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企業主導の客寄せにするな@DMO
 1年ほど前にJRグループが行うデスティネーション・キャンペーン(DC)なんて用はない→時代遅れだと言うことで軽くディスっといて、ちょこっとだけDestination Marketing Organization (DMO) の名前を出した [投稿] 。DMOは海外機関で知ったが英文のため概要だけ知ってたが当時は深く語れる段階になかった。その後、取り入れてた観光庁サイトで日本語の説明を見つけたから誤認識は減ったと思う。

 DC にしろ日本版DMOにしろ企業主導の単なる客寄せ戦略になってるだろ? 観光庁の役人に言いたいが JRグループのDCを一般化したのがDMOなんて馬鹿な誤解をさせてはいけない...

・巨大な元国営というJRグループがやってるのがDC

 JRグループが行うデスティネーションキャンペーン(DC)は交通網を握られてるチカラに役所および地元が負けて便乗しているだけに見え、日本版DMOで説明されているなら従来の古い方式である。特定企業が主導ってことは自社の利益を最優先とするため旅行会社より更に悪い計画しか立てない。その旅行会社 離れすら起きたのは客のニーズに応えられなくなったから。

 JR各社は独自に利用客を増やすキャンペーンを行っているので、DC ってのはグループ企業として管轄を越えた利用客を増やすためにしか見えない。北海道から九州まで新幹線は繋がってるが、差別的に外国人超優遇な「JAPAN RAIL PASS」でも使わない限り距離があれば飛行機のほうが得なのだ。

 当たり前と言えば当たり前でJRという民営化した交通機関が並走する他社線と連携するわけがない。あっても特定の観光地と結ぶ路線上。そのような点からも一企業が主導するものは「多様な関係者との連携」という DMO が掲げることが実現されない。もっと上が指揮しなければならないのである。

 その上という組織の更に上な頂点に客がいるのに、私には一般的な客が裸の王様にしか見えないのだ。集団主義の悪い部分が出て、王様が裸だ!って言える純粋な子になれないのである。

該当地域がDCによって観光客が増えると舞い上がってしまい本当に見るべきものが見えてない!



・観光協会の主導なら旅行会社のほうがまだマシ

 都道府県観光協会と市町村観光協会等の規模別で支援の募集をみかけたが、「観光協会」を DMO の地域指導者として支援するのは危険であり、いかにもカネ出したらどうなろうと知ったことではないと思える省庁。

 各地を調べてきて観光協会とやらが政治的または商業的に偏りのある連中ばかりだってことがよくわかってきた。組織の行動としては民業より役所的体質でありながら固有な業種との関係が強いと腐ってるところが目立つ。末端の職員でも賢ければ気づいてるでしょう。

 例えば昨年(2017年)に鎌倉の花火大会中止から雇い止めの件での一悶着、そこから市役所、市議会のくせ者たちにまで辿り着いた。善悪はなく、それぞれの思惑の戦いってところでしょう。端から見えないだけで全国的にそんな汚い世界は普通にある。商業的偏りは全くもって DMO の意義に反してるから「多様な関係者との連携」を行える地域なんてあるのか?


・例によってお役所だけに、お役所仕事

 責任逃れのプロ業界としては何でもお金で解決なのは全く変わってない。資料を並べ立てさせて何か申請をさせ、何らか条件を通した組織へお金出してやるよってだけだろ。その交付金による支援があっても本当に必要なのはその申請すらできない地域である。そして先に必要なのはお金よりも頭脳である。だから無責任にお金を出す前に支援予算で日本中を回って説いてきたほうが、よっぽど役所(省庁)の仕事としては真っ当である。ところが、ぐたぐた抜かした後がお役所仕事の真骨頂となり、税金が資金源だから重くみずにカネは出すが自分たち(省庁のお役人)は仕事しない方向にしか見えない。後は都道府県や市町村が勝手にやれって感じに受け取れる。


・客 主導型 (インターネット SNS)

 既に「“客”主導型」が世間に受け入れられてることは明白である。市町村の役所が泣きついたのがYouTuberである。市役所が作った紹介動画の再生回数が3万回でYouTuberによる同じ地域の旅行記が300万回だから当然だ。

