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ぶろぐん

循環ろ過式温泉
 なぜ、大腸菌やレジオネラ菌が増殖するのか? なぜ塩素系薬剤を入れる必要があるのか? それを考えればおのずと答えは出る。源泉かけ流しでレジオネラ菌感染など聞いたことがない。循環ろ過式だから菌の発生を防ぐために殺菌で塩素を入れる必要があるわけだ。では温泉の成分に塩素などあったか?たとえ匂いがなかろうが、害がないと言おうが、入れるのが嫌でしょう。それより塩素を入れる必要が生じる水質を問題にすべきだ...

 小中学生時代を思い出すと、学校のプールは塩素水の中で泳いでいるような状態だった。近くにいるだけで薬臭い。口に入ればまずいし、目に入れば痛い。過去は目の保護なんて考えてくれなかったからゴーグルを付けるなんて特別。水道水より桁違いに目が痛くなるわけで、どこが人体に影響ないなどと言えるのかと。そんなふうで、海より菌はいないのだろうが汚い海のほうが苦痛が少なかった。これが「気分の問題だ」としてる証拠だ。
 日本の過保護と異常性は水道の法律にみられ、外国では塩素の混入量が「~以下」と制定されているのに対して日本では「~以上」と恐るべき取り決めがなされている。


 共同浴場が殺菌に塩素系薬剤を使うのは他の殺菌方法だと設備にお金がかかるから水道水と同じく塩素殺菌が楽だと商業的な理由でしょう。レジオネラ菌なら60度以上で滅菌できるとあるが、時間をかける加熱滅菌装置を導入したところで外部で菌が増えることを抑えられないから結局は塩素系薬剤を使うことになり、どうせならお金をかけたくない方法で最初から塩素だけを使うのでしょう。

温泉って気分が重要だからわざわざ遠くまで行くのではないのか?

 私は多くの人が思い込んでるほど温泉に浸かって効能があるとは考えてないがプラセボ効果がすごくあるとは感じてる。プラセボ効果と書くと怒られそうだが、科学的に考えてみたまえ、温泉に少し浸かった程度で「気分」を越えより効能があるはずがないのだ。それだから塩素を入れても温泉の効果に関わらないと言ったところで、臭うか、入れて成分を変質させるか、もしくは入れてると判るだけで気分を害して絶大なプラセボ効果のほうをなくすなら本末転倒だ。

 気分が重要ならばこそ「循環式でがっかり」は当たり前の反応となる。だからこれらを隠したがるのだが、説明が足りず隠すから悪い方向へ進む。インターネットやパンフレットなど全ての広告媒体に対して記載が義務付けられてないようだから、ネット上に記載してる業者は真っ当なほうだといえる。過去の温泉偽装事件、レジオネラ感染症発生などにより、現在では循環ろ過や加水などを明記するようになっているが、多くは風呂を目の前にするまでわからない。

多くの人は温泉を過信しているはず。だからそれを前提にして考えたい。

 科学療法と比べたら小さい効果としか思えない温泉だが、その効能すら更に薄めているのが加水。多くが高温を理由にしてるが、“できる”温泉地はそのまま温度を下げる装置、もしくは工夫をしている。水で薄めたら温泉などと語る価値がなくなるからだ。何年か前にテレビで見たが、湯温を下げる方法が実に原始的で設備費がたいしてかからない。よって温度が高いからと加水する温泉は、商売のくせに手抜き以外の何ものでもない。


 菌が繁殖するような施設なら塩素を入れるのも仕方がないが、そうなら体の洗浄以外では行きたくないと考えるのも当然でしょう。体の洗浄っても循環ろ過式では飲料水のような、ろ過は行われてないようだし、殺菌したとしても何が綺麗なのかを議論する必要がある。だったら、温泉でもなく循環なんかさせず、最初から塩素も入ってるから水道水のお湯な風呂でいいじゃないか!

