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カメラ買い換え4ヶ月の記録(2)
・いまのところ目立ったモアレ発生せず

 モアレは周期的な縞模様同士が干渉することで発生するから解像度(画素数)単独では関係がない。以前から低解像度のテレビでだって発生してきたし、漫画本の網点など非常に低い解像度でも発生する。

 モアレの発生を抑制するものの解像度を落とすローパスフィルターは搭載されてないから発生率が増えるかと思ったが、たまたま日常的に見かけるものと干渉する可能性が減ったからモアレに出くわしてないと考えている。いままでローパスフィルターが付けられているデジタルカメラしか使ったことがないが、それでも格子状のものを撮影してしまった際にモアレは発生していたし、いちばん安い機種でローパスフィルターが外されてるくらいだからメーカーは不要に気づいたか。付いてても発生するならローパスフィルターなんて画質を落とすものはいらない。



・動きは高速シャッターで対処するしかない

 当たり前だが手ブレ補正機構ってのは手ブレを少し防ぐだけである。被写体が動いていることに対応するにはシャッタースピードを高速にするしかない。カメラが高画素になると1点が小さくなるためブレに弱くなる。

 よく考えると1200万画素から3600万画素に微細化したがイメージセンサーの大きさが DX(約24x16mm APS-Cサイズ) から FX(約36x24mm 35ミリフルサイズ) というのもあって1点の大きさは劇的には変わってない。別に使用中のAPS-Cサイズ1800万~2400万画素カメラより35ミリフルサイズ3600万画素のほうが1画素は大きい。D810のDXモードは1500万画素相当だから手ブレに関しては今までと同じ感じに対処すればよかった。D3じゃなくD300からだからブレ耐性の感覚は少し悪くなっただけ。




・画質(ノイズ)

 以前なら鈍ってる画像をシャキっと戻すため輪郭強調が絶対だったが、前みたいに強くする必要がなくなった。ローパスフィルターがなくなったから?

 ノイズは画素数が多いため10年前と比べて劇的と呼べるような改善はみられない。やはり物理的に入光量を増やすしか解決策がないはソニーのα7Sが示しているか。深みをもっと増やして欲しい。ようするに画素数じゃなくビット数なのだが、今の技術だとレンズ絞りを変えずには無理そう。それができないからビット数を増やしても意味がない状態。複数枚による HDR処理 をしないで撮れる技術的進化を待つ。




・色再現が派手になった?


 ニコンのRAW現像ソフト Capture NX-D にて同じ設定をしてみても以前のカメラのRAWデータと比べて今のほうが色の再現性がよくなってる。標準設定で真実を通り越して派手になったと言うこともできるし、以前が薄かっただけだとも言えるが、これはまさにソニー(公式には認めないがニコンのはソニー製)の傾向である。

 だから今までは現実に近づける処理として、彩度を上げることと画像が鈍るから輪郭強調をすることが基本だった。D810で同じことをすると真実とは異なる家電メーカーが行う現実離れした派手すぎる画像になってしまう。例えば日本じゃ有り得ない青空になってしまったりする。



 人間の目のような都合のよいことが起きないため色の変化は絞りによって起こる。画素ごとに感度か絞り値を変えられるまで技術進化するまでつきまとう問題。建物を撮影したら空が白とびし、青空になるよう撮ったら下の建物は黒つぶれと逃げられないが、範囲が狭すぎてデータ上で再現できなくなってる。そこをソフトの設定次第で操作すると現実には誰も見ることがない色になるが、それが人間として良く見えてしまうことがある。世の中には氾濫しているが個人的には許せないのでやりたくない。故意にしなくても不本意ながら現実と違う発色になってしまうことが多々ある。


 いくら照明が明るいと感じても室内の電球なんて日中の太陽光と比べてたらルクスにして何桁も下となる。人間の目が都合よく感知しすぎるから感覚がずれる。




・測光モード

 ハイライト重点測光が付いてるが説明が舞台でスポットライトが当たってるときだったから使わなかった。披露宴とかでピンスポが当たってるのを撮ると白飛びしてしまうのだが、それと反転した状況、太陽光下で顔が陰っているような状況はどう対処してくれるのか?

