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PENTAX K-1のアップグレードは近年希に見る神対応
 俺が青年期の頃はよくあったな。そういうアップグレードサービス。だから神対応という言葉は現代だから使ったにすぎず、それほどのことでもない。特にコンピューター業界では拡張ボードのメーカーが低価格の下取り交換をしてくれてた。のちに高価なハードでは フィールド プログラマブル ゲート アレイ、プログラマブル ロジック デバイスと呼ばれる集積回路を搭載してソフトを更新するかのよう回路構成を組み替えることができるようになったが、カメラみたいな製品では量産で全体が集積化された商品あるし、難点として一般市場向けだから素人客を相手する問題もある...

 個人的にそのような機器のアップグレードを受けたのは十数年前だと思うがこの件があるまで忘れ去ってた。ソニーのスカパーのチューナーで DST-D800 から DST-D900 へ全体交換となった(確か7000円だったかな)。これには通信衛星(複数衛星)の対応の不備が原因だったと思う。保証が切れないほどしか使ってないのに受信できないチャンネルが多数出ては困るとメーカーの威信にかけてのことだっただろうか? 当時はJスカイBとパーフェクTVは別でしたからね。

 その前となるとコンピューターはメイン基板(マザーボード)交換で簡単に新製品同等にできたため、たまに行われることがあったが日本メーカーでは知らず、アップル Macintosh の一部機種で行われたのを知ってる。

 空耳な金持ちが買う超高級オーディオ機器の場合には、人間には識別不能どころか測定限界以下や妄想対応をやってカネを取る世界なので、数十万円規模のアップグレードってのはたまに聞くことがあった。

 使い捨ての売り上げ一辺倒で進んできてしまったのだが、本当に意味がある一般大衆製品でやれるようになったら嬉しい限りだ。古来から着物では「かけつき(かけはぎ)」、陶磁器で「金継ぎ」は日本の伝統ではないか!




 PENTAXのアップグレードはメーカーへ送り基板交換にて対応、費用は54,000円だから K-1 と K-1 MarkII の売価の差を少し上回る。店舗で下取り交換したら5万円では足りないし、そうまでするほど古い機種でもなく見劣りするわけでもないため、ソフトウェア会社のアップグレードと同じく機器メーカーとしてこのような収益の方法もあるが、大手ほど効率が悪くなり実行できない。販売数が多すぎて逆に手間がかかるってことだろう。そのくらいの金額を取って分解して基板交換するなら、まるごと交換したほうが早いし安上がりになるかも。数が少ないって想定がみてとれる。

 携帯電話機みたいに物理的に縛りがないもので全社をあげて安売り合戦をやるから単なる消耗戦になるわけで、カメラみたいに物理的な縛りがあるとハードウェアのアップグレードは利用者の囲い込みにつながる。PENTAXブランドは残されたが親会社にいつ消されても不思議ではない事業としてシェアを維持するためには正しい経営手法だと思う。コンパクトデジカメ(コンデジ)ならメーカーの変更は容易いがレンズ交換型となると難しいから食い止めるのが第一だと考えたのでしょう。

 外枠やスイッチ類はともかく関係する全体を交換するわけじゃないのに大手メーカーほど対応や保証が面倒になるから物理的に可能でもやってくれないのが現状。ニコンとキヤノンはそれなりのシェアにおいてケツに火が付いてないため電話会社に例えるならdocomoが長年の利用者を大事にしなかったようシェアは喰われやすい。だから保守的なニコンとキヤノンと違ってソニーがシェアを伸ばした。

 コンデジがスマホに喰われたのと品質が違う世界なのに、特異的な分野だけで生きてゆこうと思うメーカーはまだないらしい。マジに特殊すぎたら売り上げが少ないわけだが、何らかの趣味に合わせたらそれなりの道があるのではないかと思う。ペンタックスで言うならば「645」ってことになる。価格が拮抗してたら流れる向きもあるわけだが現状は価格差が開きすぎてる。

 テレビ通販の間抜け宣伝によって画素数戦争が始まったとき、ニコンは展示会でそれに乗らないようなことを言ってたのに、結局は素人相手じゃないのに画素数戦争に参加してしまった。結局、需要を満たしたのはソニー。α7S、α7R、α9 と所有してたらオールマイティ。他社で高感度カメラが欲しいと思っても匹敵するカメラがない。各社とも中途半端な参入で、ニコンとキヤノンも「お遊びじゃダメだ」と今頃気づいたため35mmフルサイズで中上級ミラーレスの噂というか年内にでも発表されるに決まってる状態まできたのだろう。

メーカーに“色”が見えないペンタックスは、どう生き残るのか全く見えないのであった。



 ペンタックスに関係ないが、ニコンがD600で失態を犯したとき、特に外国から叩かれたわけだが、修理対応はしたものの交換対応したのは何度か修理して改善されなかったときだけ。それで評判を落とした。近年、食品メーカーが過剰な回収に走るのは評判が売り上げに著しく関わることがわかったからと思われる。だからニコンは部品不良だったかのD600購入者へD610への交換対応しておけば、一時の損失が評判を下げることにつながらなかったはず。販売台数が多すぎて、文句つけてくる奴だけ対応したほうが安上がりって計算しちゃったわけだよね。

 似たような間違った対応として、特にソフトウェア動作がらみだが、バグが出たらアップグレード対応したほうが安上がりって大手メーカーが決めてから開発者が一斉に堕落してしまった。会社のことだけを考えて、客に迷惑をかけることをすっかり忘れてしまった。無償修理するからなんて当たり前の事を言われても困る。

 私が利用してきて「こんなバグもわからんのか!」と検品を疎かにするような家電メーカーは世間を騒がせることをして報道で取り上げられたメーカーである。粉飾決算やら間抜けな経営によって転落して外国に喰われてしまった会社と完全一致なのだ。そのような企業が増えたから、本職じゃなかったのに他人が気づかない厳しいチェックが評判で仕事が回ってきてたのが一斉に消えた時期があった。

 良い方向へ傾いている場合はよいが、時代遅れとか悪い場合、株主支配があるといえども日本大学の件を彷彿させる企業体質は根深いようだ。
| emisaki | 2018-06-03 Sun 08:52 | 映像音声::情報・考察 |
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