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箱根西麓・三島大吊橋
箱根西麓・三島大吊橋
愛称:三島スカイウォーク
開業:2015年12月14日

入場料 大人1,000円 中高生 500円 小学生 200円
営業時間 09:00-17:00(開始15分前から販売開始、終了30分前に入場券販売終了)

三島スカイウォーク


 三島駅から路線バスは、およそ1時間に1本。開業にてバス停が新設され施設内に停車する。運賃は三島駅から片道560円ですが、三島市内の指定路線に1日乗り放題な「みしまるきっぷ」900円があり、見た限りほとんどの人が使っていた。初日なので調査済みな人たちが集まっていたからと思われる。閑散期になると1日乗車券を宣伝販売したりしないと思うので、覚えておいたよい。「みしまるきっぷ」を使うと柿田川公園の近くにも行けるし、範囲外の沼津駅から沼津港への路線なども100円になる。

 バスはいったん市街地を抜け、三嶋大社の前を通って国道1号線に入る。伊豆縦貫道と交差したところに伊豆フルーツパークというのがあり、観光バスが立ち寄る大型の果物屋って感じだろうか。そこから旧道のようなところを通り、桜、杉並木らしきところを通る。更に旧東海道(歩道)とのつながる。良い時期なら途中下車したいところですが、点在しているのとバスの本数から断念。

開業日はこのとおり天候不良により富士山は影も形も見えず、これは南向きに撮影しています。

※ 富士山はこの方角ではありません。


ここは一般の入口から吊り橋を渡った先です。入口側の橋の下側からこんな感じで富士山を撮影している写真が公式サイトに掲載されていますが、そこに行く道はありません。

※ 東向きに撮影しています

渡った先で富士山が見える場所は、もっと高いところにある場所までのぼらないといけない。途中までは道路がありますが、どこの展望部分もバリアフリーではありません。吊り橋まではともかく、切り開いたといえ山道にバリアフリーを求めるのは酷です。

 観光地にありがちな晴れている時の景色を示す写真があるが、それは吊り橋がないときの写真であり、富士山を撮るなら吊り橋の支柱、ワイヤーが邪魔となる。富士山を撮るなら渡る前の場所しかない。渡る前の未完成な展望部分の完成が待たれる。

<総評> ※初日の数々の不手際は評価には含めていない

 開業したから勝手な視察に行ってきたわけだが、自分は観光としても渡る意味のない吊り橋に入場料1000円払いたいとは思いません(加えて交通費)。銀玉商売だと1000円の重みがわかってないのでは。景観の良い無料な吊り橋は各所にあるが、ここは有料な意義がない事業なだけだと。

 これが展望台を備えた道の駅か何かだったら話も違ってきたでしょうが商業施設としてはいただけない。もちろんこれは待っている間の1時間以上が暇で知らない人同士での会話が始まっていたから自分勝手な考えではない。

 吊り橋を手前にして富士山を見ると吊り橋の先にゴルフ場と高圧送電線がある。送電線の下は木々が伐採されているので、道筋は航空写真で確認することが可能。吊り橋を渡る目線でも送電線は確認できるが、高台からのほうが目障りに見えるようになる。

 初日は曇って富士山も見えなかったが、晴れても再度行こうとも思わない。これは個人的のみじゃなく現地で多く聞かれた意見で、テレビインタビューでは悪いことを言ってなかった人も本音は文句だった。入場料が高いだけじゃなく旅費全体として考えると、ここより行くべきところがまだまだたくさんあるからです。他の客だって富士山が見えてれてれば不満が減るだけで納得はしないはずだ。この全国何番煎じかの真似事より、もっとすべきことがあったのではないかと思う。

 富士山を見るなら交通費以外にお金を払う必要はなかろう。三島から路線バスで来たならそのまま箱根町まで乗って芦ノ湖スカイラインを通って桃源台まで行く路線バス(箱根登山バス 1日2往復)に乗れば見放題。ただし有料道路だから止まらないけどね。今は大涌谷に立ち入れないが桃源台からでも箱根園からでもロープウェイに乗ればよく見え、富士山までの距離に大差ない。他にも周辺のどこでも場所があるので決定打なんてない。

 私と同じように偵察にきている人たちに出会ったが、富士山が見えたとしても良いと思ってる人はいなかった。県内からなら富士山は珍しくないわけで、入場料の高さから意味のない吊り橋との関係性に大いなる疑問を感じたようだ。昔からよくあるパターンで、ロープウェイやケーブルカーを作りまくって廃線・廃墟は全国にたくさんあるし、商業施設では観覧車を作るという真似事も多発。

 事業者は事前に気づかなかったくらいだから腑抜けな計画を見直すことなくメディア戦略に出るだろう。世界遺産という名前だけで群がるように一般客の程度は低いからCMよりタレントを使った宣伝番組には効果がある。真の見る目を養ってほしいものです。

 開業特需はどこにでもある。はたして、予定されてる人数が高い交通費と高い入場料を払っていつまで来るかだ。そして二度訪れることがあるかを深く考える必要がある。ちなみに私はここで富士山を見てないが、ほかでいくらでも見ているのにまた行くくらいなら、まだ行ったことがない所へ行くよ。


<追記 2016年5月2日
初めての大型連休の入場は好調のようだ。期間中の入場者数を8万人と予測しているという。
実現すれば入場料売り上げは最大8000万円だ。

慣れて不手際が減り展望部分が完成したとしても1000円の価値があるとは到底思えないんだが…。
富士山を見るところを知らなすぎなんじゃないか。


| emisaki | 23:11 | comments (0) | 交通::路線バス |
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