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FDR-AXP35使用記#3:同一価格帯でのマイク性能、そして
 ハイビジョンになってからソニーでは、HDR-HC1, SR12, CX500V, FDR-AXP35 と渡ってきた。これらの販売時の価格は同水準。10年間で、隙間にキヤノンの製品が入るから延長保険期間ほど長持ちしてなかった。ソニータイマーが発動しない場合、出動回数が少ない機材のほうが古くても長持ちと当たり前の状況。FDR-AX100とは別系統のため、AXP35(AX30)は一般モデルとして2号機と言うほど改善はされてない...

 私の歴史だと8ミリビデオがパスポートサイズなるCMがあったよう小型化してて、テープも小型化したのに初めて自分で買ったDCR-VX1000は大きくて持つのが許せる限界だった。なのに以後の業務用機の手持ちのまま更に巨大化して、持つでもなく、三脚に載せて使うでもない最悪な形状をしてるのまで現れた(XDCAM EX PMW-EX1など)。ショルダータイプでもない大型って持ちにくいったらありゃしない。



・内蔵マイク

 伊東の花火大会では外付けマイクの接触不良トラブルにてAXP35内蔵マイクを使ったのですが、過去の機種では後ろの音を拾いまくってたのですが、なんだかそれが軽減された感じがする。もちろん「マイボイスキャンセラー」なる機能は使ってない。

 ずっと内蔵は使う気になれなかったから外部マイク端子がない現役のCX500Vのいい加減にして欲しいと思うくらいう後ろの音まで拾う悪さが目立ってるのだと思う。CX500Vは録音レベルが普通と低という2段階しかないので「低」にして、あとはソニーお得意のAGC任せだが、編集ソフト上でAXP35と同一レベルに設定してもCX500Vは周囲の人のしゃべり声が入りまくっていた。5年前の機種と比べてるため、いつから改善されたかは不明だ。

 マイクの接触不良のほうは端子じゃないから内部のサビかもしれない。なぜなら、数ヶ所でゲリラ豪雨の中をカメラより先端で雨を受けてきたマイクだから。それに最初の美濃加茂の豪雨では上に向けてたレンズに水がたまったくらいで、マイクは水没したかのよう空気が抜けるようなゴボゴボって音まで収録されてたから動作してるほうが不思議という言い方もできる。

 ビデオの音質は録音(圧縮)方式よりもマイクの性能によるところが大きいため、4K XAVC S での録音が非圧縮(L-PCM)だからじゃなく、それなりに良くなってる。指向性については打ち消し処理の問題でしょうか。音圧の大きい花火を考えると外付けの別のを使いたい。

 周囲の歓声を使う気もないからサラウンド無用の2チャンネルしか使ってない。花火の場合は録音レベルを下げてるため比例して周囲の音を拾いにくいだけとも考えられるが、実験したわけじゃないからどの程度の差かわからない。ともかく、CX500Vだと360度 無指向性って感じがしてたから今までも使うのは映像だけだった。

 音量設定の「内蔵ズームマイク」をONにすると、広角では指向性が働きませんから広角でマイクだけ望遠という設定があったらと思うわけですが、上位機種であろうともハンディカムはハンディカムでしかないからやってくれない。これはFDR-AX100とて同じ。内蔵マイク1チャンネル、外部マイク1チャンネルという芸当もできない。家庭用のという枠組みが外れないため、いろいろな設定は固定概念によって一本化されてることが多い。

 2チャンネル別の録音を行うためソニー純正品となると2本のマイクを含めて最低10万円の投資が必要になる。もちろんマイクを高いのにすれば大変なことに。そう考えたからTASCAMのPCMレコーダーが浮上してきたわけ。何百メートル引き回すわけでもないからバランス伝送も関係なく、ケーブルが抜けるでもないからXLRなんて不要だからX-Yマイク付きのレコーダーだけでもいい。

 ソニーではないが、せっかくTASCAMのDR-60D、DR-70D PCMレコーダーがデジタル一眼動画やカムコーダーとの組み合わせを想定しているのに、映像入力を使った外部同期に対応してないのが残念。私がおこちゃまの頃なら外部同期もTBCも放送局じゃなきゃどうにもならなかった世界ですが、今なら朝飯前である。AXP35だと撮影中に映像出力しないというオチがあるが、他の機種なら使える。できれば無線でなんとかならないものだろうか。

 ちなみに1時間録画すると2台のカメラは結構なズレが発生する。編集ソフトで頭合わせしても終わりは1秒近くズレてしまうから、そのままカット編集ができない。音がズレてるってことは画像もズレてるってことです。根本的にはビデオカメラが外部同期してくれないと困るのですが、そこに外部の音源も加わると作業が増えてしまう。カット編集するごとにカムコーダーに録音されたのと外部録音と音声波形を合わせてる。花火なら、そもそも距離があって音にズレが生じるため、1本の音声しか使わなければ違和感全くなしですが、人の会話だと口の動きとのズレが致命的。無線で5台までカメラコントロールができるなら外部同期しやがれって思う。



