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自家用車を放棄してから話そうか
 毎日新聞にJR外房線の本数削減に反対する約200人が参加した会合の報道が出てる。テレビ東京の秘境駅の番組で住民が堂々と「(電車)使わない」と言ってきたように自業自得なら知ったこっちゃねぇと思うが、巻き込まれた交通弱者がいたたまれない。いったい誰のせいでそうなったのかと。そして80、90歳になってまで自家用車を運転して小さい子が何人も事故という名の殺人事件に巻き込まれてきた。年金をもらったら運転免許証返納くらいの強制措置が必要。完璧に近い自動運転システムが実用化されるまではコミュニティーバスに税金を投入すべき。そして壮大な計画が必要...

 都会なら再開発って言葉をよく聞くわけだが実は田舎にこそ必要な言葉。管理上の合併ではなく町(住居)ごとの物理的な再配置が必要である。集団移転という賢明な決定をした集落は希に見るだけしかない。一般的には徐々に人がいなくなって、そして誰もいなくなったと廃墟の村になる。そこで生きる間には、とんでもない不便を被るだろう。だが自主的に住んでいながらの文句は都合がよすぎる。

 第二次ベビーブームな世代から見て20~30年上だかの団塊の世代とやらがごっそりお亡くなりになる頃には人口が更に減って過疎地が増え、ローカル線が潰れるくらいは当たり前でしょう。

 無用の長物2千円札のよう地方の不満を抑えるだけのように作ってる「なんちゃって新幹線」も大赤字が予測できる。なのに、まだ作ってる。JRの方針を見れば空気運ぶよりか叩き売りしても客を乗せたほうがマシだってことがよくわかり、そこから乗客がいないってことが乗客数のデータを見なくてもわかる。既に運行本数を見ればわかるのだが、公表された年末年始の乗客数を見ると東海道新幹線に比べ山形新幹線 山形~新庄は数十分の1まで落ち込む。

→ JR東海 2018年1月5日 平成29年度年末年始期間のご利用状況
→ JR西日本 年末年始のご利用状況について
→ JR東日本 年末年始期間のご利用状況

 旅人として新幹線が開業したところを並走する路線の、とてつもない不便さには嫌気が差したし、自動車の便利さもわかってる。自動車っても私は公共交通だから地域の疲弊に連動して減って珍しいところの観光を計画しようと調べてる最中で断念することが多い。よくあるのが路線バス廃止でコミュニティーバスとなることで週に1便もありうる。老人が多く行きそうな温泉施設なのに公共交通がないなんてよくある。たぶん本当の老人は行けないか恐怖の高齢者運転かだ。


 染みついた車社会が生み出した悪はそれだけではない。情報を集めてきて見えてきたことだが、そうして若年から少しも歩けなくなった。そりゃ駅に近いが良いに決まってるが、私たちが数分~10分くらい歩けるのに対して地方出身者は家賃が許せば駅近くの部屋を求めるのだと言う(不動産屋の話)。自動車利用がままならない都市部での話だから郊外となれば話は違ってくるだろうが、郊外の工場でもない限りは自動車出勤はないので電車に乗る時間が長くなっても駅近くを選びたがるのだろう。ちょっと調べれば心理と空室の関係なんてわかるよ。

家賃の高さと駅からの遠さを妥協させた結末が「激増する歩道暴走チャリ」なわけだな。
わかったところで、そこは許せる問題じゃないが。

 なんだ、かんだと原因が一点に集約されてくる。そうなってくると、地方の不便さの解消と都会に出てきて大迷惑な奴らとさせないためにも、地方の町ぐるみの再開発で便利さを増やすことが住民による地方経済の維持となり、被災地なんかに見られる観光客だけに頼るような将来性の乏しい地域にさせることもないのではなかろうか。子からどんどん出て行くくせに故郷のブライドとか意味わかんない生活してゆくのが先だろうに。そんな文句が言ってられなくなる日がすぐそこに迫っている。

 昭和62年4月から国営でもないし市町村が住民サービスでやってるんじゃない鉄道事業なのだから、利用しないくせに減便どころか廃線も当然の結果。便利さに溺れてる都会人に何がわかるかではなく、自分たちが使わないくせにご都合主義というか筋が通ってない。もし自家用車を使っていたくせに高齢化したから電車を使う人がいたとすると虫が良すぎる。文句は自家用車に溺れた同地域の人に向かって言うべきではなかろうか。
| emisaki | 2018-03-11 Sun 20:02 | 交通::情報・考察・計画 |
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