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河津七滝 大滝の立入禁止問題@TBS噂の!東京マガジン
2013年9月1日放送 TBS 噂の!東京マガジン

 伊豆関係の市町村、観光協会のウェブサイトはチェックしているので2011年に台風が原因で通行できなくなっていたのは知ってたし、長らく通れないのはどうせ予算がないからだろうと勝手に思い込んでた。仮?復旧や、その場所の事について番組によってかなりの謎が解けた。

 そこで時間を逆行するようネット検索してみると、観光客からしてみれば酷い印象を持って帰ってるようだ。番組で何も語ってないが、大滝でない遊歩道の復旧状況は不明であり、ほかの滝に見えない場所があったのは無視されてた。 番組で指摘されたのは複雑な事が絡んでいるが、過去から このような揉め事があると客足が遠のくってことを観光業者は知らぬようだ。

<追記 2015年12月1日: 河津町が地主から土地取得。整備工事をし、2016年秋には一般公開となる模様>
<追記 2017年8月3日: 通路土地買収、補修作業を経て、2017年8月3日に一般道が開通した。
入場可能時刻は、6月1日~9月30日が 08~18時、10月1日~5月31日が08~17時>


 番組によって大滝への道が私有地だとわかったのだが、無断で立ち入っていたわけではないのだから理由など観光客には関係のない話。そもそも過去より私有地で見えないのなら「七滝」とすべきではなかった。単なる段差みたいなのまで含めて滝にしてるから無理矢理「7つ」にしたかったんだろうね。

 河津町観光協会では肝心の河津七滝紹介ページは未だに無料で見られるかのようになってる。トップページに注意書きが1文あるが、そんなのネット検索の構造からしたら意味は薄い。紹介ページ本体のほうを修正せよ!
<追記: この報道以降に入れないと記載>


 2013年1月時点で、河津七滝と工事区間を示した現地看板の大滝の部分は「平成24年3月末まで工事中」となっており、他の滝の工程表どおりではないようだ。その看板に大滝が入れないとは記述されていない。(平成24年=西暦2012年)

 だから番組中でも大滝への入口まで来て入れないという人たちのインタビューが放送されており、最近撮影したものだろう。ようするに当初より工事中だと まともに教える気がなかったし、大滝が一般客は入れないと教える気もなかったと見える。

河津町役場においては、

>(2013)「平成25年9月1日現在 大滝遊歩道を通っての大滝見学はできません」 (河津町発表)

<追記 2014年8月1日: 「大滝遊歩道を通っての大滝見学はできません」に更新された>
<追記 2016年: 公開文章が削除されていたためウェブサイトへのリンクを外したから、このあたり当時の状態を知らないと意味がわからなくなっています。>

となっており、まさに「噂の!東京マガジン」対策であることがわかる。カネをかけなくてもできることすらしなかった。怠慢な行政、集客優先がこのような悪い結果をもたらしたのである。


 2011年9月当時、台風被害の後にお知らせは出してたが、それは時限で消えるものであり、以後2年間入れない状態であるにも関わらず明確にわかるよう告知し続けず放置されてた。もちろん河津町観光協会でもわかりにくくなってる。(現場で知っても意味ない)

 その不備からか、河津桜と河津七滝見学を主としたバスツアーに参加した人が、「ツアーの企画に反して4つしか見れなかった」との怒りのブログも見つかった。ほかにも河津町として繁忙期である2~3月の河津桜の時期で、私有地を除く6つの滝すら見ることができなかったようなのだが、私も河津桜の時期に河津町観光協会サイトは何度も見たが、そんな注意書きは見なかった。

2013年2月1日投稿→ みなみの桜と菜の花まつり&河津桜 割引交通情報収集
にて、交通路だけでなく河津、南伊豆を調べている。もちろん河津七滝に加えて天城峠もね。


 おおかた検討はつく。その程度で大々的に告知したら客足が遠のくだろうと恐れているか、周辺の業者からの意向かもしれない。だが、それが悪い印象を持って帰ることとなり、のちのち多く人に広まるのを読めない浅はかな考えが悲しい。そんなやり方は鶴光師匠の言葉にあった、

 “明日の幸せより目の前の銭”

