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ぶろぐん

ローカル路線バス乗り継ぎの旅 特別編を見て
2016年11月26日放送 テレビ東京 「ローカル路線バス乗り継ぎの旅 特別編」

 録画しっぱなしで見てなかった。それも熱海から箱根、三島駅、河口湖、富士山駅、御殿場プレミアム・アウトレット、甲府駅の路線バスは知ってたし、松本~高山~白川郷・富山・金沢は10月に調べたばっかりだ。一部は高速道路だから番組ではルール違反になるが、関係のないこっちはバスのフリー切符を基にして調べていたから番組中で行き来することになった平湯温泉(松本と高山の中間)もバスの本数も少ないし鍵になる乗り換え場所であることを知っててドキドキしながら見ることができた。

【一理ある前任者の言葉】

 旅が始まる前に太川さんからのアドバイスでコミュニティーバスが増えてると。それは正しいのだが、その多くは電車廃線→民営バス廃線→コミュニティーバスなので奥地に入るほど悲惨な運行時刻が待っている(最悪は週に一度)。

 利用が少なすぎるところは乗り合いタクシーってのもあって、私は町民限定の予約制に阻まれたことがある。太川さんがコミュニティーバスで誰でも乗れるかと尋ねたことがあったように思うし、今回の放送でも「素通りされたことがある」と語っているから、放送でカットされた部分で住民だけが使える路線に出くわしているのかもしれない。乗れるとしても超少ない時刻が合うかが問題になる。

 施設があるから潜在的な乗客が少ないのではなく、その施設へ行く大多数が自家用車を使うから路線が消え、隠したくないのに隠れスポットになってる施設もある。私は群馬県で行きたいと思った温泉施設への路線が住民のみで断念したことがある。


 蛯子さんのアドバイスの「人の言うことを簡単に信じちゃダメ」って酷い言い方に聞こえるが、それが正しいんです。だから私が訪ねるときは相手が勝手に作る壁を崩す条件を言ってから尋ねる。車社会にどっぷり浸かってる人たちなので都会人より歩きたがらないし、ほかの路線バスの現実を知らない可能性が高い。住民がバスに乗らないから廃線や閑古鳥が鳴く路線が多いから、使わずして知るわけもなく情報の信憑性は低い。信用できるのは日常的に使ってる人の声。

 同様に歩かないので徒歩で何分って尋ねても人によってはとんでもない誤差があるから距離と地形で判断しなくてはいけない。悪気がなく親切心で答えてくれるから怒れないところがまた悲劇。




【熱海~箱根~御殿場~】

 この番組を長く見てきた人なら特別編メンバーの行動を見てイライラした人が多いだろう。全員が最初から計画性を見せぬ楽天的な性格の持ち主に見えたし、昼飯よりバスの時刻、時間がないのに高そうなメシ食ってとか、おいおい普通の旅番組と勘違いしてるんじゃないかって思うはず。それで大丈夫かと言ったりもしているが、特に年配の方や芸能界の上下関係で波に飲まれることもあるでしょう。

 熱海~箱根路線は夏期8便だが冬季ダイヤでは4本になる。冬季ダイヤ設定は12月1日~3月19日で撮影日には関係ないが、11月26日という切り替え直前の放送日を考慮すると視聴者は関係してくる。放送で乗ったサンビーチ09:52(熱海駅を09:48発)の元箱根行きは現在は冬季運休だ。

 元箱根にて箱根登山バスの人に知らなくて当然な富士川ルート(身延線沿い)を尋ねているが、あのローカル線から推測するとバスの運行本数も少ないだろうから甲府すら辿り着けない可能性が高く、富士川より東、富士山のすその西側だと富士急バスで河口湖に出るから遠回りしただけに終わる。他に早く行けるルートは聞いたことがないから距離的に見ても箱根回りの御殿場経由の甲府で正しいでしょう。

 私は運行ルートを知ってるから言えるのだが、小田原行きに乗ったのだから元箱根から小涌谷で降りていいのか?箱根湯本から御殿場プレミアムアウトレットって路線とどっちが早く乗れるのかを考えてしまった。旅人は運行ルートを知らないのだから尋ねられるわけがなく、元箱根での箱根登山バスの人の機転が良いか悪いかにかかってた。このあたりは運行本数が多いので、この先を考えるとまだ問題はないだろうがね。


【御殿場~甲府 石和温泉途中下車】

 先が見えないのであれば、せっかくの甲府という都市まで行く路線なのに、温泉宿に泊まりたいわがままで途中の石和(いさわ)温泉で降りてしまったのは見てて何をやってるんだと。映像を見ながらの子画面に映る太川さんも「何を考えてんの!」と。

 間違わなかったのは結果論にすぎない。小さな誤差が大きくなって蓄積するため宿がありそうな町へ行けるところまで行くのが基本でしょう。やっぱり普通の旅番組と勘違いしてる。もっと先まで行ったとして翌日にバスに乗るまで何時間あると思ってるんだ。

