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太陽誘電撤退後、価格高騰続く(DVD-R/BD-R)
 やはり世の中、競争あってのことかと思ったのが DVD-R, BD-R メディアの値段だ。2015年末での太陽誘電による書き込み型ディスクの撤退後、国内の有名メーカーは申し合わせたように競争をやめて高い値段へ推移したままになってしまった。

 DVD-RやBD-Rは怖くて日本の有名メーカー品しか買わないが、2年くらい前にパナのBD-R DL(50GB) 30枚入りを 4600円で買ったのだが、本日買ってきたのは20枚で4800円だった。25GBのは30枚で3500円だから2年前から1.5倍へ高騰したまま...

 よって特価品でもないのに1枚ずつケース入りとスピンドルであっても単価に違いがない状態があったりし、特に高くなったのが2層50GBのもので以前は30枚の値段が今は20枚しか買えなくなってる。安売り店での話だから大型電気店だと買う気がおきない値段になってる。

 現行1-6倍書き込み型の値段で、何年も前の旧製品1-4倍はネット通販で安く売ってる。いまのところ情報がないが、焼き込みをせずに放置されても経年変化の可能性を考えて古いのには手を出さないことにした。そこを気にしているくらいだから BD-RE 書き換え可能型なんて保存用には絶対使わない。


太陽誘電って言えば若かれしころ工藤静香がオーディオカセットテープの宣伝してたっけ。

 暇そうな時間帯に複数店での世間話から聞き出せたことを総合すると、太陽誘電(That's)などが撤退したことにより国産では誰もが知る有名メーカーだけになり競争がなくなって高い価格のまま1~2年続いているのだと言う。そもそも太陽誘電はBD(BluRay)を自社生産してなかったが、国産を謳うDVD時代からの競争があったところ太陽誘電の撤退によって大手メーカーは談合じゃないにしても市場を見るというか、我々の足下を見て申し合わせたかのように値下げ競争をやめてしまったわけだ。

 当時“日本製”で名を轟かせた太陽誘電だから BDもそうかと思って買ったらネット上で台湾製だと情報が出回り、自分でも焼き込みソフトの機能で調べてみると Manufacturer ID から RITEK だとわかって、かなり信用度が落ちた。


これらに怒ってる人は訴えかけてなくても多く潜んでいる。

だが、多くが撤退したように信じがたく小さい市場規模らしい。その理由は予想がつく。




 PCソフト開発の流れから日本の機械を使ってるという某国にCD-ROM生産を委託するって聞いたが、蓋を開けてみれば扱う人間が違うとこうも違うのかって事を目の当たりにした。同時に発注していた取扱説明書の印刷は曲がってたり更に酷かった。

 よって以前は太陽誘電が発注していたなんて言葉は おいそれと信用できない。文句を付けてた人間が違うんだからさ。どこに恐怖があるのかと言うと「検品」だろう。そこをすっ飛ばしてるから価格が安いわけだが、いつ駄目なディスクに当たるかわからない。せっかく記録したのに読み出せなくなってたら意味がない。

 そして重要な経年変化についてが謎。ベリファイでエラーが出るのは論外だが、焼けた、読めたってなら過去に中国製CD-R, DVD-R時代からあったことで、どうでもいいテレビ番組用に使ってた中国製DVD-Rの大多数が数年後に読めなくなった事件が当方では発生してた。消えても良いって録画だったので廃棄処分。

 メモリーカードでも同じことは起きてきた。安めのメーカーでは不良ブロックが出て写真の何枚かが壊れたなんてことがあったが、古くはスマートメディアから CF, SDと30枚くらいは買ってる SanDisk では一度も起きていないが、10枚くらい使った Tr社 では確率的に発生してきた。 SanDiskも経営が変わってるし東芝もどうなるかわからないし、この話はいつまで通用するか不明。

ケチってはいないところがある。





 記録メディアの売り上げ減に至るのも市場の変化があったと思う。長期保存用でないがメモリーカード、そしてハードディスクの大容量化によって蓄積できるようになりDVD-R, BD-Rなど焼き込み型のディスク媒体の売り上げが大幅に落ち込んだのではないかと言うことだ。太陽誘電、他の撤退もそこにあったと思う。

 販売市場の縮小もある。DVD販売およびレンタルからネット配信となり、パソコンソフトもだが、DVD-ROM の製造の需要すらなくなてきている。総合的にディスク事業からの撤退という選択をしたのではないかと言うことだ。

 加えて、個人的に付け加えるとすると、DVDと違いBDが誕生して長いこと市場に受け入れられなかったことがあり、今でこそテレビなどにも付いているがハードディスクより使い勝手が悪いため使われている気配がない。

 それも当たり前で、BDは過去の進化過程と比べると容量および速度の進化が鈍ってしまった。当初、読めなくなる危険から DVD-RAM のときみたいに1枚ごとにケース入りだったくらい。そして保存の不安から私も何年も使うことがないばかりか重要なデータはDVD-Rと併用だ。

売れなくなったのは求めるほどの性能がないという市場原理。


   値段が高くなれば売れないという負のスパイラルに陥り、
   販売元は我々の足下見て値上げ。


 世間はそれほど保存は気にしてないのかもしれない。だから、少数派の保存したい人が知らずにSDカードのまま保存して、いつしかデータが消えてたなんて騒ぎが起きたが、メモリーカード(フラッシュメモリ)は保存時間という点ではフロッピーディスクより危険。もちろん DVD-R, BD-R も保存場所によってはデータ消失の危険があるが前者よりは何十倍もマシである。

