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東洋経済オンライン熱海記事@伊豆新聞経由
 失礼ながら東京の部屋の中で書ける記事でせっかく熱海まで行くなら突っ込みが甘すぎて残念だ。こっちは転落してる当時から問題点をガンガン書いてきたから記事の何十倍もの問題点を突いており住民や別荘族の何十人とも会話してきた。だから市役所が行ったアンケートとやらに書かれてることの多くは早くから知ってた。
 観光客が行かないような場所をブラブラする時間、観光としては無駄でも調査としては有益。調査っても趣味だが、お仕事なんぞより自分のお金を投じてるほうが桁違いに熱く深く調べられるんだよね...

・保養所が減った件

 そりゃ20世紀末のバブル崩壊が原因でしょうが、公務員の保養所が減った理由は公務員の福利厚生は手厚すぎるって世間の厳しい目が向いたからでしょう。よって私が幼少期に相当な回数行ってた場所も10年以上前に売却された。保養所だけに豪華な旅館でもホテルでもないが一泊二食付きで4000~5000円、大磯ロングビーチは通常5千円くらいだったのが千円程度と、そりゃあ非難の的になる。
 あのトヨタの施設すら廃墟同然になってた。奥地に入ると知らない会社の見捨てられたかのような保養所も多い。熱海駅からそれほど遠くないが観光客が行くことはまずない場所だから知らないでしょうけどね。企業の保養所って別荘街の一角とか山の奥とかにあるから甘い調査では実態が見えてこない。


・水道料金のどこが高いの? (飲み水に不自由な土地)

 記事では扱われてない問題だが、日本各地である範囲として熱海市の立ち位置を知らない市議会議員とマスコミが騒いでいるだけで、上下水道の料金は高くない。もっと安い所もありますが、もっと高い所もある。不便な立地という点では高くないのだ。数の理論で安いと思いきや東京都23区内は高い。熱海の某マンションで月額固定になっていたのだが東京で払ってたより安かった。東京の場合、すげー汚い川の水から飲めるまでにするからかどうかは不明。東京より雨が多いなら雨水を貯めて水洗トイレで流す水に使った方がよいが、そういう設備の話も耳にしたことがない。

 巨大限界集落に向かってる地域としては上下水道料金なんぞより、もっと割高になってる料金があるはず。水道と同じで比較対象を知らないだけさ。文句が出てないから置き去りにされてるのか、意図的に取り上げないのか知らんが市議会議員も次の選挙パフォーマンスが続くだけか?選挙っても、どこぞの理事と同じで、ほぼ全員当選だから綺麗な政治も改革もあったもんじゃない。議員の誰かが何かの業種に加担しているってところも真っ当な政治は行われないな。公平に正すのではなく、自分の思い通りにしたい奴が立候補する。だが、真っ当な人ほど政治なんてやりたくないってジレンマ発生。


・集合住宅の管理費がクソ高い件 (住みにくい 買いにくい)

 物件探しの過程から怒りをぶつけてきた点だが、それを反対に考えれば熱海は捨て値のマンションが売り出されようとも越後湯沢や茨城の奥地の忘れられた別荘地のように貧困層が寄ってくるような場所にはならない。管理業者が月額管理費をボッタクリ価格に設定しているからで、既存の居住者も従っているからである。普通は住民組合で邪悪な管理業者をクビにします。寄生虫のチンピラだと嫌がらせをしてくるから社会問題になってるが当事者以外は知らんぷりする人間が嫌い。管理業者に依頼する法的義務はないのだし、老人ばっかりなら誰か持ち回りでやればいい。吸い取られてただけを修繕とか必要なところへ注ぎ込める。

集合住宅への価値のない寄生商売は全国レベルで問題視すべきである。

 何度も書いてきたけど熱海の管理費は東京都心部のマンションでも有り得ない金額。ほか、なんだかんだでアパート1部屋借りるくらいの経費が必要だから100万円で1部屋買っても2年くらいで更に100万円払うことになる。それじゃ高額な固定資産税の取られ損だし、長居する気がなくウチは静養目的だったから賃貸にした。入院して他界したから本当に短期だったがね。越後湯沢のマンションは私が物件探しをしていたかなり前から10万円がゴロゴロ転がってたから、あっちはもっと酷いはず。


・元々、厚生年金じゃない働き手が多い地域だから当然の結果では?

