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切符発券手数料5%(JR内部での取り分)
 旅人として捨て置けない記事として東洋経済新聞8月2日付けの「ねきねっとはなぜ使いにくいのか」に続き、JR各社にまたがって乗車する場合は切符の発券料として5%取るというのを知って頭の隅で感じてた疑問が少し解けてきた。

 2004年だったか新幹線回数券の大幅な値上げにより回数券は終ったも同然となったが、もう大阪へ行く回数も減っていたため深くは考えなかった。2006年以降に東京~名古屋往復が激増することとなり、EX-IC(JR東海 エクスプレス予約)を考えることになった。だが、当時は今みたいにスマホがなく対応も遅れてた(日本国内発売は2008年7月11日)。i-modeパケット通信料も非常に高額で他の通信で大量に使うため定額に加入してなければ予約するだけで切符の割引を大幅に上回るパケット通信料になったため、私はPCからしか予約しないという全く緊急性に対処できない状態で使っていた。

 当時の仕事と行き先の状況判断が必要なことから「お金の問題じゃない」という状況が続き普通に券売機で買うほうが多くなってた。Suicaで乗車して、東京駅のJR東海の新幹線券売機で買うことの疑問を今になって蘇った。磁気切符でも同じだがSuicaでやってきた場合にはJR東日本では発券されてないわけで、JRとしては内部でどう扱っているのかだ。

 東京山手線内(東京都区内)→名古屋 11,090円(のぞみ指定席)をJR東日本で発券すると5% 554.5円がJR東日本に入るが、それよりも山手線内から最大200円、都区内に広げても遠くて310円のためJR東海が負担してやったほうが安上がりになる。だからって東京駅のJR東海で切符を買ってくれとはさすがに言えないためのネット予約へ導いてるのだろう。発券手数料なしなら運賃の分割だけでたいしたことなくなる。

 客はお構いなしだから東京駅のJR東日本側の窓口で東海道新幹線の切符を買ってる人は大勢いる。東京~名古屋とか大きな駅間の移動じゃない人が多いから自動券売機の操作ができないってよりも人間的な融通が利かないからでしょう。例えばグループで座席をどういう形で確保するか?券売機では選択不可能。可能にされたとしても、5人で3人座席2列を取り向かい合わせにされ、満員にて残り1席に入ったらどうするよ? このあたりはモラルの問題だな。

 手数料支払いに関して、もし私がJR東海の企画部だったら東京駅のJR東海の券売機で新幹線の切符を買えば都区内から東京駅までのJR運賃を払い戻しますキャンペーンを提案してますね。どうせ東京駅で歩くんだから一度改札の外へ出ても大差ない。場所によってはJR東日本の改札、目の前にJR東海の窓口、右手に東海道新幹線専用の出入口がある。品川駅でも似たようなもの。差額が小さくなると面倒くさいほうが強くなる。

 1度 数百円だがJR東日本かJR東海へか権利を握ってたわけだ。思い起こすと東海道新幹線乗車の大部分は東京駅発券のためJR東海に入ってる。そもそもJR東日本にしても月に1往復も新幹線なら自腹も切ってない1万円程度な通勤定期客なんぞよりお得意様なのだ! 60だか65歳以上だかの大人の休日倶楽部の客を大事にする意味がわかった。薄利多売な通勤より割り引いても大儲けできるほうを増やしたほうがいいに決まってる。

 遠くから乗った人は知らないが東京都区内から乗車の場合は新幹線の切符を買うとSuicaの記録は「窓出」となり金額の変動なし。ここでJR東海が上記で示したよう運賃をJR東日本に払ってたら悪賢くても経営としては凄い。発券はしてませんから最初から手数料を払う必要がないなら悪賢くもなくJR東海から見て都合が良い客なだけ。そのぶんはこっちに回してくれないので、TOICA でチケットレス乗車で少し割引にまでも発展してない。現状は会員制のエクスプレス予約しかないからネット予約の手間がかかる。JR東日本にしてもSuicaでは自由席でも仙台や新潟まで乗ることはできない(タッチでGo!新幹線は関東圏内のみ)。

 個人的に問題にしてたのは東海道新幹線から東北・上越新幹線への乗り継ぎで特急料金がやたらと高くなってしまうことだった。だから熱海から高崎や宇都宮へ距離にしてはお金がかかったという印象が強い。東京近郊では新幹線から特急への乗り継ぎ割引も除外されてるが名古屋でもそんな割引が無意味になるのも、名古屋から特急に乗るような観光地だと別に割引が存在しており、そっちのほうが安いから。

 JR各社がバラバラで連携なしのネット予約で少々の割引額なんて消えるから東洋経済記事の「えきねっとはなぜ使いにくいのか」の答えが出て私も登録したが1度も使わず自動脱会となった。ネット予約って東京(品川)駅から名古屋市内・新大阪駅など同一JRの新幹線駅間移動に限定でしか有利に働かない。JRネット予約購入(JR東日本えきねっと)は新幹線から特急への乗り継ぎ割引すら対応してないのだ! 各種割引なんて網羅されてないから「ねきねっとお先にトクだ値」すら得とは限らない。マニアじゃなくても自力で探して比較する努力は必要。

 新大阪までだと14,450円(のぞみ通常期)だからJR東日本駅で買うと手数料722.5円が得られる。JR東海はその損失がなくなるのに会員制ではないスマートEXであると14,250円(200円引き)にしかしてくれないのだ! 会員制(会費あり)EX予約だと13,370円と1080円引きになるがJR東日本へ手数料を払うならばJR東海の負担は300円程度で済むし、JR東日本在来線の東京(品川)駅までの運賃を別に支払うため1080円そのままは安くならない。JR東海でしか通用しない割引料金によっては利用法を間違うと赤字転落もある。

 これを知って、新幹線への乗り継ぎでは関東(JR東日本)からJR東海 東海道新幹線が最も多いことを考えると、JR東日本はものすごくオイシイ金を受け取っていることになり、JR東海は客を奪う努力が足りねぇーってことなるのでした。新幹線は特急料金で額面が高くなるからで、在来線だけだと分割されてない運賃だけだから逆に取り分が減ってしまうが、発券手数料が生じているのかまでの情報は掴めなかった。

 空気運ぶより儲かるから売り続けてる旅人として個人的にはお得意様還元切符な「青春18きっぷ」利用客をバカにする経営に無能な職員が大勢いるよう、発券するだけで儲かるのも知らずJR東日本のみどりの窓口で東海道新幹線かよって思うアホ職員がいるに決まってるから下っ端にこそ教え込むべきことだな。嫌な顔しないだけでサービス向上。JR東日本の総事業利益からすれば率としては屁でもないが経営的には青春18きっぷにしろ発券手数料にしろ年間に数十億円は腰掛け社員も相当数で雇える巨額収入なのだ。


| emisaki | 2018-11-30 Fri 07:56 | 交通::JR |