 別の理由からハードディスクでの保存も非常に危険だし壊れたときの損失が大きすぎる。NAS (Network Attached Storage コンピューター直ではなく通信線上に設置した独立した記録装置) であると、いつでもアクセスできる代償として常に使わないディスクドライブまで通電することになり寿命を縮めることになる。RAIDレベルによって保護してようともデータ保管ではなく複数人または複数のPCにて使い勝手を良くする記録装置だから。そこに安全性を保つには短期的な年数で買い換え、またはハードディスクの交換が必要。

 データを保管するなら記録するときしか通電せず、更にデータを複製して別のドライブも用意するか分散記録しないと怖い。 ビデオだと使えない方法だが写真の場合は連写や絞りブラケットモードにて同時に複数枚を撮影することが多いから、同時に3枚撮っているなら、それらを3枚のDVD-Rに分散させて記録していた。多少の絞りの狂いがあったとしても3枚のうち1枚でも生き残れば通用するデータが残る。


 写真雑誌を読んでいると、NAS装置の売り込みが多いが、容量が大きいと大金がかかるし、LAN回線を使うから読み書きが遅くて作業用には使えない。特にSSD(半導体メモリーを利用したハードディスク型の記憶装置)を使ってると、LAN上にある記憶装置やインターネット上にあるクラウドなんてデータ量が少ない場合しか使い物にならない。現在、メモリーカードも 512GB なんてのが小売りされているが、BDの20GBでさえ直下の高速SSDへコピーするのに何分も待たされるってのに、ネットワーク上では遅くて待ってられない。

1Gbit LAN = 1Gbps / 10Gbit LAN = 10Gbps
USB 2.0 = 480Mbps / USB 3.0 = 5Gbps / USB 3.1 = 10Gbps

数字上は10Gbit Ethernet LANも USB3.1も同じだが、LANは共同回線のため1:1通信であるUSBのような実効速度が出ない。特にWindowsネットワークは遅いのでビデオ編集など別人または別のPCで作業するには、もう20年くらい前から物理的にハードディスクを移動させるのが一般的。「またされる」は作業効率を落とすだけじゃなく、バックアップを作ることも躊躇さえるため業務上の危険をもたらす。

 そのような点も含め、写真雑誌でプロ写真家とやらが出てきたり、失敗談を述べたり、そこからデータ復元会社の宣伝をしていたりするのだが、プロのくせに使う機器の知識が乏しすぎる連中だなってのが感じた印象であった。

 私なら個人だから費用という点で知ってても不可能な対処が多いが、プロという名の連中は仕事であるから片側でうるさくしているが、もう片方で無防備、無頓着すぎるのだ。

 テレビ関係で、いまだにビデオテープ信仰が強いのも理解できる。ビデオテープなら媒体が弱いという反面、メモリーみたいに全てが一瞬で消えることはまずないから。デジカメだと最上位機でEthernetが装備されていたり、無線でデータを飛ばしたりできるが、データ量が多いビデオだとその点は手薄というか不可能な状態。業務用ビデオカメラ(カムコーダー)なら録画データではなく出力端子からの画像データを他の録画機で記録するしかない。同じカメラにメモリーカードが2スロットあっても、それはメモリーカード自体の障害しか防げない。物理的に他の機器で録画すればカムコーダー側の不良を防げる。

気になり出すと止めどないが、妥協点はある。





 HDV / AVCHDのハイビジョン時代 25Mbps 、4K 100Mbps(60Mbpsもある) は画素数が4倍に増えたままの値。保存するための記録媒体も、DVD(約4GB)の容量がBD(約20GB)になっただけだから録画可能な時間は少し増えた程度。

 4Kビデオになって可能なときに録画を止めることを考えてても1本が20GBを超えることが多くなり、実際の量で22GB(表示25GB)の1層BDでは入らなくなってしまった。HDV, AVCHD時代はMPEG-2TS(Transport Stream) だったからパケット単位で切れば分割しても再生が可能だったが、MPEG-4でバイナリ分割すると結合させて元に戻さないと再生すらできない。


 ビデオカメラに無償で付属してくるソフトウェアも無劣化で分割させるような機能は見当たらない。だから2層式で実際に書き込みが可能な45GB程度を上限にしたファイルならば2層式のディスクを使ったほうが後々扱いやすい。


 3TBのハードディスクを初期化して残量を見ると約2.7TBとなってるように、ディスク媒体は10進法基準だから、1000 x 1000 x 1000 x 1000 x 3 を 3TB(テラバイト)と言ってるが、コンピューターでの扱いは2進法が基礎だから 1024 x 1024 x 1024 x 1024 x 3 じゃないと 3TB と感じないので容量が増えるほど差を感じる。

 この場合で3TBと感じるにはディスク媒体の慣例表示で3.3TBにしてくれる必要がある。だから BD が25GBと書いてあっても、こっちの単位では22GBくらいしか書き込めないのであった。コンピューターのデータを記録する側にとってディスク媒体の10進法表示はやめて欲しい。

(1テラ = 1,000,000,000,000 / コンピューター的1テラバイト = 1,099,511,627,776バイト)
| emisaki | 2017-07-14 Fri 23:38 | comments (0) | 生活::電化製品 |
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