であって、その考え方に未来などない。

 旅のクチコミが書かれるサイトはいくつかあるのだが、それを読んでゆくと、立入禁止なんて知らなかったとか、私有地で入れないのに河津七滝と称して、なおかつ見えないのは何事か!との苦情をまとめることができる。当然ながら、地主による「宿泊客以外立入り禁止」のような悲しい書き方にも批判が出てる。商売人として実に下手な対応である。

 番組によると、協定により崖崩れの除去は河津町が行ったとのことだが、遊歩道の再整備や安全対策は土地所有者である宿が自力で行ったそうで、町としては地主の対策では不十分であるがゆえ通すことができないらしい。宿泊者もしくは立ち寄り湯(1500円)の客が入れる理由は、その客に対してのみ施設が保険をかけてるからで、立ち入る場合も説明してると。

 “河津町はカネ出して安全対策をする気がないので立入禁止のまま”
 “それに宿の横を通らない歩道の整備も土地取得ができず棚上げ”

 入場させることができない背景には、他の地域で事故による損害賠償の判決が出てる判例があるからのようだが、その判決詳細は不明にしても、重大な過失でもない枯れ枝落下の事故で巨額の賠償が出てしまっては どこぞの訴訟大国のような気配がしてきた。ならば全て自己責任で入ると一筆書いて入ればいいんじゃないかと思う。もしくは保険つけた入場料ですね。コストパーフォーマンスがわるい場所で常に人員を配置しなくても済む方法はある。


私の言うお役所体質とは、

 “賛成にも反対にも双方に調子のいいこと言い解決を見ない”
 “責任を取る行動より自分たちへの責任回避が最優先”

だから事前に考えを張り巡らす能力もないくせに何か起きるとビビって門を堅く閉ざしてしまう。反対に野放しも多いから訳がわからないのが役所の対応。何より世間に対する体裁が第一ってのが役所や政治家だな。

 富士山見学してて もし噴火でもして被害に遭ったら国か県か浅間大社に損害賠償責任ですか?な訳ないだろ。それとこれは違うと言うのなら何なのか教えを請いたい。どちらも自然災害ではないか! お役所体質の発動を避けるためにも、何の対応を怠ったら罪なのかが不明瞭すぎるのもある。

 賠償訴訟に恐怖する点は、ずいぶん前に危惧したのだが日本でも市販のスーパーマン衣装に「これを着ても飛べません」とかいう大バカな注意書きが必要な時代に突入してしまったのだろうか。


 “何かと後手後手”

 これから他に何が起きるかわからないよ。観光庁は外国人観光客の誘致を行ってるのだが、日本では筋が通らないにしても訴訟大国の連中の自分勝手な言い分、また、無謀な強行登山しておきながら死亡事故出した自己責任を日本に責任転嫁してくる日本人が大嫌いな国の連中のことも考えておいたほうがよろしい。日本の常識、世界の非常識だと思うべき。 食べ物だって、イヤなら食わないではなく、使われたら全部食べられない


 地元のことを思って指摘したのだが、客として思うには、こんな状態のところにわざわざ行く必要はない。ほかにも伊豆で見るべきところはいくらでもあるので時間は有効に使いましょう。推測だが大滝に入場料を取ったらほとんどの人は行かないでしょう。いろいろ伊豆は見てきて河津七滝が見たいってのを除けば、天城峠から浄蓮の滝のほうがオススメです。

 問題を大きくする前に役場や観光業は正確に情報を伝えるべきだったし、客は問題が解決するまで避けるべきだ。私は(筋が通る苦情に限って)モノ言う客だが、多くの人は「沈黙の苦情者(サイレントクレーマー)」だってことを忘れずに。周知徹底せず来させておいて入れなかったほうが問題は根深く残るのである。それでも「明日の幸せより目の前の銭」か!? 正しい対応をお願いしたい。



<追記>
2011年9月の台風による大きな被害場所は補修されつつあるがまだ元には戻ってない。2013年10月11日 伊豆新聞によると河津七滝の最上部に降りてゆく道の改良工事が行われる。事業費は1.1億円。どうやら通行できない部分の問題解決よりも既存部分の集客性を高めるほうが先らしい。

<追記 2015年12月1日: 河津町が地主から土地取得。整備工事をし、2016年秋には一般公開となる模様。伊豆新聞によると、今回の総事業費は約5000万円>
| emisaki | 00:39 | comments (0) | 旅・散策と行事::考察 |
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