 成功はするが、もたもたしてなければもっと早く着くことができる。そう考えると、特別編で実験メンバーだから楽なコース設定なんだ。長い徒歩区間はあったものの、バスの選択と接続でヤバイってところがないと、この番組の見せ場がなくなる。



【番組制作上の手かせ足かせ】

 今回の放送ではなく今までで一番は蛯子さんがいること。番組制作側は物理的な障害が面白くさせると考えたのでしょう。私のように、やるべきことまでやって苦悩する番組が好きってのは高度すぎるわけだ。

 出演者に関係のない障害は、泊まる宿との関係なのか知らないが、メシ食って、風呂まで入ってるのまで撮らなくてはいけないなら早朝出発は難しくなる。宿の通常のチェックアウト時間にしてしまったらバスが激減する時間だ。普通の旅番組なら早朝から動いても店が開いてないとかあるが、目的地に到着できるかどうかに意味がある番組では宿は関係ない。それとも当日に宿とタイアップ交渉とかやりだしてるのだろうか? 出演者に余計なことをさせるなって思ってる。


 個人の旅で、夜にしか到着できない予定から素泊まり設定がない旅館で食事出さなくていいと言ったことがある。ホテルじゃないから食事の時間が決まりすぎてるから21時でさえ無理だった。そんな宿の食事時を過ぎてチェックインして、朝飯で決められた時間より前の早朝出発しても6時間以上と十分に寝る時間がある。
 こっちにしてみれば観光なのに客の都合じゃないほうがつらいわけだ。蛯子さんじゃないけど気兼ねなく泊まれるからビジネスホテルが好きになるのも当然。ようするに一般的な旅行でも旅館に泊まるならば、高い値段を払いながらも縛られた条件下で癒しを模索する必要がある。ここが旅館の欠点であるが長年の慣例がありすぎて気づかないわけ。


【山梨県脱出】

 韮崎から下教来石へ行ってるが、北杜市民バスの路線図を見ると小淵沢まで行ける。ただ、私の経験からだとコミュニティーバスは遅い。町を網羅するよう蛇行する経路設定されてる場合、歩いたほうが早い区間がやたらあるが終点まで距離があると1時間とかガマンして乗ってるしかない。この遅いのを乗り継いでも小淵沢までしか行けないなら下教来石でも同じか?

 運行時刻が合わなかったのだろうが「下教来石」「下教来石下」の先、県境を越えて長野県に入り、また山梨県に戻るであろう「大武川公民館」まで路線がある。それに乗れたら富士見駅まで半分以下になる。(北杜市民バス大坊・白須・大武川線 火・木・土曜運行)

 番組ではもっと先の岡谷から塩尻まで徒歩となった途中で予定外のコミュニティーバスに乗ってるが、北杜市の小淵沢から長野県入りすると番組中に富士見駅で発見してるようにコミュニティーバスが近隣に通ってる。もちろん上記の下教来石から先へ行けなかったように運行日、運行時刻が問題。案の定、富士見町すずらん号はデマンド交通で住民が登録して予約利用するから外部の人は使えないはず。それとも家の前まで来てくれるための登録が必要で、コミュニティーバス自体は誰でも利用できるのだろうか?確かな事が書いてないんだよ。こういうことを案内所が知っておくべきこと。


 俺みたいに歩くことを躊躇しないと、喰らいついて探すことをあきらめる。今まで蛯子さんがいたから粘ったのもあるかもしれない。今回も、もっと喰らいついていればコミュニティーバスの路線と、乗れるのかも調べられたかも。放送で結果が示されないからカットされてる部分で調べててバスがなかったとかあるのかも知れないと考えると、こっちも責められなくなるため、案内所で尋ねた内容と結果はカットしないかナレーションでカバーして欲しい。



 余談だが、地元しかわからない表現をやめろってずっと言ってきてるが、今回の路線を調べてても出てくる。地図に載ってないとか、変に省略されてるとか。よくあるのは何か場所の指標になることが全く書いてないことがある。役所や電車の駅まで行かず近くの道路までの場合は細かい町名・旧名・俗称まで知ってないと、どこなのか詳細な地図との照合すら苦労する。地図のほうに路線図を加えて欲しいくらいだ。



【案内所、完璧には機能せず】

 案内所の人に失礼でも書かせていただくと、現実として再度尋ねて別の手段がわかるってことは案内所の人の落ち度である。そもそも脳の構造の違いとして女性は地図が読めない傾向が強いのに、どうして案内所はほぼ女性なのかと思う。能力からの適材適所ではない。地理、時刻(運行ダイヤ)、所要時間などなど総合的な判断をして助言をするには論理的な思考が必要。

