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熱海と箱根の観光客数【考察】
 強制的に視聴料金ふんだくられるだけも頭に来るから森田さんがブラブラしちゃう番組の再放送を見たんだが、地質からの泉質の違いなんかは所さんの目がテンで過去に取り上げられただけで十分、簡潔で詳しかった。そもそもテレ朝の夜の長寿番組と同じで司会者の趣味番組だから乗り鉄と地質が合体しただけでネタ切れ感が漂ってた。それで余計なところが気になり、登場する地域の専門家が「ダントツ1位」と、おっさんのくせに間違った用法(重複表現)するわけで、そこをNHKのくせに放送しやがった所が引っかかった。

入湯客数 平成28年度(2016年4月1日~2017年3月31日/NHK番組が提示した数値)
1.箱根町 553万人
2.札幌市 328万人
3.熱海市 287万人
4.日光市 259万人
5.神戸市 244万人
6.伊東市 240万人
7.渋川市 215万人
8.草津町 200万人
9.別府市 186万人
10.加賀市 168万人

これが出て、受け流していたニュースを思い出して記録を拾ってみると2017年の箱根の観光客数は2152万人(宿泊469.4万人、日帰り1682.6万人)。3年ぶりに2000万人を越えたというニュースだった...

 出所不詳な上記番組データとは違い熱海市の入湯税申告からの宿泊客数であると平成28年度は301.8万人、日帰りが355.5万人(宿泊施設休憩+観光レクリエーション)となっている。箱根と違って熱海の場合は伊豆半島への通過点でもあり以前から日帰り客数については調査方法により疑問視されている。

 入湯税からの逆算は温泉を所有してる宿なら徴収されてるだろうから正確な数値。部屋風呂なら誰が入ってないか証明できないし、何らかの理由で入れないのに徴収されたと騒ぐ人ようなセコイ奴は希にしかいないだろうから統計は誤差の範囲内でしょう。

 これらのデータからすぐに思ったのが、箱根圏は広いこともあるが日帰り客が莫大であることと、反対に熱海は箱根圏に比べたら非常に狭いにも関わらず宿泊客数が多いということだ。だから熱海はホテル旅館の勢力が強くて日帰り客を軽視してきた。これは客としても実感しており、利益が固有業に偏るから町として潤わない理由である。堂々巡りで廃墟やシャッター商店街は客足を遠のけ宿泊客数の減少につながるからホテル旅館組合は頭が悪いぞと言い続けてきた。

 箱根の客数からわかるように熱海も日帰り客が多くなるべき場所なのだが、箱根に比べると立ち寄り場所がなく平地がないも同然だから絵空事の交通の話が何度も出ては消える。反対をくらって計画が頓挫して熱海第一ビルの地下に駅だけある昔の計画も、億ションも建ってしまったし、もはや通せるような地下はないでしょう。

 災害時の客足について、単純な客数としては日帰り客が多い箱根のほうが打撃となるが、宿に頼ってるのほうがキャンセルでの金銭的な損害は大きい。大涌谷の火山活動が大きくなったとき自己責任で安全と判断して箱根に行ったわけだが、大渋滞でバカヤローって記憶のほうが多いのに、おそるべき閑散とした箱根を見ることとなった。日頃の混雑を知ってるから無料でディズニーランドのファストパスを得たような感じになった。東日本大震災の段階で不謹慎じゃなく行ったほうが救いになるってわかってる。

 自己責任な点、ガス抜の考え方みたいに常にぐつぐつ煮えてる場所よりも、たまに噴火するのに沈静化している山のほうが怖い。前兆が確認できるとは限らない。箱根に待避施設なんて見かけないのに軽井沢から奥に入って鬼押し出しと呼ばれる地域になると浅間山が噴火したときに噴石から逃れる避難所がいたるところにある。だから同じ状況で浅間山だったら行かない。大涌谷あたりが噴火したら大規模で甚大な被害だろうが、墜落するかもしれないから飛行機乗らないって言うようなもの。交通事故や食中毒なら恨んで出るが自然のことで死ぬなら仕方ない。誰かに考えを押し付ける気もないが、日本人はビビリすぎな部分と脳天気な部分があり、非論理的なところが間抜けだ。


<客数の減少を情勢(災害)のせいにするな>
西暦 年月日(平成年) 宿泊客数 (主な社会情勢)
19890401-(H01) 4167268
19900401-(H02) 4395563
19910401-(H03) 4402393 (平成のピーク ~ バブル崩壊)
19920401-(H04) 4117551
<中略 年々減少>
20010401-(H13) 3119355 (一握りが富を独占し格差の拡大)
20020401-(H14) 2983778
20030401-(H15) 2913998
20040401-(H16) 2896461
20050401-(H17) 2914484 (企業における社員の扱いが酷くなる)
20060401-(H18) 2939341
20070401-(H19) 2899205
20080401-(H20) 2914931 (リーマンショック2008年9月15日)
20090401-(H21) 2819800
20100401-(H22) 2622638
20110401-(H23) 2466829 (東日本大震災2011年3月11日の後)
20120401-(H24) 2689160
20130401-(H25) 2871583
20140401-(H26) 2967301
20150401-(H27) 3084025
20160401-(H28) 3018531
※ 宿泊客数は 「平成29年版 熱海市の観光」統計情報および、熱海市税務課「入湯税申告月別資料」より

