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一般論よりは低く小さい<花火>
 熱海の花火は別段何号玉とか言ってないが、一昨年から始まった8月末の20号(2尺玉)だけは公式に語っている。 一般的に10号(尺玉/直径およそ30センチ)は打ち上げの高さは東京タワーと同じくらいで300~330メートル。そして、開いたときの直径は約300メートルと言われている。同様に20号(2尺玉)は高さ500メートル、開いた直径は約500メートルと言われているから、多くの花火を見てきた側からは初回から本当に20号なのかという疑問は出ていた...

 大空中ナイアガラのときの打ち上げ幅は約300メートルの区間ですから、もし中心で10号を打ち上げたら1発でカバーする。500メートルとは釣り施設になってる岸壁の長さの約2倍になる。今年8月28日、見ている高さは海抜170メートル、距離が1550メートルで高さ500メートルまで打ち上がると仮定すると三角関数で角度が出せる。

tan-1((500-170)/1550) = 12.019度 (※海抜170mで見て)

 その場所だと通常カメラは平行より下向きにしており、20号のときだけ縦位置にしてほぼ平行(若干上に)向けてた。焦点距離27.2mm(35mmカメラ換算)で、20号玉は全体が画面の半分より下に収まっており、花火中心は更に下だ。もし上記のような大きさと打ち上げ高さなら、すごく上向きにしてないとつじつまが合わない。

 計算上は12度も上に向ければ花火の中心と平行になるが、そんなに上に向けてないことと、だいぶ下に写ってる。これだけだと打ち上げの高さが低いだけだと言えるが、そうすると今度は20号として開く大きさとつじつまが合わなくなってくる。見た目から一般の10号と同じくらいの高さじゃないかと推定すると、水面よりだいぶ上で終わってる(火が付いたまま落下部分は含まない)。

  それら総合して一般的に言われてる大きさより小さいと考えるのが妥当。
  現に、後から光って垂れ下がってゆく部分はすぐに海面に達していた。

もしかして、その垂れ下がりを含めて楕円で20号の大きさとか言うつもりなのだろうか?それはちょっと違うだろ。あれは直後に海水面に達した。 海岸線からなら打ち上げ場所まで約500メートルだから、上に500メートル打ち上げても45度だから一発なら見上げるのに苦にはならない。

 例えば近くで10号(尺玉)が打ち上がるところで見上げてる角度は計算 「tan-1(200/330) = 58.78度」 と、ほぼ一致している (距離200m、高さ330mと仮定)。熱海で推定10号だと思われるのだけの高さはありそうだが、高台から見ていて20号の炸裂高度は10号よりちょっとだけしか高く見えない。

 次に開く大きさだが、海岸線から撮影すると近いのでかなりの広角レンズが必要になるが、もし、大空中ナイアガラでの最大に10号が含まれているというなら、最大でも直径は250メートルくらいである。ですから20号は、ほかで見る10号玉から ちょっと大きい程度にしか感じない。

 撮影画像から確実に示せるのは20号と大空中ナイアガラの最後で最も上に打ち上がる花火に、高さと大きさに劇的な違いがない。通常なら3対5の割合で見えるはずだ。確証はないが大空中ナイアガラで一番上に打ち上がるのが10号なはず。だから20号が小さいとすれば現実に見たのとつじつまが合うのであった。


 他所で見る20号と打ち上がる速度が劇的に違うため、高さについては火薬の量が少なすぎると考えられるが、開き具合については熱海で20号を初めて打ち上げた2013年から少し大きくなってきたと別の花火マニアも同じ事を言ってるだけに、ここの花火業者はまだ20号で商売できるレベルに達していない。年間契約で買い叩かれてる分は差し引いておくにしてもだ。もし手を抜くなら質じゃなく玉数を減らして欲しいもの。直径が2倍になる10号と20号はかなり違うので10号の製造を確立したのち、15号だの段階を踏むべきだ。開催側は15号とか言うより20号(二尺玉)って言いたいだけなんだよ。素人客は知らないんだろうけど、真の20号だと思えないこっちはガッカリだよ。

 海岸線にいると広角が足りなくて収まらないのに、離れてるか超広角レンズなら通常より小さいと想定しないと、私みたいに周囲がガラ空きな写真になってしまうから注意したい。1年後ごとだし撮影場所も変えるからまだ経験の積み重ねが浅いから。


<追記
 上野駅のキャンペーンで花火玉のモックアップが置いてあるのだが、その写真をよくみると「(株)○○○○」って書いてあるじゃないか。昔はその社名を聞いたが、近年は神奈川県の藤沢あたりの業者って噂も耳にしてた(ガセネタ?)。ならば前から変わってないってことじゃん。噂の出どころが客だったら少しも信じないけど、熱海の中からだったんだ。どっちにしろ確証がない状態だったから、何か別の業者と混同されてしまったのかもしれない。

 ずっと熱海で開催してきたとなると回数をこなしてきてるのに汚い打ち上げや異常低空炸裂、せっかくの大玉の上にゴミのように覆い被さる小玉を何度も見ることから、失礼ながら昔からの全国観覧暦から大曲でなんとか賞を取れたと言うほどたいした業者じゃないってことになる。それとも年間契約と打ち上げ数のほうの確保など買い叩かれてるから質を落としているのか? 質を捨てるなんて、まるでデジカメの画質が画素数だと思ってる素人みたいじゃないか! いくら依頼主だからってわかってないなら説得するのもプライドのうちだ。それとも何か別に言い訳でも聞けるのでしょうか。

○○○○さん、買い叩かれて手を抜いてないのならば、あなたの花火の次元はまだまだ低いです。

 開催に補助金が出てますよね。ならば、その分は入札にすべきでしょう。過去の資料によると開催補助金は年間2000万円以上。ならば補助金ではなく、熱海市主催で熱海市全体として考えた日時に開催すべきだ。今のは旅館ホテルの都合で開催されてるだけ。市議会および事業仕分けがあったときの質疑応答の議事録からも、旅館ホテルの立場からの質問しか見当たらない。他の店舗は便乗商売みたいになってるのだが、そっちも少しは資金を出して口を挟むべきではないのか。


早くほかで見る本物20号と同じのを熱海で見たい。
| emisaki | 00:54 | comments (0) | 熱海::情報・考察・批評 |
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