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旅番組はBSに移るか
 CSやCATVでも構わないのだが、それらは基本的に季節を無視した再放送を前提としているため旬に合わない。街を紹介するにしても季節感と最新情報は必要だ。再放送には必要なのと無意味なのがある。例えば店舗紹介なんて来年にその店があるとは限らないから、存在しない店があるからと「何年何月に放送されたものです」なんて字幕で逃げられても困るわけだ。

 テレビ朝日「極上旅のススメ」に関してはテコ入れが入って対決と意味がない投票はなくなり生放送である利点から生中継が入ったが本編の程度は落ちてしまった。視聴者投票参加っても以前の「どっちの料理ショー」くらい極限な選択をするほどの内容ではないし、予算がバラバラで真っ当な対決にならない。その勝負で旅行会社が負けても被害をこうむるのは使われた観光地のほうだ。

 テレビ東京の土曜日に関しては2016年4月改変で2時間半が1時間半と縮小。行き詰まってるだけなら制作の問題だが、テレ東の最近の傾向は調子に乗って他局と同じ明日の幸せより目の前の銭(視聴率)って感じ。

 旅番組は もういらないってのが民意であるなら受け止めたい。なぜなら野球の人気は下降線で地上波から追い出されたのも民意だから。ところが完全なる趣味番組とは限らないのが旅番組で情報と娯楽の二面性がある。飽きられるのは視聴率が取れた番組があるとパクリの連鎖によって同種が乱立してしまうことにあると思う。ドラマのネタ、グルメのネタ、すべてに同じ傾向なのが地上波で、どのチャンネルでも同じようなら複数の放送局がある意味がない。

 旅番組はBSで構わないっても予算的に厳しいものがある。BS開始当初はともかく地デジが始まったとたんに東京キー局が意地だけでやってるような、つぶれない程度に落ちた。だから通販チャンネルと揶揄されることもある。通称ゴールデンタイムくらいしか独自番組がない。地上波放送局と関係ないBSチャンネルでは大半が通販番組のところがある。高齢者なんぞ、昼間にどこに合わせても同じようじゃ嫌気が差すだろう。

 旅番組ならスタジオ収録なんて不要だとすると、次なる予算の無駄は出演者だ。私は有名人である必要はないが品格は必要だと思っている。前から言ってるように若年女性同士だと騒いでいるだけとなりやすいし、品格がない人だと高級品を安物に転落させるのを何度も見てきた(見てる側がその下品に気づけないならもっと悲しい)。上から下まで制作側にも品格がないから選考もできないし現場で指導できなくなってしまった。他にも制作者が気づいてないところで視聴率を落とす要素がある。


 旅番組として誰(どの層)に焦点を当てているか?高齢者だと電車で旅はできても動きたがらないから宿が重要。その宿も現代の核家族化から家族中で行くことは激減した。社員旅行などの団体ばかりではなく僕が子供の頃にはよくあった親子3代のグループ旅行なんて過去のこととは各種公開されてきたデータが物語っている。多人数の旅が減ったことで部屋の利用効率が落ち、ご時勢に合わせる決断をしないか資金がなく改装できなかった宿の多くが廃業してきた。

 居抜き物件を得て発送の転換から成功した宿も、前のことを知ってる側からすると宿泊費が高くなってお断りだが、高くつくぶん家族3人なら、だだっ広い部屋なところもある。今の時代に合わせて欲しいっても部屋の構造を変えるのは大変ですから長期的な公算が無理な現状では一流企業ほどやらない。そうでも大手が紹介されるのは広告主だからだ。

 こうしたころから今の時代に合わせたテレビ番組をやっているか? また、放送地域にも差が出るかと思うがBSにシフトしてしまうと日本中にあわせなくてはならない。BSやCS放送はターゲットを絞らないとつまらない。もっとマニアックになったほうがいいくらい。

 よって我々はテレビよりインターネットに頼ることになるのであった。テレビ局としては本末転倒なのだが、大きなホテルチェーンの広告で飯が食えれば気にもされない。今後ますますテレビを見る人が減るだろうが手遅れになるまで何もしないのだろう。


・BSでは旬なネタがなくなる

 既にBSで放送されている旅番組の大半は旬なネタがない。変化がないことを追っているだけなので、観光パンフレットを映像化しただけの実につまらない番組ばかりになってしまう。何度も放送することを考えて制作しているのかもしれない。現に系列のBSとCSで放送されている番組があるが旬のネタがないものだ。

