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FDR-AXP35使用記#8 手ブレ補正の弱点
 思ったより万能ではなかった空間光学手ブレ補正。手ブレ補正なしのステディカムマーリン使用より軽減されないのは当然としても、手持ち使用としての問題点が解決されてなかった。それは大なり小なり常に起きてる筋肉の微細な動きであり、酷くは寒いときに起こる震えである。素人すぎなカメラ操作で盛大にブレるときには有効だが、通常の手ブレより更に周波数の高い“手震え”補正機能を有している機種など存在しない。そもそも開発者連中はこれに気づいているのか...

 見て船酔いするような事態は避けられても、プルプルと画面が震える映像は避けられなかった。写真カメラが高画素化して問題になったよう、ビデオも HD [207万画素相当] から 4K [850万画素相当]になったことで微細なブレすら許せなくなった。ひと昔、写真機で500-600万画素から1000-1200万画素になった際、レンズの品質とブレの問題が表面化したのと同じなのに学習してないか、技術的に無理か。

1画素分がブレると画質低下に大きく現れるのだ! ピントが合ってても画質的にぼやけてしまう。

 手ブレ補正機能が付いていながらもブレを安易に軽減する方法は直接持たないことで、20年以上前のビデオ雑誌の企画の懐かしいブレンビー(松下電器の電子式手ぶれ補正搭載機の愛称)をもじった「ブレンボー(ぶれん棒)」を使うことだった。直接掴まないから振動が軽減される。いまでも棒をつけたほうがいいなんて笑えない進化の遅さじゃない。


「手震え対策」
周期が早すぎるから対処するには電子式しかないのか。ブレと震え・振動の区別がつかないのか?

 吊り橋では、手震え/歩行/強風/吊り橋の揺れ と複合な揺れに遭遇したが、終始広角のみで気持ち悪くはないものの、もし開発者の立場なら手ブレ補正機能を万能にする上で「いったい何に合わせるのが正解か?」となるが、これは利用者に選択させるのが正解。吊り橋か、地球(地表)か。完成度を高めるには重力(加速度・ジャイロ)以外に画像認識が必要か?

 余談だが、無線LAN(Wi-Fi)付いてたって次元が低すぎることしかできない。外部にアクセスして機能を高めるなんて芸当はできない。スマートフォンから複数台の操作はできても、いまだに個々のカメラが連携して外部同期すらできないのだ! 秒30(60)コマで十数分すら合わせられない時計の低い精度のほうが問題か?GPSもなくなっちゃったし、付いてたって受信感度がおそるべく低いから Wi-Fiな電波で他のカメラと勝手に通信して時計を合わせてくれたらなぁ~と。

4~5万円で買えるデジタル一眼レフ写真機だって多彩な設定ができるのに、
ビデオカメラは素人だと勝手に決め付けて何事も選択させないから文句ばかりになるのだよ。


 本題に戻り、手震え補正に対応できないということは、振動に対応できないということだった。Xジャンプじゃなくても、一般的な公会堂とかで通路を人が歩くと三脚に振動が伝わるのだが、この周波数(周期)は手ブレ補正機能では対処できなかった。最近のデジタルカメラの望遠レンズには三脚振動対応もなされてきたし、放送業務用フジノンは何年も前に超望遠用の光学式ブレ軽減装置を発売している。過去より家庭用機のほうがズーム比が高いのに対策が進んでない。

 手持ちの場合、20年以上前にブレンビーが買えない人のためのビデオ雑誌の企画だったブレン棒のほうが今でも有効って笑えない!

 ソニーの空間光学手ブレ補正は画期的なのだが、眼球のようにしか動いているようにしか見えず(あくまで人間の目)。現にソニーの解説でも平面移動するようには示されていない。ようするに画素シフトを併用しないとX-Y(上下左右)方向のブレには完全対応できず、Z軸(前後)ブレには対応できない。レンズとイメージセンサーまるごと完全に浮かすことはまだできないだろう。磁力で浮かすことが考えられるが、重さ、大きさ、周囲への影響を考えると未来技術が生まれないと無理ってことに。



<継続記録>
 販売価格の推移。価格コムによると、もはやこの製品は給料日やボーナス日に左右されなくなった。9月のシルバーウィーク後に最安値9万円だったが、価格の違いは販売店競争の範囲内であるから6月頃から卸値は変わってないのかもしれない。私が買い逃した時期に1万円の動きはあったが、買ったタイミングとしては悪くなかった。

 マニア向けより一般層の機種のほうが早く買うと残念な結果をもたらす。そしてソニーやパナよりJVCのほうが値崩れするので、テレビ通販なんかがセット売りに選ぶのもわかる。当初14万円が10万円になるのと、6万円が最終的に2万円になってしまうのでは率という点で大きく違う。私なら安いなど全く思わず不信感しかない。

 通販による量販の利点はセット売り。いらないものを付けられない限りは非常にお得で、バッテリーなんて別売で買ったらとんでもない値段。だからソニーの購入者プレゼントを批評したときも、ハードディスクなんぞより大容量バッテリーもしくはメモリーカードをくれたほうが嬉しい。なぜなら、両方とも4Kビデオカメラでは早食いするから。利用者目線じゃなく販売促進活動と他社の在庫処分と利害が一致しただけだろうから。

| emisaki | 19:52 | comments (0) | 映像音声::ビデオ機器 |
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