

 サラリーマンやるにも長距離の交通費、ましてや新幹線通勤が許されるご時世ではなく、そんな人から先に「肩たたき」に遭い退職に追いやられる。交通費負担のみならず遠距離通勤者は会社に取っても使いにくい。交通の便や所要時間からしても熱海から東京都心部や静岡市までの通勤は遠すぎる。会社や工場が多い平塚あたりが限界ではなかろうか。だが、平日の下り路線に乗ってればわかるが横浜あたりから大船、平塚へ通っている人が多く、居住地としての熱海にメリットがない。

 観光という観点から悪の根源であるリゾートマンションの建設を非難してきたが、暮らしやすくするという点からなら何度か建設がストップしてるが駅前第1ビル向こうの海側の30階建ても別荘でなく定住住居であるならば認めざるを得ない。そこで第1ビルなんてボロはぶっ潰してショッピングセンターでも作ることでしょう。住民がいて生活が成り立てば、長らく放置されてる「あうね」と隣の空き地も住居にしようとか動きが出るかもしれない。都心の便利さに変わる「何か重要な利点」を用意してあげないと住まないでしょう。

新しい街づくり計画が失敗しないことを祈る。
| emisaki | 22:55 | comments (0) | 熱海::考察 |
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