何年か前の番組を再放送しても旬ではなく季節を合わせているにすぎない。

 特に飲食店の変化は激しく放送された店が来年もあるか怪しい。そういうのは都会で観光地ではないと見ることもできるが、地方は競争ではなく過疎によって店が消える。世の中では10年生き残れる店は1割だと言われてきた。10年近く続けられて閉店なら別の要因が高く、街に受け入れられない飲食店は1年程度で廃業となる。

 私が考えるにラーメン屋がつぶれやすい理由は地元が好むものを提供するのではなく、自分の作ったものを押し付けるという方針だからではないか。カリスマか知らんが過去にテレビに出ていて食い方にまでケチをつける店主すらいた。事前契約も締結してないのにスープから飲もうが麺から食べようが自由であり、それら総合して評価される。ではステーキ店では肉の焼き方をなぜ尋ねてくるのか? 全員レアで食えって言うなら、それは頑固ではなく単なる無知である。

 東京だと駅前から大手チェーンすら撤退するほどだが、いくら移民者が多いからと言っても地域性を無視して出店すると失敗する。うちのほうは社会情勢に関係なくデフレな街だから合わない店は次々と消えていった。行列ができるラーメン屋もあるが、並んでいる人たちは地元じゃないと思う。並びができていると評価以上に有名になるのが見る目のない日本人でもある。

このように再放送に適さない内容だとBSには向いてないだろう。


・例によってテレビもロクに見ない連中がぶつぶつ言う各局の放送審議会

 初見で語ってもらう部分だけの意味はあるが、番組の方向性を語る上では問題が大きすぎる。著名人や企業を集めるのにも違和感があるが、広告に絡んでいる連中だとわかれば汚い関係が明確となる。テレビ局側も馬鹿じゃないはずだから「言われたから見ました」と平然と語る奴らの意見などまともも受け取らないだろうから広告主様ありがとう的なパフォーマンスかもしれないね。

いつしか構図が変わったのが

  従来 視聴者にウケる番組を作る → 広告が付く
  近年 広告を付ける → 広告主に媚びて視聴率が取れそうな番組を作る

この本末転倒が解消されない限り全てのテレビ番組には未来はないわけ。前にも例に出したが、悪代官と越後屋の関係で、何か倫理を逸脱してしまう番組を作らせているのは暗黙だとしても広告主なのであり、何か事件が起きた際に被害者ぶるのもいい加減にしろと思う。広告主も同罪であるくらい責任を負う時代なのではないかと。一緒に責任取れないなら口を出すなと言うのがイチ消費者の大声である。

 例えば「極上旅のススメ」では3月の放送を語ったところで、「はいテレビ朝日です」4月17日に放送された内容なんて過去のもので既にテコ入れされちゃってますから放送する意味がわからん。そこで語られた内容から審議委員というのは日曜昼前の視聴者層というものを理解しているとは到底思えなかった。テレビ番組を多角的に評価できないような奴らに語れることとは何か?


・情報か娯楽か

 「旅人への情報番組」と「旅しない・できない人の娯楽番組」がある。テレビ東京の番組で言えば、運送トラックのヒッチハイクやら、すごろく旅なんて真似しない見るだけの娯楽番組ですが、観光地を周って場所や交通を教えているのは旅人への情報の要素が強くなる。片側の立場にしかいない人が逆を評価すると変なことになってしまう。

 テレビ朝日「極上旅のススメ」は旅の例を提供していたはずなのに娯楽番組へと方向転換してしまった。それが生中継を含め中途半端なノリのため改悪と個人的には感じている。残念なことに過去にあった旅番組と同様となり生放送の意味がない「極上旅のススメ」は題名を語れる内容ではなくなり終わったも同然だ。

 「振り向けばテレ東」という言葉ができてから路線バス、街をうろうろ、外国人扱い等と他の局がテレ東の番組をパクるようになり、競争というより共倒れの要素が強くなってきた。テレ東に比べると他局は財力で有名人を出演させるだけで中身はおもしろくない。それで視聴率が取れるなら成功しているわけだが、大部分は元祖より短命だから飽きられる作りであることも確か。「モヤモヤさまぁ~ず」や「ローカル路線バスの旅」より前にも同種なのは存在していたが題材は同じでも中身は違うから新しく他局がこぞって真似したのでしょう。
 売れた番組が出ると、待ち歩き、路線バスを先に企画したのは俺だとかいう制作者が出てくるのだが、中身はまるで違うし、ウケなければ先にやろうが語るだけ恥なんだよ。


視聴者はこれからどなってゆくか受け身でしかない。

| emisaki | 2016-05-18 Wed 22:22 | comments (0) | 大衆媒体::テレビ |
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