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ぶろぐん

今週のテレビ批評(1) 多チャンネル化を問う
・MXテレビのマルチチャンネル化、伴う画質低下
・残念な録画機
・全体的にチャンネルが多すぎる
これについて...

【MXテレビのマルチチャンネル化による画質低下】

 TOKYO MX(以下MX)は東京の独立ローカルテレビ局。当初より都議会やら大井競馬の中継などではチャンネル分割(マルチチャンネル)での放送を行っていたが、2014年4月から完全に分割した編成となった。野球延長でのマルチチャンネルを行うとしてもNHKくらいで、民放東京キー局は低視聴率となっている野球の延長はBSへ切り替えて放送したりしてるが系列のないMXには無理。

 コンテンツ次第では画質はそれほど関係がないのだが、国中の大部分がハイビジョン(HDTV)となった今では「見苦しい」映像が表示されて粗が目立ってしまう。部品出荷の思惑も多分にあるが、実用化時期を考慮せずMPEG-2という進化の終わった圧縮方式が採用されたため、ビットレート(データ量)は画質に比例してくる。MXテレビはマルチチャンネルにおいて標準画質(SDTV) 2チャンネルではなく、HDTV+SDTVを選択した。これによって、HDTV 1チャンネルでさえデータ量が足りないのに更に少なくなった。(同じ1時間を録画して残量表示の違いから明白)

 圧縮率の上げられる単調な映像、アニメーションなどでは大きく響かないが、旅番組での森林とか水面、音楽やバラエティー番組でもあれば細かな電飾に動きの早い映像だと悲劇的なモザイク状態を見ることになる。SDTVでは昔の解像度のため細かい文字を使うと読めない。「HDTVは捨てた」ような作りに変更しないといけない。間違っても「めざましテレビ」みたい複雑な背景のセットでやってはいけない。

 実写映像より圧縮率が上げられるからデータが減っても耐えられるのがアニメなのに、昔から激しいクレームのヲタクが多い。アニメで文句付けるくらいなら、何倍ものデータを必要とする実写映像は全体が細かいモザイクみたいなもん。

 朝の生放送(ニュースCROSS)だが、単調な映像だから酷くはないものの動きのある輪郭に残念なブロックノイズが見える。MXテレビの場合は、これらに耐えられないような番組を作ってないのが救いだろうか。株式ニュースがSDTVでは文字の視認性が悪いといえよう。本当に株をやってる人はそんな画面は見てないがね:P



【残念な録画機ばかり】

 延長対応ような使い方ではなく完全に分割してしまったMXテレビでは従来からある「延長」という障害を背負ってしまった(延長する番組があればだが)。EPG(電子番組表)や自動追尾による録画機の進化で以前より苦情は減ったかのようにみえるが、それは自局だけを考えてのことであり現実は録画機メーカーの考え方の甘さや、バグによって重複時の対応が異なり時間的に重複しないのに録画されないときもある。

 1チャンネルだけの録画だとしても実に残念な録画機が多い。例えば、番組A、番組B、番組Cと続いていたとして、それらを続けて全部予約する。番組Aが延長したとすると、番組Bの予約が動くのだが、それが原因で番組Cが重複とみなされて予約取り消しとなってしまう。こんな間抜けなファームウェアが現実なのだ。もちろん別のチャンネルに渡っている場合でも時間が重複すれば発生する。(この障害やクセはメーカーや機種による)

 ダブルチューナーも一般的になってきたが、これを複雑に絡めての割り当てを行えない。それなりのことはできるのだが、プログラマーの水準が低いから人間的な考え方がプログラムに繁栄されることがない。作る能力はあっても概念が存在しないとはなんとも悲劇なことか。

 予約を一つ例にとっても“概念”がないことからくる気遣いのなさを証明できる。テレビ録画機は、月の第1週何曜日だけとか、月水金、土日、隔週とか、火~土という予約を1つでできるだろうか?たぶんできないと思う。TVチューナー内蔵パソコン向けの録画予約ソフトを除くと可能な機械を見たことがないからたぶんできない。

 EPGによる自動録画も複数文字列による AND はあって、OR, NOT の組み合わせは一般人には複雑すぎて搭載されない。だからこそ不要な番組がたくさん録画されて、必要な番組が録画されないという事態が起きる。例えば 録画キーワードに「熱海」と入力すると「磐梯熱海」も対象である。関係ないのに説明として使われてしまうだけでも迷惑なのだが対処のしようがない。

 私はナントカ48とは無縁なのだが、なんで録画されてるんだ?と不思議だった。「伊豆田」という人がいるとわかって納得。「伊豆」をキーワードにしていた。このように文字情報は重みのない数値でしかない。地名か人名かという情報は含まれてないのだ。

 私が経験から積み上げてきたことは、もっと複雑でEPGなんて文字列すらまともに扱えない条件設定よりはるかに進んでる。複雑な処理自体が必要か不要かはひとまず置いといて、方向性として考えられなくなったことが日本企業として残念なところではないか。

 このようにメーカーは製品を作っておきながらテレビ録画に関して“ド素人”という大笑いのため、何年というより何十年経っても適切な予約プログラムを組めない。よって放送局に関わりなく延長で録画失敗は非難の的となる。能力のないメーカーの出した解答は数チャンネル同時録画機だが、対象は地上波でBS/CSまで数知れないチャンネル数に対応できるはずがない。市場調査や重箱の隅をつつくよう品質検査もしないし、チカラ任せなのが今の日本の家電メーカーではなかろうか。


【チャンネル多すぎ】 安易な多チャンネル化

 NHKが持つチャンネルが多すぎるとして、気休め程度にBSが3チャンネルから2チャンネルに減ったが、分割を利用しているから減ったという感じはしてない。

 現実問題としてあるのは「チャンネルがありすぎる」ということ。見たくても見る時間などないのに地上、BS、CS、ケーブルTV、インターネット放送と合計100チャンネル以上に及ぶ。

 CSのチャンネル数が少なかった時代でさえ基本的には個別契約をしてて、見ることが出来ない10や20チャンネルなどの多数セットの契約には無縁だった。だからチャンネル個別契約ができないし、業者の選択権もないケーブルTVになって出費が増えてる。見えたとしても見る時間なんてない。

 どうしても地上波が主体となるため、1~2チャンネルの特定番組くらいしか見る暇がない。一日中 暇なリタイア組ですら見る時間がないでしょう。

 それなのに多数の有料放送が存続してるのは、利用者が無駄なカネを払わされている料金体形にあると思う。セット料金の分割収入で細々とやっていけると、まるで社会主義のよう彼らは魅力的なことすら続ける気がなくなってしまうのである。これは公共事業ではなく趣味のサービス業なので、少数派でもやりたいなら高額視聴料という当たり前の図式が必要だろう。

チャンネルを増やすことで利益率が上がるのなら民放キー局がやってないはずがない。
淘汰されるべき条件下にして魅力的な発信をすべきでしょう。

| emisaki | 09:18 | comments (0) | 大衆媒体::テレビ |
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