 真っ当な浄化(ろ過)装置であるほど、出てくるのは温泉ではないな。そこが疑問で調べると、ろ過装置を製造しているところが人工的に温泉のような成分を混入させる装置も販売していた。


客のわがままvs.曖昧にしたい業者 非論理的な言い合い

 例えば誰かが、おしっこをしてしまったとしよう。それが ろ過で完全除去できるとでも? それだけではないが現代を考えると循環式が問題であるように思えてならない。潔癖ではないから書いておくと、昔は家に風呂もなくて、銭湯に入るだけでも綺麗になっただけでしょう。紫外線殺菌やビタミンD生成より紫外線被爆のほうが害だから日光浴を推奨する文書が削除されたように、その時代の水準から考える必要がある。

 この話の前提として家庭の風呂の変化があると思う。再加熱ができる風呂釜が付いてる家庭なんて、とんでもなく古いはずだ。現在売られてたとしても交換用でしょう。新築住宅用では見たことがない。金持ちじゃないのに小さい頃から湯船の横に風呂釜なんて付いてなかった。だから再加熱して使いまわすことがなく衛生的。いつしか風呂釜清掃のCMを見なくなったように多くの家庭がそう変わってきたはずだ。

家庭で循環利用がなくなり再利用は洗濯用へ。

 施設側も、循環式を悪のように言うなとか、塩素はお上のお達しだとか言い訳が見苦しい。そうしなければ経営を成り立たせることができないだけでしょう。 プールみたいなデカイ風呂が源泉かけ流しなはずがないし、そうだったら源泉かけ流しの指標である換水時間がものすごく長い時間となり循環ろ過式より衛生面で問題になってしまう。賢い客ほど不条理な要求なんてしないで知った上で選択する。無知な客による風評を避けたいわけだ。

 大浴場が循環ろ過式だったとしても、別途あるであろう小規模な源泉かけ流しの湯船がある可能性が高いから湯船ごとの情報公開が重要。良い宿ほどウェブサイトでも個々に情報を掲載している。そうでないところほど法律で決められてること以上のことはしない感じがしてる。私が文句つけてる温度(湯温)情報も同様だが、客が求めてる細かい情報を掲載してるかどうかで、良し悪しが見える。


 泉源を持たず、または泉源から引いてない輸送で「温泉」という言葉を含めているスーパー銭湯が、加水+循環ろ過となると、循環を繰り返すごとに温泉などと言えるか疑わしくなる。当然ながら温泉地だとしても巨大な湯船を有しているところは循環式である可能性が高くなる。加水、循環式では元の温泉の成分情報を掲示したところで絵に描いた餅だ。

温泉として認められた後で温泉成分が変わってたとしても再調査する必要がないらしい
この法律、条例だか取り決めだか知らないが、おかしいだろ!

何ヶ所かの街の温泉条例を読んだが、商売として取り扱いやら衛生面やらに関しての取り決めばかりであり、その立ち入り検査をすることは定めてても定期的に温泉かどうかを調べるなんて項目は全くなかった。「それは役所の仕事じゃない」とは言わせない。なぜなら法律で決められてることの繰り返しのような文言ばかり入ってるのだから温泉の基準を満たしているのか確認するのも仕事のうちだろ。

 自動車が車検を一度通ったら二度と検査しなくてもいいくらい訳のわからないことを言うつもりか。食料品ならもっと厳しいのに、どうして温泉ってやつはこうもいい加減なのか!


 加水を明記しなくてはならなくても、その率を表示する法律が見当たらない。極端な例として最初が温泉としての基準を満たしていれば極限まで薄まっても「温泉を使ってます」などと言えるのか!? 加水率が掲示されてないことを見ると法律や条例に見つからないのではなく項目がないのであろうか。

 厚生労働省の指針を読むと基本的に毎日水を抜いて清掃することになってるが、それが不可能な場合、別の方法を用いるなどとして最大7日もそのまま使えるとある。

 施設の大きさによっては、タンクローリーで運べるたかが知れた温泉水の量であるのに、某スーパー銭湯のタンクローリーは行くとかなりの頻度で止まったままの車を見ることがあるが、いったいどれだけ運んで交換しているのか問題にすべき部分でしょう。これが問題にならないのは効能が不確かだからじゃないのか。
(温泉水を都会に運んで商売をするなんて背徳行為じゃないにしても温泉地を冒涜してないか)

 リゾートマンションとか調べてて大浴場とかある。そうした用途だと温泉地でも循環ろ過式があるが、それと泉源のない都会へ輸送された施設の風呂とでは異なる。温泉地では交換されるのが本物の温泉であるのが大部分であるのに対して、輸送された温泉を使ってる施設では温泉の継ぎ足しが不可能に近いからだ。もし温泉水で交換しまくるとピストン輸送のように運ばなくては足りないでしょう。だからこの双方を「温泉を使ってる」と同列で語ることはできない!