・別々のメディアに書き込めない

動画と静止画、もしくは動画と低画質動画は別々のメディア(内蔵メモリーとSDカード)に書き込めない。
メモリーか、カードスロットを選択すると全てが変更される。



・メモリーカードから内蔵メモリーへのコピーができる

 今まで使ってたのは固定概念から片方向だった。片方向だとバラバラになったファイル名の連番を並べる作業とか、使ってない人には想定できないんですよ。削除して、次に撮影すると隙間のファイル名(番号)が使われるから連番にならず、カメラからファイル自体が離れると管理で面倒なことが起きる。

 どうやら「PlayMemories Home」自社のソフトを使うことが前提とされてるようだが、単体のファイル名で録画日順に並んでいるべきでしょう。

 ファイルシステムが exFAT であり、MS-DOSからFAT32まで続くファイル名の 8.3 形式は存在しないのだから消えた番号を再利用する必要性がない。細かく計算してはいないが、最低な長さで録画し続けてもファイル名が足りなくなることはないであろうと。デジカメで途中の失敗写真を消しても、その番号は再利用されないのに、なぜビデオカメラは「直近の番号+1」とかにしないのだろうか? デジカメにはあるだから連番をリセットをするメニューを加えるのが面倒とかいう話じゃないでしょ。


 もし私がソニーのデバッガーだったら100万個くらいファイルを書き込んでから使って、“途中でもたつく”とかリポート上げてるぜ。なんてったって、私はコツコツとか限界の問題を潰すのを得意としていたから。表計算ソフトのデバッグをやってたときは、巨大ファイルを読み込ませてたりした。パソコンソフトだと全部読み込まないと動かない作りをしてて巨大ファイルを読み込ませると悲劇的なのが実に多い。Windows環境で Cドライブに作業ファイルを作るとか固定設定なのを作ると、残量不足で動かないとかあるんだ。この例のように大手企業でも平気でそういうミスを犯すが、経費カットでチェックをする人間がクビにされてきたから今の“残念な日本製”になった。製造がいい加減より先に検品しないのは隣の国のお家芸じゃない。



 今思うとHDV時代にはころころとバッテリーを変更されてたが、AVCHD方式になってからは変わってない→互換性が高い状態で移行がスムーズであった。 NP-FHxx から NP-FVxx への大きな変更は部分的形状で、物理的には「下位互換性」となっているが、メーカー保証はないにしても使用上、ほぼ互換性がある。材質が変わったせいか1セルあたり3.4Vから3.7Vに上がってる。充電直後から容量が減るまでの電圧変動を考えると FH を使うと早めに電池切れ警告がでるかもしれない。互換品はどうせ中身なんて同じでしょう。バッテリーに印刷されてる容量表示だって嘘なくらいですから、6.8Vだと7.4Vだのはどうせ同じさ。

 FHなバッテリーをFVを使う機種に無理に付けると構造から取り外せなくなってしまうのだが、これを知らぬあたりが互換品を買って確かめもせず取り外せなくなったとか騒いでいるわけだ。FH互換なら中央の引っかかり部分を短く切って改造するか、最初からFV互換なら取り外せなくなることはないんだが、そんなことも知らないのが買って使うから業務用と違って他社製が許されないわけだ。(これを読んでどうしようとも自己責任)

 ちなみに、CX500Vと同時期に購入した NP-FH70 は、60回の充放電でへたってきている 。フル充電して1時間も使えなくなり、ちょくちょく長持ちさせるために録画しながら液晶パネルを閉じてた。ハズレな時期のを買ってると互換品と大差ない。ただ、互換のNP-FV100は容量インチキだから連続長回しするなら純正品のを買わないといけない。3分の1が隙間じゃないFV100と本当に互換なんてあったら教えて欲しいくらい。



・ビューファインダーの視界が小さい

 逆光下で液晶画面が見えなくなることが多々あったため2万円ほど値段が高くてもビューファインダー付きのにしたのですが、それほど使い勝手がよくない。プロジェクターも付いてるから部品代としてはかなりケチられてるかな。 デジカメNEXの別売ビューファインダーなんて小売で4万円もするから比べちゃいけないんだろうけど。

 カメラが小さいので比例して小さいのは当たり前なのですが、横開き液晶パネルより綺麗なだけに覗いたときにそのままの小ささだから、大きく投影されたかのよう見える工夫が欲しかった。4Kだからピンボケは致命的なのに小さすぎて何もわからない。ピーキングが完璧じゃありません。花火だと盛大にピーキング表示が出るだが、ふざけるなってくらいピンボケしますから小さいイメージセンサーだし広角だからって、なめられない被写界深度。

小さい利点は“ハイアイポイント”、1~2cm目を離しても全体が見えることか。

マニュアルフォーカス時に可能なのは2倍表示(デジタル一眼の多くは最大10倍以上が可能)
そして撮影時に映像出力しないなんて最悪だよ! 外部モニターも意味なし。




・やっぱりズームがおかしい (個体差?)