 シャドー重点測光ってのは最新機種でも搭載されていないが、それは必要ないのかな? 問題は測光ってよりデータの割り当てだと思うが、明るい、または暗い部分に多くデータを割り当てるという仕様は聞いたことがない。




・操作系統

 操作系統の戸惑いはある。同じメーカーでも同系列新製品のたびに変わるくらいだから右にあったのが左へ移動くらいは仕方がない。もし新型へのつなぎだってD610、D750を買ってたら不満が出たであろうし、4桁型番を買ってたら即座に下取りだろう。新製品は機能向上がなされるが価格帯での差別化は残る。D750とD810の価格差は国内最安売価で約8万円(米国だと1000ドル)だから差は2年くらいでは埋められない。

 再割り当て可能なスイッチもあるが本来の機能としても使うスイッチだから別の機能には割り当てられない。物理的なスイッチは有用で、D810左上の感度、ホワイトバランス、測光モード、記録画像(RAW/JPEG)がD610やD750ではP/A/S/Mなど撮影モードダイヤル表示で左ダイヤル上にスイッチが全くない。一部が別の場所に単独で存在しているが、その分で別の機能スイッチがなくなっている。これら撮影中に急に変更するならば捨て置けない。いちいちメニューから辿るなんて時間はほとんどないからシャッターチェンスを逃すことになる。

 撮れなければ意味がないので画質よりも先に重視すべき点。予算がないなら旧モデルの上位機種という選択は正しかった。この場合は新型がでてこなかったから現行品だけど。

 機種選定で操作性でD810を選ぶしかなかったが、D750が同じ操作性だったらそれでよいことになる。別に3600万画素が欲しかったわけじゃないが、機材を選ぶときって迫られて高いほうを選ぶしかないことがよくある。D750の操作性で良いなら差額で高いレンズが買えた。




・動画

 動画は試しただけで使ってない。写真のレンズじゃカメラワーク的に使い物にならず被写界深度が浅すぎてAFじゃないと太刀打ちできない理由が大きい。高画質モードだと20分、画質を落としても30分縛りがあるし発熱して止まることが考えられるからニコンじゃなくキヤノンだろうが実用的じゃない。パナソニック並みの低発熱で録画時間縛りなしじゃないと1時間は撮りっぱなしにできないでしょう。試したところでは発熱はイメージセンサーの後ろにあたる液晶部分よりメモリーカード部分が熱くなった。


 動画撮影で、やっと手が届くかもしれないレンズが発表になった。キヤノン CN-E70-200mm T4.4 L IS KAS S がそれで EF70-200mm F4Lあたりがベースになってるのかもしれない。EFマウントだし光学系が同じなら使えそうなものだが通常機種だと信号系統のほかに電動ズームの電源供給に問題がでそうだ。EF-S18-135mm F3.5-5.6 IS USM専用のパワーズームアダプターは単4電池を4本も使う。ズームが無段階(もしくはそれに等しい)かも気になるところ。ズーム末端でカクっと止まるのもお断りしたい。あれって初心者が車が止まるまでブレーキペダルを押しっぱなしだから最終段階で軽い急ブレーキになるのと同じ。

 やはり35ミリだとレンズが大きくなりすぎるためフォーサーズ規格あたりに期待したいところ。フォーサーズなら引けない寄れないって中途半端な焦点距離ではない手持ち可能な大きさのレンズが作れそうだから。

 ニコンのレンズでもフォーサーズやソニーEマウントへの変換が可能だから手動操作であるならば使い回しができる。キヤノンEFレンズからソニーEマウントならAFも可能な変換アダプターがあるから動画に強いカメラを買ってもレンズに困らずに済むかもしれない。




・価格

 実のところD810が出たとき安くなるかと思ってD800の中古を狙っていたのだが劇的な性能差がなかったためか全然値段が下がらなかった。三宝カメラにD610、D750を見に行ったときD800Eは中古でも20万円くらいした(在庫はなかったが)。目先の考えてD610、D750を売りつけようとしなかった店員さんには感謝してる。

 そこから1年経過してD800E中古は置いておらずD810新品が24万円くらいに値下がっててリベート2万円に背中を押されたが、それまでD810の新型がでそうだってのが止めてただけだから遅すぎた決断。予算さえ合えばいつでも買い時期だった。1年経っても1~2度レンタルする額くらいしか違わないから使用回数が増えれば予算足りなくても分割払いにして金利払っても問題ないかと思う。個人的にはその頃は家庭の事情があったから出費できなかった。

