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熱海の今後をまじめに考える 連載 「地元活動じゃなく市外で宣伝を」
 現在コンテストを豪華に開催する必要があるのか再考すべきでしょう。大部分は予算の無駄だが、書類選考から面接なら出場者も緊張で本来の姿を出せないといったことも減る。それと出場者が熱海の実情とか方針を語ったりするが、そういうのを主催はそういうのを求めてないよ。ぶつぶつ言って顰蹙を買うのは俺に任せておいてくれ。 せっかく何番と限定して審査委員から質問が出てるのも生かされてなかったのも残念であった。次は2年後。

やっとゆるキャラができたので宣伝の主役となるだろうが、説明員としてアテンダントも必要

<PR要員・観光大使>

 ということで2年ぶりミスコンがあったわけで、入場料1600円は元々の会場であるMOA美術館の入場料だから浜松みたいに観客に投票券はついてこない。しかし、真なる人を選ぶのにいきなり現場では無理。ある程度の情報開示がないと難しいし、応援団の組織票とか危惧されるため観客投票はないほうがいいでしょう。

 会場の関係で多数の通りすがり観客がいる。よって空気読めない爺さんも出現。大声は出さないものの私の近くにいた爺さんも審査発表時間過ぎた瞬間に「13時05分からって言ってら5分からやれよ」とブツブツ言い出す始末(実際は2分しか押してないし、そもそも出場者のPR時間オーバーが原因)。回転が遅いくせに異常にせっかちになるのが年寄りの傾向なのだ。通りすがり客を受け入れた関係で観客数は多いものの出入りが激しくなっていた。以前には見られなかった状況で、よいとは思えない。開催するなら質素に戻すべきでしょう。と言っても毎回のように会場が変わるので次回どうなるかは全く見えず。

 上記のように高齢者が多かったり経済が疲弊して陰湿化したオバちゃんもいるので観光大使への風当たりも強くかわいそうだ。特にネット上で彼女たちが好意で書いてる日常ブログに直接 不条理なケチが付いたりする。こうした一部の危険からも逃れるには「非常につまらない“お仕事化”」とお役所的な対応しかなく、活動に関する以外は全く書かないことだ。その結果は一部の変な人から逃れても、大半からの親近感を失う。変な奴を封じるか説得したほうが意味がある。

 熱海新聞に載ってたことだが回を重ねて応募者が減っているとのこと。今回はやたらと募集を仕掛けていたり、本選出場に市内が多かったのはそのせいかもしれない。最終審査に残ってから棄権が多いのも現代の危険な世代への突入をにおわせる。学生と社会人には大きな隔たりがあるから社会人のほうが安全とは多くの方々を見てきた私なりの強い主張だが、ついに全員が二十歳そこそこになってしまった。こんな心配が無駄に終わればいいんだが…。

 就活の腹黒対策としてあるように最近では事前にSNSなど削除、または綺麗ごとなのだけ残して本質を見破ることを難しくさる手段もあるようだ。こちらのコンテストでも過去より称号を欲しいが第一と思われ勝ち残った方も最終審査に残ってくる。いまのところ選考が失敗したとは思えないが、これからの世代に対して現在の評価基準では非常に心配である。わけのわからない辞退理由に、最終審査まで残っても連絡せず来ないなど、その理由を知っているならば私の心配は捨て置けないはずだ。

 だったら仕事として送り込まれてきてるのを選んだほうがちゃんと働いてはくれるでしょう。信念をもってきてないのは個人的にはイヤだけど、最初から熱海をPRするんだとだけ考えて応募してきてる人はいるのだろうか? さて、ここで例の西川史子女医の言葉を思い出す「ミスコン出場者は全員腹黒、私も含めて」。全員が何か別の目的を持ってしてきてると思うが、全員腹黒でくくっていいかは疑問だ。決まれば終わりも同然なミスコンと観光大使の選出は異なる。過去の熱海市在住の脚本家・橋田壽賀子さんのボヤキも一部では有名なんだけど書いたら怒られそうなんでやめとく。


 年齢は変わらずとも学生と社会人が全く違うと意見を出しているのも多くを見てきたからで、学生はチャラチャラした感じが前面に出ており印象が悪いからである。別の某コンテストのファイナリストをみて失礼ながら「ギャルとチャラ男」しかいないと思ったことがある。表面上しかわからないが選ばれた方々は1年を通して人間として少しは変わった姿を見ることができてるが、他と違って操り人形でなく自分でPRコメントなど考える熱海では最初から通用できるものを持った方々を選んだほうがよいに決まってる。(今回は若年化しすぎたので原稿を用意すべきでしょう)

 減ったとしても数十名の応募者がいるが、単に得られた称号を履歴書に付け加えたいだけな人を排除できてるか?これは審査員を信じるしかない。少なくとも選ばれたあとは審査員の数十倍は接してる分だけは見通してる。そうじゃなきゃ 当初はギャルっぽいと思ってたのに、愛しの~などと表現し始めるお嬢様がでてくるはずがないし、そして現・女王も接してれば良い意味でお嬢様なのがよくわかった。そうも感じなければ、わざわざ遠くまで見に行かない。だが、最近は各地の傾向からして世代の問題が出てきており難しそう。