 生活保護受給者となってしまう大多数は既存の住民と考えられ、社会問題になってる国民年金が低すぎて生活保護のほうが高いくらい国民年金じゃ暮らしてゆけないって問題かと思う。そうなった原因も昭和の政治だ。受給率が多いからって、わざわざ生活保護を受けるために不便な土地にやってきたわけじゃない。

 そのように生活保護費が激増するとは考えにくい。順当に進んでる人口減少のほうが問題。転出超過は静岡県全体の問題。そうして若年層からみんな都会にやってきて、お前ら都市生活不適合者は歩いてるだけで迷惑だーって俺が大騒ぎするのさ:P

 どこか取り壊しになった廃墟にでも住んでいたのか突如として目立つ場所にホームレスが住み着いて問題になったこともあるがホームレスに観光客が出くわすことはまずない。通称ホームレスは援助を拒否して自由ではなく勝手を選択した人なので可哀想ではない。尚、自由には責任を伴うが、勝手とは無責任・無法を意味する。


・花火大会に触れてるが、そこらへんから見えること (希少性なしは客を遠のかせる)

 記事からしてご存じないらしく、熱海市から予算組みされてる補助金が出てるが、現実は熱海市のためではなくホテル旅館組合が宿泊客を生むため優先で行ってる。だから大部分が土曜日じゃなく宿泊客が減るときに行うのである。基本的に牛耳ってきたのが宿泊業のため、宿が埋まる以上のことをやる気がないのが熱海である。

 それが原因で熱海市全体としての集客を失わせている。この集客方法は熱海だけじゃなく全国複数箇所に見られるが、熱海との大きな違いがあって他所は温泉宿しかないような田舎の場所だが、熱海の場合は別の商業活動があるのに、それらが無視されているのが問題。ホテル旅館組合100%出費の私有地内で行われてるなら文句のつけようがないが税金が投入されている。

 花火大会の回数をどんどん増やすからマンネリなの。もっと田舎が同じことをして残念な結果を出していることを知らないんだよ。いつもの塚本女史の言葉 「何でもあるは何もないのと一緒よ」である。

 税金入ってるんだから花火業者はコンペと入札とか健全な方法で決めて欲しいものだ。あそこの花火の腕は、それほどでもないよ。わかりやすいのが大玉の開き。わかんないの? 本物の20号玉だったら海抜174メートルで見て下に見えるわけないじゃん。世間一般で言われてる20号は500m上空、直径も500mくらいとされてるから熱海の多くの施設でも目線より上に見えないとおかしく、通称ナナハン岸壁(堤防)の幅は直線距離 約275m。私が各所で見てきた20号は離れて見てて熱海サンビーチで見たより大きく見えてる。堤防から陸地まで500mだから安全設定距離から熱海で本物20号は無理なのではないか? 質に関しては年間契約で買いたたいて、それなりの品ってことなのかな?

 私もテレビ番組で示されたランキングを提示しているが、あれは花火としての評価じゃない。花火ならもっと凄腕がいくらでもいる。大部分が温泉を伴って上がった順位である。だから、ここらへんも改革が必要なところ。

 このような非難を多く浴びたら税金を蹴ってでも自分らだけでやりそうなのが熱海を牛耳ってる連中に思える。政治ごと家族経営のごとく熱海市を食い物にし続け財政破綻寸前までにしたのが今の市長に換わるまでと各種資料から感じている。責任も感じないのか残党はまだ力を持ってるから呆れるのだ。もう、奴らが思ってる日本でも熱海でもない。


・十国峠まで行っておいて それかい

 タクシーで行き来すると時間借りにしても万円単位になる。路線バスは冬期ダイヤでは、1日たったの往復4便、夏季ダイヤで8便(実際は帰ってくる便があるから使えるのは少なくなる)。

 冬の空気が澄んだ時期には高齢者のお客の多い熱海として十国峠は行きにくい場所なのだ。富士山を見るならケーブルカーで山頂に登る必要もなく、十国峠の下でも、伊豆スカイラインの各所で見えるが、問題は公共交通の不便さにある。

 熱海から登って函南町の十国峠じゃなく伊豆スカイラインを南下すれば駐車できる展望場所が何カ所もあるが自家用車しか行きようがない。玄岳へのロープウェイも私が生まれる前に廃線になって廃墟があるが富士山のよく見える場所。熱海市内として富士山を気軽に見る場所は初島しかないが島だから定期船になる(裾野までは見えない)。バスの便は少ないが十国峠のほうがよく見える。

 どうしても見たければ熱海宿泊でも電車で三島や沼津まで行けば良いから交通路の大変な山に上らなくてもいい。三島や沼津は宿泊地って雰囲気ではない。中伊豆は一部の高台の宿だから富士山となると西伊豆になろう。

 そもそも熱海に行く客って富士山を考えてないから見えないことがそれほど障害じゃない。私は箱根から熱海へ抜けるコースを何度かリポートしているが、関東からの客だったら箱根を回って帰ればバス車窓、多数の立ち寄り場所から富士山が見える場所があるって教えられれば十分だろう。


・外国人観光客が少ないのは当たり前

 だって熱海に外国人が好む場所なんてないもん。大昔の熱海大火で街ごと作り直すチャンスを台無しにしてしまって、バブル経済では私が「温泉付き湘南」と称したように西洋化というとんでもないミスを犯した。外国人、特に欧米人が好むのは日本の田舎。それは推論じゃなく、日本旅行記への多くのコメントに書いてあり、現に大勢が行ってるのは木造の旅館が建ち並ぶような温泉街。だから群馬県でも有名な草津温泉じゃなく、もっと田舎の温泉地だったりするわけ。まだ知られていなくても古い街並みが残ってる田舎のほうが外国人観光客に対して商機がある。