 最近の問題は新型になるごと定価(売価)がすごく上がっている。例えば私が持ってるレンズで定価27万円だったのが次のモデルで一気に334,800円となり最新は359,100円と物価上昇どころの騒ぎじゃないほど上がってしまった。性能に違いはあるが市場売価では12年で定価の差額そのまま8万円高くなってる。最初から高いレンズを買ってるとカメラボディのほうが劇的な画質向上があるから古くても現役として使えてるのが救い。

 カメラボディも上位機種は10年で10万円(最上位機種なら15万円)は上がってしまった。だからD820(D850?)は出たら買いたいときが買い時期なんて言ってられない値段になると思う。実質22万円で買ったばかりなのに夏ごろに40万円とかで売られても買えるわけがない。D810には長らく働いてもらってAPS-C(DX)の売れ筋な機種を狙うのが得策。ソニー製のイメージセンサーならα9のが頭をよぎるだけに性能としてはよだれものだが懐は凍り付くか?


 新型が噂されて約1年経ってるため底値になっているから値下がりの心配がない。現に4ヶ月変わっておらず、買う前から1年間も数千円と誤差の範囲。変わったのは前の機種の中古価格で、1~2年前に狙ってたD800/D800Eが1年で4~5万円下がった。新品と違って中古は序々には下がらず半年に1度くらいしか見直されないようだ(店にもよるでしょうが)。台数を多く抱える中古店は値下がりを見越して買い取るため、買い取りが安く売値が高い。だから私が行く店にあれば新宿あたりより良いのが安い。在庫少なく値段も手頃だから回転率が高いと思われる。




・総評

 下位機種の新型に劣ったときまでは使えると思ってる。画素数は求めてないので噂のD820(D850かも)よりD500のほうが必要だと感じてる。画素数を増やしてほしくないのは EOS 7D で ISO100 にて昼間に撮影した写真を等倍で見るとノイズっぽいから。ニコンにもキヤノンにもソニーのα7S風な高感度対応カメラがない。それにα9的なカメラもない。コンシューマー市場を誰が握るかで映画用とか非常に高価でも狭い市場を複数がせめぎ合ってるわけで収益にはつながらない。

 ソニーとパナがデジタル一眼カメラに参入したときに少し頭をよぎったが、フィルムが消え電子化、写真と動画の垣根がなくなったりしたわけで、また次に大きな変化があるとすると、長い目で見てニコンもキヤノンもなくなる日が来るのかもしれない。


 電池切れで仕方なかったとはいえEOS 7Dの縦位置グリップを買って失敗したと思ったように、D810には買う予定なし。キヤノンよりかなり高いのもある。D2Xを持っている関係でバッテリーはあるのだが、FXモードじゃ連写速度が上がらないので意味なし。2400万画素でよかったのだがD750は秒6.5コマ、DXクロップモードを使わず秒8コマは欲しい。

 個人的な経験では12年前に思い知ってることなんだがフィルム時代に秒8コマだったのがデジタル一眼レフカメラを買って秒5コマに落ちた。これが全然違い、秒5以下だとタイミングが悪いと全てのコマが外れるが秒8コマだとどれか当たりがあった。すごく早いようなことを言ってるように聞こえるが、一般的ビデオは秒30コマであり、それでもコマ送りすれば動きものなら静止画としては使えないところばかり。ずっと秒7~8コマだったのが秒5に戻ってしまったのが痛い。α9の2420万画素で秒20コマとは言わないが秒5コマでは遅すぎる状態。


 カメラとレンズの組み合わせで間違った構成をしているからD810用に広角レンズを買って、望遠はD500を買って付けるべきだと。広角で20mmF1.8を買おうとしたが本当に20mmで良いかわからず棚上げしてる。花火の季節までに広角レンズが欲しいが3600万画素あるから画面に入れば小さくなってもいいかもしれない。いまの問題は画面に収まらないところだから。場所取りに失敗して離れた場合には20mmだと小さくなるどころでは済まないからズームにするかが迷いどころ。

| emisaki | 2017-05-14 Sun 22:08 | comments (0) | 映像音声::静止画(写真機器) |
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