 後から出てくる情報があるなら追求する前に教えてくれよと。せっかく案内所に来たのに「知るべきことを教えてもらえずに帰った人」が今まで何人いたでしょうかね。番組でも過去から言われ続けてる それが最初の蛯子さんからのアドバイス「ないないって言われても、ある」。今回の特別編でも現実となり徒歩のはずがコミュニティーバスに乗った。

 地方は路線が少ないくせに管轄が違うからを理由に案内所すら知ろうともしない人が多いのも不思議。地方に行くと別会社だからって外国みたいに不親切になることが多い。いくら地方のほうが範囲が広いっても距離であって路線の複雑さではない。大きさだって東京23区と同じなら甲府から小淵沢一体までになる。映像がどう使われてるか知ることはできないが番組を見る限り、存在しているコミュニティーバスの話は出てなかった。

 変な事を勘ぐりたくなるが、少しでも自社のバスに乗せるために、より楽になるルートを教えなかったとしたら? コミュニティーバスは存在しているのだから、情報を提供しなかったのならそう思われても仕方がない。コミュニティーバスだってさ、ほとんと役所の金で従来のバス会社に委託だろ。収益としてはオイシイわけだから使わせない手はないんだが、末端にそこまで賢い奴がいるかと考えると無理。公共交通って競争相手がいないと、のらりくらり事業になるんだよな。


 都営バス、神奈中でもいいけど路線図を見せて「あなたの地域ならそれほど広くない。案内所を名乗る者として知らないってどうかね」って言ってやりたくなる。遠くまで知らないのは当たり前だが、隣接すら知らないことが多いから言いたいんだ。

 日本人ってもっと凄いと思ってたんだけど、他の旅番組も含め長いこと見てきてそれほどでもないことがわかった。私も旅して予定外の場所に立ち寄ろうとした場合に観光案内所で現実の地図とは合わない手作りの地図が出てくることもあるのだが、住所教えてくださいと言う。住所が解れば縮尺の正しい地図にて頭の中で方向と距離感がつかめるから。

 過去から親切ってのは何度もありますが、調べまくってるわけで、知ってるわけじゃないんだよ。旅人としては、この番組を見て日本中の案内所が質が落ちたと感じて勉強することを祈ってる。だって現実に ない って言われた路線が見つかってるじゃん。蛯子さんが言う絶対信用しちゃだめと言わせないまで勉強すべきだよ。無理なら周辺を含めた詳細な路線図と時刻表だけ置いといていただきたい。わかる人ならそれだけでOK。なのにネット上でそれすら提供してないところがあって、文字の停留場情報だけから実際の地図と照らし合わせたりと余計な作業を強いられる。誰のためか?知ってるなら不必要であるから知らない人が見るわけで、地元の知ってる人ならわかる表現は本末転倒である。


 一般客としてはインターネット接続の携帯端末が重要。電車やバス会社がちゃんとした資料さえ提供していれば案内所は不要。何かが欠けているから両方が必要で無駄がなくならない。電子案内板が置かれるところもあるが、大金かけて、すぐ壊れて、そのまま放置ってところがよくある。そういう案内って決められた情報しか出てこないのも問題。自業自得だが、機械に取って代わられる前に、のらりくらりをやめたらいかがでしょう。




【終了か?テコ入れか?】

 2017年新春特番の第25弾で太川・蛯子コンビが終了と発表されたわけですが、その理由から考えると今後の方針はいつくか考えられ、「誰にも尋ねてはダメ」「ネットで調べてもよい(調査能力も含めて判断)」と相反する方向性もあるし、初期にタクシー移動があったように通行不可区間をどうするか設定次第で面白味が変わってくるのではないか。

 メンバーの性格を完全にパクったテレビ朝日(徳光和夫・田中律子)の路線バスの番組もあってロケ中に出くわす人の反応からもかなり有名になってる。フジテレビ(タカ アンド トシ、温水)の路線バスもある。マニアのテレ東でもゴールデンタイムとなると視聴率優先だろうから攻めには出られないだろうな。

 特別編は、今回の出演者で続けられるかではなく、4日間スケジュールが開いる人でメンバーが変わったらどうなるかを制作側が見たかっただけでしょう。そうじゃないと性格にあまり違いがないことで視聴率に繋がらないのではないか。司令塔もいなくて、反対に足を引っ張る人もいなかった。

 テレ東はフェリーだけとか高速バスだけとか数が少ないから長続きしない派生番組を多数作ってしまったからネタ切れは必至で、番組を続けるとすればBSジャパン「出発!ローカル線 聞きこみ発見旅」のように毎回出演者が変わるのかもしれない。旅路で課題を加えたりすれば過去のデータは使えなくなるから、ゴール達成に加えて出演者ごとの人間性があらわになる面白味もあるかもしれない。 「いい旅 夢気分」の替わりになる番組もないままだし、空回りで騒がしいメンバー(お笑い芸人)はやめて欲しいと今のうちに書いておく。

| emisaki | 2016-12-11 Sun 08:31 | comments (0) | 大衆媒体::テレビ |
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