 
 温泉の輸送なスーパー銭湯は都会に温泉のようなものをもたらした功績か、それとも悪なのか? 「本物の温泉」とか書いてるところもあるが、殺菌を続け薄まり続けても本物なんでしょうか。温泉を単なる宣伝にしかなってないような気がする。それより本物の温泉を掘っても経営手法として酷いスーパー銭湯が近くにあるが、近所の人たちもリピーターになる気は全くないらしい。そして集客力を失い、修繕されず、たった10年ちょっとで朽ち果ててゆくかのような施設に比べたら経営的に成り立ってるほうが、まだマシなのかもしれません。

 温泉ってやつに対して過度な効能を植えつけたために詐欺まがいな商売をしなければいけなくなったのではないのか? 過度な温泉に期待をするならば効能を相殺するような塩素系薬剤投入を嫌うのは当然の結果だ。名が通ってようが温泉を使う大型銭湯が科学的説明もなく「マイナスイオン」などとエセ科学用語を使ってるだけで疑惑の施設へと変わる。東京都の通達だと数年前に使用禁止になってる。アホなビジネスマンほどカタカナ語を連発するように、知ったかぶりが更に知らない人を丸め込みたいだけなのだから「マイナスイオンって何か説明しろ」と詰め寄ってみるのがよいかと。



・管轄の文書を読む

 水道水と違って必ず塩素を入れなくてはいけないとは書かれておらず殺菌に関してが書かれていた。温泉にも塩素を入れる必要があるとか言ってる奴は厚生労働省の通知をちゃんと読めと言いたい。そんな決め付けが書いてあるとすれば意味を理解せずに塩素を入れるのを義務付けるような市町村の条例だろう。殺菌が必要である施設と、そうでない施設があるのに決め付けは実にお役所仕事だ。

 公衆浴場の衛生管理について読んでいると、やはりレジオネラ感染症が発生した大型施設や循環式だからこその記述を多く見つけることができた。また、源泉かけ流しによって入れ替わり時間(換水)が短いなど塩素を入れないで営業許可が下りるのも示されていたし、温泉ツウな方々なら現にそうして営業してる施設をいくらでも知ってるのではないかな。

 役所は温泉がどうのとかより衛生面を言うのだが、小さくボロい建物な「かけ流し」と、建物が綺麗で「循環式」のどちらが水質面で綺麗だろうか? 注意「源泉かけ流し」だとは書いてない。別に飲み水くらいの水道水でも入れ替わるなら構わない。循環式への疑問として水質の問題を語ってるのだから、それで水道水以上な塩素投入されるなら自宅の水道水風呂でいいってことなのだ。こうした“悪循環”対応が発生するからこそ、それでいいのか?と考えたい。

 無知で騒ぐつもりはない。だからって自らの利益で語る学者の主張も聞きたくないから、全く利害関係がなく、好きでも嫌いでもない学者の科学的な話を求めている。困ったことに、どの分野にせよ、そうした意見ってのが最も少ない。


 まだ勉強不足だが、多くの人がそこそこ勉強してくれたら業者だって真っ当なことをするでしょう。たとえば知りもしないくせに化学肥料の悪影響だけを持ち出し何が何でも無農薬栽培だとか言うやつみたいにアホ呼ばわりはされたくないから科学的な勉強が必要で、客への教育も必要だということだ。尚、業者の都合を押し付ける説明を教育とは呼びません。


厚生労働省
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| emisaki | 21:06 | comments (0) | 旅・散策と行事::考察・批評 |
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