 ズームインがちから入れなくても動いてしまうから急激な寄りになりやすい。ゆっくり動かしたいなら、他の機種より、そっと触らないといけないから困ってる。こんなことなら固定スピードなリモコン(別売)を使ったほうがマシなんじゃないかと。


 今の放送番組制作(下請け)のカメラマンは下手クソが増えた。気になってる中だと「モヤモヤさまぁ~ず」とか「正直さんぽ」とか、ぶらぶらしている最中のカメラは安定しているが、ズーミングとカメラの揺さぶりを素人と同じで高速に目まぐるしく行う(短時間にズームイン、アウトを繰り返す)。それは素人がよくやる見苦しい映像になると教えられてきた典型だから反面教師になっている。あれを見てると気持ち悪くなるから自分ではやりたくない。




・今後の予測と希望、ソニーがソニーじゃなくなった体質改善は?

 私が“利益確定モデル”と呼ぶように次期2年目は改善があるもののマイナーチェンジはコストダウンが図られることが多い。良い部分があろうとも本当の4K 1号機のFDR-AX100を買わなかったのは今のソニーの初号機は信用できず長持ちしなくなったからだ→20万円より10万円を2回買ったほうが有意義。

 過去は値段が高くても初号機を買っておけば間違いなかったのだが、それも DCR-VX1000 で終わってる。HDVではHDR-HC1まで待ってHDR-FX1(HVR-Z1J)を買わなかった理由は、ハイビジョン化したのに「すりガラス状」の固定ノイズが許せなかったから。固定ノイズだったがHC1を買って同じ症状だったからCCDとCMOSという違いからイメージセンサーを悪者にした考えを改めることとなった。いまだに原因は不明だが次期モデルからノイズは消えてる。その頃の社長からソニーを知らん体質になり、現在のマスコミに叩かれるほどに落ちた原因がそこにあると考える。会社組織、経営上どうのと反論しようとも、消費者から空気の読めない製品を見れば客が遠のくのは明白であり、それって経営上の問題じゃないのか。過去のソニーによくあった市場投入するのが早すぎるじゃなく、空気読めなかったのだから経営者責任だよ。

動画市場でハイクラスアマチュアが求めるは、
   デジタル一眼用の動画専用レンズ (業務用並みの操作性)
もしくは、
   リーズナブルで真っ当なビデオカメラ (大きくても構わない)

HDVのときにあった肩載せ型でも中身は小型ハンディカムなハリボテなら用がない。業務用の分野では50万円はメインカメラになる。だから予備機に家庭用が使われてるのを当たり前に見てきた。

 今はハイクラスなモデルしかないが、常にリーズナブルな製品を出してきたblackmagic designだけに、カメラに業務用のビデオレンズがくっ付くようにして、計50万円も出せばプロと同じ操作性を手に入れることができるようになるかも。

 デジカメ動画の流行と、過去の例からすると、そういうのが登場すると先に業務用の人たちが使うようになって市場をさらう。既に同社5インチのハイビジョンモニターに興味を示しているが、ソニーの製品には興味がないようにだ。展示会の発表を知って劣ってるから他社が引っ込めた時代もあったのに、今のソニーは後だしジャンケンに負ける。

 イメージセンサーが大きいと難ありだが、放送用HDレンズでも1/3インチとかなら30万円台で買える。AF、手ブレ補正付きが100万円でも、より一般化すれば半額は目に見えている。ソニーのENGにキヤノンのレンズが定番だったのが、ソニーがダラダラしている隙にカメラもキヤノンという日が見えるのだ。XC10は写真機と写真用レンズの要素を残しすぎでダメだが値段的には魅力的。レンズ交換式に発展してもおかしくない。

 HD動画がほぼ全てに搭載されたよう、デジタル一眼で4K動画が一般化する日も近い。画素数はとっくに達成しているのだから、4K動画が不要でも販売するために対応してきて当然。だが、4KテレビはHD(2K)と同じ値段にならないと売れないはず。私もパソコンのモニターは買っても4Kテレビなんて買う気がない。

花火撮影みたにズームもカメラワークも不要となると、
2年後はビデオカメラは買わずデジタル一眼で4K動画を撮ってるのが見えてくる。


 DCR-VX1000が“棚からぼたもち”で業界人に使われたのだが、以降のソニーは業務用機を売りつけることに専念し、消費者の空気を読まないから売り上げを延ばせず、更に動画機材メーカーであったのにデジカメへの動画搭載が遅れすぎて時代に乗り遅れた。Canon 5D MarkII のブームから何年経過しても先に立てない。Eマウントなやつ NEX-VG10/20/30、あんなのビデオカメラじゃねぇーよ。

 前に書いてるがデジイチ動画に機能不足だったのをマジにしたのが "MagicLantern" のファームウェアでしょう。だが、写真機は写真機でしかなく、レンズは動画には向かない。こういう間抜けを解消して消費者がよだれをたらす製品を真っ先に発売してきたのがソニーなのだが、どうなっちゃったんだろうと言うしかない。これは家電業界の写真全般に言えることか。使いもしない奴が作るからだよ。

| emisaki | 21:17 | comments (0) | 映像音声::ビデオ機器 |
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