 そういえばオイルショックって何年だって調べたら1973年(昭和48年)と知っても熱海市の宿泊客数データが1974年からだから分析できず、人口だと1965年が54540人と最大だから宿泊客数と同期してるかも。話に聞く新婚旅行先ってのがそのあたりで終わるのかも。

 1964年(昭和39年)の新幹線開業年の宿泊客数は見えないが、1974年(昭和49年)以降を長い目で見れば徐々に減少し、2011年(平成23年)には1974年の半分の宿泊客数となっている。この間に時代の流れを読めず今までの収益をどこへやったのかと思う経営者たちが宿を手放し徐々にリゾートマンションが増えてる。客数の減り方が急激でなく、経営者たちが市場調査や統計など分析していたか非常に疑問なのも、当時の税金を食い荒らしてきたかのよう見える市政は何かしたつもりで全て逆のことだったと後を見て理解した。

 2011年度の観光の落ち込みは東北地方に比べたら影響があるにしても微々たるものであることは過去何十年かの宿泊客数の推移からわかる。ほかにも世界的な不安に影響が出てるようには見えない。ここも反対に働いていて関東の人の不安から通称「安近短」に戻るため、何か悪いことが起きた後のほうが客数が戻るのではなかろうか?




 箱根湯本までロマンスカーには長らく乗ってなかったら今回の調査にて特急料金の値上げを知った。と言っても値上がったのは今年 2018年3月17日、以前なら新宿から890円だったのが1090円と表示されるので、深掘りしてみると今までが乗り入れ区間の特急料金を徴収してなかっただけで小田原~箱根湯本の200円が加算になっただけだから他の区間としては値上がってない。

 今までも小田原~箱根湯本の普通電車の本数が少ないから小田原駅で空席分の手売りをしていて200円だった。運賃は別途徴収されており、箱根登山鉄道路線内の特急料金200円は箱根登山鉄道側の財政、資金繰りからロマンスカーの通行料の値上げってことではないのかな?

 箱根登山鉄道はトンネルばっかりと滋賀県の大部分は琵琶湖みたいな言い方になってしまっていたが、箱根湯本~強羅までのトンネルは約22.3%だった(トンネルの長さ合計÷営業キロ)。そういう言い方になってしまうのは見えても意味がない場所や、トンネルじゃなく木々に覆われて見えない場所、そして要所にさしかかるとトンネルになってしまうから心理的にトンネルばっかりとなる。

 何度も行ってればわかるが、箱根登山鉄道はイチゲンさんには良いが、何度も行けばケーブルカー、ロープウェイと時間がかかるだけの乗り物なのである。小田原から強羅まで電車で進むうちに路線バスなら芦ノ湖に到着してる。加えて輸送能力が低い。貧弱な輸送能力を思い知ったのは花火の帰りに1時間半も並んだ。急坂を進む関係で定員が少なく定員オーバーにすることもできない。

 行楽シーズンに渋滞さえないように自家用車流入を規制・制限してバス振り替えすれば箱根はもっと快適になるのだが行政区として違ってしまうのだろうが小田原や御殿場あたりに作れないものかと思ってる。



 余談だが、調査すると資料に怒りが湧くのだが、いくらおっさんでも現代人として、まったくもって面倒くさいのが「年号(元号)」と「年度」である。元号は変わり目で重複するため調べにくくしてる。この点は「昭和XX年って(西暦)何年ですか?」と言う平成っ子に賛同する。そして単位が「万」とか「億」ならまだましだが、100とか1000ってのも誰がやりやがったんだと思うわけ。加えて3桁カンマ 10の3乗は kilo mega giga tera…と国際単位系であるが、万、億、兆と日本とは合致しないのも謎。
 10の3乗ごとと、0(れい) から数えること、そして2進数とコンピューター関係のことは人を論理的かつ間違えにくくしてくれるのだが、慣例という障壁が面倒なほうを覚え込ませてるだけで余計にわかりにくくしてる。では、地上5階から地下1階までは何階とか問題があるのだが、地上が0階ではないからすっきりした計算では導けないのである。番号と数量は違ってて当然なのだ。地上1階で地下1階に違和感がなく、地上が0階に違和感があるのは長年 0 という概念がなく何事も1から数えると覚え込まされてるからにすぎない。

| emisaki | 2018-10-19 Fri 21:56 | 熱海::情報・考察・批評 |
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