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実験台:リコーGW-3ワイコンはソニーFDR-AXP35で使えない
早い話、ケラレが出る。

 ビデオ用にサードパーティからワイドコンバージョンレンズ(ワイコン)/テレコンバージョンレンズ(テレコン)が出てるが、ここは候補にデジカメ屋のニコンの HN-WM75 (ニコンダイレクト 10,080円)とリコー GW-3 (参考売価 17,080円)とした。これらの製品は他社のデジカメで使われてる情報は得たが、ビデオカメラに使ってる情報は見つからなかったため実験台に立候補した。保険として他に製品を持っているから転用可能だろうと。でもダメだったわけだ。

 ケラレが消えるまでズームインするなら付けないのと同じ。FDR-AX30は全く同じだが、ほかにレンズが同系列の設計なら全部アウトだと思う。大きさが違うが、空間光学手ブレ補正搭載モデルは疑ったほうがよいかも。

※ ご注意 : 目的外使用のため、リコー製品には何ら落ち度はありません

・リコー GW-3 ワイドコンバージョンレンズについて

 リコーのは同社デジカメ「GR」専用のためウェブサイトにもフィルター径が書かれていない。ネット上で49mmだという情報は得ていたが、店頭で不安だったのを察してか、ヨドバシカメラの店員さんがその場で同時購入のステップダウンリングにて確認をしてくれた。

 購入してから取扱説明書を読むと、ちっちゃく「取り付けねじ49mm」と書かれていたが、ワイコン自体のフィルター径は一切書かれていない。本体の寸法は書いてあるので、そこから推測できるが、レンズキャップの裏には62mmって書いてある。この点を商品パッケージで教えないのはレンズ別の一眼レフ屋さんと違うところだろう。切り込みはつけてるものの、フィルターを被せようとはリコーは考えてないのだろう。だって、62mmだからって62mmのフィルターを付けると、それによってケラレが出るという報告がある。同社GRなら問題ないんだろうか?


・ほかのレンズ(カメラ)で使う

 SONY FDR-AXP35のフィルター径は52mmのため、リコーGW-3の取り付けには“ステップダウンリング(カメラ側「レンズ径」52mm、レンズ「フィルター径」側49mm)”が必要となる。過去の経験からこれを取り付けることが災いしていることもあり、主レンズとの距離かと思ったら違ってた。ステップダウンリングを外して主レンズに手持ちで接近させても全く好転れずケラレが出たままだった。所有してればわかるが、主レンズは保護シャッターからすぐだからかなり近い。

 ちょっとためしただけだが、空間光学手ブレ補正をオンにすると、レンズブロックが動く方向に盛大にケラレが出る。これじゃソニーが純正品を売らないはずだ。素人はたとえ手ブレ補正を止めた時にしか使えないって注意書きな製品にしたってケチ付ける。自分の非を認めない人ほどね。だから出るものも出ない。


   FDR-AX30 / AXP35 って引きも寄りも撮れないカメラかもしれん


29.8~298mm(35ミリカメラ換算)だから広角も弱いし望遠も弱い。なのに純正なし。

 ついでに花火大会は始まるまで試していたのだが、少しでも望遠にするとレンズの中心を使うはずも画面全体が擦りガラスを入れたかボカシ効果をかけたよう鈍ってしまった。このワイコンを付けるリコーGR / GR II は28mm単焦点なんだ。それ専用として全く汎用性は考えてないようです。反対に言えば GRの28mmにピッタリ合わせてある。

  当然だが、関係のない商品の組み合わせで使えないからって返品するような不道徳者ではない
  最初から自己責任と他のカメラでの使用を模索する。


 ビデオカメラ側の手ブレ補正がOFFであってもステップアップリングが必要なワイコンじゃないと使えないだろうと思えてきた。元のレンズの焦点距離26.8mmと物理的レンズ口径から想定したより大口径のワイドコンバージョンレンズじゃないとケラレれそうだ。

 ワイコン装着時は空間光学手ブレ補正はOFF。イメージセンサーの画素読み出しによる手ブレ補正だけにするモードは搭載していないから全ての手ブレ補正をOFFにするしかない。


 今までレイノックスのを使っていたが、比べて広角時の画質はすぐれているものの、周辺部の流れはひどい。また、最重要な部分として、GW-3は主レンズも広角でしか使えないということ。ビデオカメラに付けて少しでも望遠にすると画面にモヤがかかってしまい、そこから更に望遠にすると使い物にならない映像となる。ソニー HDR-CX500V に手持ち装着では最大広角でのみ使用可能と判明したが、ちょっとでも望遠側になると酷い画像になるため、これでは常用することはできない。
(レイノックスのワイコンはビデオ側のレンズを望遠にしても大丈夫です)


   GW-3 は最大広角オンリー!
   (コンバージョンじゃなく映像業界で言うところのワイドアタッチメント)


 ニコンとキヤノンのデジタル一眼レフのフィルター径が似た手持ちのレンズに付けてみたが、やはり焦点距離50mmの EF50mm F1.8II では全体にモヤがかかって使えず、AiAF28mm f/2.8Dに装着では35mmフルサイズでケラレ発生。モヤはかからないが中心近くしか品質が保てず。ケラレはワイコン側のレンズのほうが小さいから当たり前か。APS-Cサイズのイメージセンサーだとケラレはでないが周辺部の流れが気になった。他の広角ズームレンズは口径が大きすぎて試せなかった。


   結論として、私にとって GW-3 の購入は失敗だった


 ニコン HN-WM75 は複数のレンズを対象としているから、もしかするとそっちのほうが光学的には合いやすいかもしれない。もしくは最初からビデオ用であるデジタルキングとかのを買ったほうがよかったのかもしれない。投稿から画質が悪いものの使えるとの報告があるのだ。問題は、このような商品だと試せるのが置いてないってことだよ。もう実験台は御免だからニコンのは銀座のショールームに置いてないか確認してみるつもり。一応ニコンのカメラを持参で。


※ ご注意 : 目的外使用のため製品には何ら落ち度はありません

※ ステップアップリングとステップダウンリングの違いに注意! 生半可な知識だから間違ってる職業記者もいる。カメラ側から見てのフィルター径を縮めるのがダウン、広げるのがアップ。縮めるとレンズに被ってしまう可能性が出るため、使われる大部分はステップアップリングであり、製品の種類も劇的に違う。


ワイドコンバージョンレンズの賭けに出た結末 (続き)
| emisaki | 01:06 | comments (0) | 映像音声::ビデオ機器 |
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