<PR活動、ゆるキャラ>

 熱海は観光地を捨ててないはずだが、地元が優先されてるようにしか見えない。間違った方針として、“客が減る→宣伝予算を削減する→市外宣伝を減らす→客が減る”という流れに気づいてないことだ。なぜそう思うかと言うと、私が各地の観光イベントに参加していたり、ゆるキャラのイベントに行くから。多くが集客(誘客)活動のように精力を傾けている。ゆるキャラ=観光大使なのでたとえ物が売れなくてもイベントに参加してるだけで誘客活動につながる。じゃなきゃ各地が動いているはずがない。よって、こちらの活動も地元や伊豆に縮こまっていては意味がない。

 市町村もしくは観光団体のキャラクターのグッズ販売は副産物とも考えられる。ゆるキャラのくくりには観光と絡んでない企業キャラクターもいるので立場が違うのが混在してる。例えば、企業は直接的な儲けだから高い商品を買わされる?仕方なく買うこともあるが、ご当地キャラ大多数は宣伝でやってるため無料でいただけ、うちにも大量にある。タダでよこせと言ってるのではなく、やり方を間違えるなってこと。
 そして、くまモンが無名の時代にご当地キャラとして始めてもらった名刺、今となっては ゆるキャラ名刺も一般的で、それ自体が宣伝材料として作られるようになった。


 アタミザクラも2月と早いが11~12月に集中して表立ったキャンペーン活動は、たった1~2回しか行われなくなった。そして期間中もPR活動に出回るのを優先すべきであって市内活動する必要があるのだろうか。

   釣った魚にエサをやることも必要だが、全然、釣りに行ってない ( 私が知りうるほかの地域の宣伝活動を平均して語ってます )


 全国的な観光協会の間違いに多くある地元行事しか告知しないこと。第一段階である誘客のためのキャンペーンを告知せず行うため掴みどころが“通りすがりの客”だけとなってる。これは効率が悪い。

 このあたりは全国的に似たようなもので、こっそり宣伝を行う。こっちとしては面倒くさいことに各地の会場のスケジュールを探すことになる。デパートの物産展に始まり、代々木公園、新宿などなど。電車の駅でのPR活動は場所を貸すくせに交通機関は告知しなくなってるので宣伝する側がなにも言わなければ対象は通りすがりだけ。

   「多くの情報を発信できるウェブサイトなのに内容はパンフレット(ちらし)以下」

この文書を今の時代に書くとは思わなかった。なぜなら World Wide Web ができ、大手企業も参入してきて何年か経っても予算もあるのに情報発信の仕方が我々素人以下だとの過去の嘆きの文だったから。それからもう長い年月が経過してる。結局、今でも情報発信の質が変わらないので直接尋ねる場所としてキャンペーンや展示会が必要なんだ。そして展示会で良い情報が得られれば旅のきっかけとなっている。

 旅の展示会というのは、わざわざ高い入場料を払ってまでやってきてる「優良客」だと認識してるのだろうか? 宣伝、印象付けが末端への必要性だと思うが、時代遅れな伊豆はいまだに団体とか企業客ばかり狙っているのだろうか? 来年はJATA旅博と旅フェアが合併するがどうする。そんなところに来るのはプロの客だし、多くが出展するから埋もれてしまうと言って戦いから逃げてしまうのだろうか!?


 私が思うに「意外と」じゃなく「再発見(発掘)」だと思う。過去に書いたが、伊豆稲取でも宣伝する気がなくて「隠してるんじゃねぇよ」「車の渋滞に電柱、電線ばかりな伊豆高原よりはるかにいい景色な桜じゃないか」と思ったわけ。ススキの細野高原の宣伝も大きく始めたが、桜の次に箱根の仙石原より広大という場所を知ったときに、またも隠してるんじゃねぇ~よ と思いましたからね。まだまだ知らない人は多い。

(※ 細野高原は伊豆稲取駅から北西方向の山でゴルフ場の西側、一般的な地図には掲載されないが詳細な地名が載ってる地図では「細野」が確認できる)

 江戸城石垣の石切り場という話が出たが、そんなのは至る所にあり伊豆にも点在してる。場所自体が観光スポットになれなくてもいい。またもや稲取が駅前展示で先を越している。先にやったもん勝ちだ。松崎町が日本一富士山がきれいに見える町と勝手に宣言しちゃったのと同じで、日本人の性格上、他の地域も表に出して文句は言わない。どっちにしても根拠、決定打がないなら言ったもん勝ちということだろうか。

 見下すという意味ではなく客の大多数が素人ならば、業界内で言うなら恥なのも宣伝材料となる。過去ローソンのCMにあった「地域一番店(を目指す)」は経済学、営業者として当たり前すぎて恥ずかしすぎるが、大衆に向かってのCMなら構わないとのことでしょう。当事者が当たり前すぎて言うことをためらっている何かがあるかもしれない。それを思い出してみたらどうだろうか。


 熱海には大きなネタはもはやないと思うが、実は小ネタならある。ちゃんと新聞は書いてるんだが、そういうのを観光協会が扱わない。週末に行くので結果はそのときに。まあ、一般企業でなく役所に近い構造だと、使える奴と使えない奴に差がなく一般企業に比べて労働意欲が出ずトップダウンで言われた通りにしか動かない(動けない)ので我々観光客が求める情報は期待できない。この点も改革すべき一つだ。

長くなり、まとまりに欠ける文となってしまった
| emisaki | 21:41 | comments (0) | 熱海::考察 |
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