 日本人であっても「東洋のナポリ?馬鹿じゃねー」って最初に思ったくらい。西洋化、潰れた宿のリゾートマンション化とか取り返しが付かないことをしてしまったわけで、無理な改善策を書いたところで意味がない。時代遅れで無能な経営者全体責任である。自分の能力でもない昭和の棚ぼた景気、そいつらが生き残って幅をきかせてるから何も改革ができなかった。今頃やっても手遅れ。関東から近くて物珍しいと思える若年層が増えてくれたが、そのような層は飽きるのも超特急。


・夜の熱海なんて、いらねぇー (関連してるが記事にはない件)

 居酒屋や飲食店のことじゃないぜ。いらないのは風俗と風俗に近いウォータービジネスのことだ。新宿ゴールデン街みたいなのはいいけど、歌舞伎町みたいなのは駆除せよってこと。間違った時代遅れと、正しい時代遅れがわかっとらん。まだまだ昭和みたいに団体旅行客のオッサンが夜に街に繰り出すと思ってる奴らがいるんですよ。客が激減って、お前らのビジネス展開が間違ってるからだろ。宿が大部屋から脱せず時代の変化に合わせられず潰れまくったのと同じ。

 開店休業でも営業権の維持なのだが、むしろ都会のほうがわかってて、風俗店とかラブホとか合わない場所で粘るより売却してビジネスホテルや住居に変わってる。だから糸川下流周辺は見苦しい。

 既に指摘済みな事だが、前記の花火大会の開催時刻が遅すぎる問題も相まって帰りに店が開いてないって苦情がある。土産物屋も開いてて1件だな。宿泊者じゃなく宿の都合で開催時間を決めている。宿で食事が終わったような時刻で日没とは無関係、一年中20:20開始となってる。だから花火の帰りに健全な店すら開いてないのである。これが湘南のほうだと夏は混雑するから10月過ぎにして18:00や18:30から始まるので終わってから周辺の店は大混雑になる。


・過去の記事

 今回の東洋経済オンライン記事では『2016年08月17日 あの「熱海」に再び観光客が集まっている理由 レジャー・観光・ホテル』という過去の記事へリンクが付いてるが、そっちのほうが引き籠もっていてもネットで資料を集めて書ける程度の記事であった。


・紙の新聞みたいに少ない文字制限がないのに、なぜ、その程度の内容なのか?

 原稿料もないから取材もできず、生の声すら聞けないってことが記事の質を落とし、俺みたいな事情通に「その程度か」と言われて読者に相手にされなくなり更に質が悪くなるという堂々巡りに陥ってる。そんなふうだから多角的に分析もできない単にテレビで見たそのまま書くコピペ記者なんて外道の薄っぺら記事まで登場するのではなかろうか。

 偉そうな肩書きが付いてるくせに、もっと深入りした質の高い記事がどうして書けんのかね。有名どころなメディアならネット検索で知る事ができる話じゃなく、「へぇ、それは知らなかった」って記事を書いて欲しいものだ。



 熱海のことではなく一般論として簡単なことなんだ。時代を読み、客の立場になって考えられるかどうかだけ。ずっと目の前で繰り広げられてきた時代の変化すら見てこなかったから転落した。そうして貯金まで食いつぶし改築もできず廃業しか選択肢がなくなったのは自業自得。

 大手企業まで酷評するのは市場調査をやってないから。創業時は我々のことをわかってたのに星野やHISがもう駄目だと思ったのは、旅人じゃなく経営者の目になっちまったからだよ。旅人を忘れたことが終わりの始まりさ。企業は金儲けするためにあるくらいわかってるが、起業したときの考えからしたら違うのは明白。そして星野リゾートがすることは私とは関わらない所へ行ってしまった。

 頭脳プレーができない地域で真似事のよう見られるようになった事、予算使って外国人を呼んで自分たちの道を歩かせてる。客目線、無視! それ、日本人客でも同じであって地元が推すところが我々が求めるものである確証はない。そして旅人のように広く世間を見てないから「その程度なら不要」って心の中で思うことが多々あるのにも気づかない。

 日本在住の外国人の観光ビジネスが成功するのは言葉が通じるよりも、外国人のツボを押さえているから。なぜ、外国人観光客のツボを教えてもらおうと思わないのか? ずっと前から始まってる北海道のニセコくらい知ってるだろ、外国人に日本の国土が金儲けの場として使われてしまってるのだ!




(題材)
2018年02月18日「昭和の大観光地「熱海」本当に元気になったか」 東洋経済オンライン
| emisaki | 2018-02-19 Mon 22:24 | 熱海::情報・考察・批評 |
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