 だが、誰かに雇われた段階で回し者に転落を意味しており、地域宣伝マンにされ関わったテレビ制作という暗黒面に触れることとなり嫌気が差して逃げ出したYouTuberもいた。根っから汚れてしまってる映像制作会社連中の異常性からして当然の結果である。YouTuber、SNS発信者は広告主に左右されず独立して動くからこそ信頼性が上がるのだ。

 今のマスメディアは客(視聴者)ではなく広告主のほうを向く本末転倒となったがYouTubeでは元来の在り方で良い内容に広告が付く。その先にYouTuberがカネで飼い慣らされることがあるが、誰かの愛犬ポチになったら一巻の終わりだ。


・正しくデータを見ているのか?

 日本版DMOとやらの説明において示されてる「データの収集・分析が不十分」の点は市場調査が甘すぎるとずっと指摘してきたこと。この点も直接観光客から得ることも大切だが、ネット上に示されてることから相当な意見を聞くことができる。それすら疎かにされてるのは観光地の対応を見ればわかる。そのくせマスコミに踊らされて外国人観光客ばかりを言う。言葉は通じないが相手にしやすいとでも思ってるのか!?

 確かに外国人観光客で生きてるところもあろうが、データからはごく一部であると言える。年間2千万人やってきても、その数十倍も日本人によって成り立っている。ようするに政府が上方修正してまで掲げている外国人観光客の目標人数になっても圧倒的に日本人客。

 駄目な地域ほど宿泊客に頼りすぎ、また宿泊データを重視しすぎている。これも実にお役所仕事であってデータを集めやすいからである。街の経済効果を調べるのは面倒くさいのだが、そっちのほうが実態を掴みやすい。中には宿泊客データだけで構わないところもあるが、それは商業施設が宿しかない地区。

 日本人が海外旅行して国内旅行よりお金を使うのと同じように客単価が高いことで必要以上に大きな市場に見られている。ところが滞在日数が長いため贅沢旅行をしている人をネット上ではほとんど見かけない。贅沢で目立つのはYouTuberとして金儲けしてる人くらいで観光客よりも日本在住者がほとんど(単なる金持ちは旅行記なんてアップロードしないからわからない)。

理由なく YouTuber をピックアップしてみると、

> Micaela 月額 $45. - $721.
> Sharla 月額 $195. - $3100.
> ONLY in JAPAN 月額 $757. - $12,100. / 年額 $9,100. - $145,400.

が、ソーシャルブレイド広告収入調査サイトによる結果(範囲は広告により1クリック単価の違いによるもの)。行動からや一般論から範囲の中間くらいが実際の収入である確率が高く、日本人がおいそれと行けないようなところまで旅できる理由だな。それは特異的であって、多くの本物の観光客が書いている意見からすると1~2週間と時間があっても予算が許さないと見える。本物の観光客の意見を聞かなくては駄目だってことだ。

 余談だが、大勢いる日本在住YouTuberの海外向け価値は、昔で例えるところの お伊勢参り ではなかろうか。日数も費用もかかるから代表が行くとか餞別を渡すとか代理業か。直接お金は渡してないが結果的に広告収入という形で得ている個人経営テレビ局。

このような点でも日本は先に打って出られない無能さが証明された。

 日本人だって個々にツボが違うのに、日本人が外国人に向かって薦めるところが彼らのツボにはまるほうが珍しい。それを考えた上での情報発信がなされない。日本人同士に対してもね。ほかにも自宅なんて毎日写真は撮らないし、住んでいる町も駅も毎日、毎月どころか毎年すら記録しないように当たり前なところも見ていて見えてない。

 10年くらい前だが、既に携帯電話時代となっていたにも関わらず市外局番が書いてないって怒ったし、先月もテレビ朝日「タモリ倶楽部」での残念なパンフレットとして取り上げられたのを紹介した。地元で作るから観光客のことがわからない。日本人が作るから外国人が良かれと思うことがわからない。なぜ、こんな簡単な事もわからないのか不思議である。

 当たり前で、我々が海外旅行したらニューヨーク、マンハッタンのブロードウェイ南のタイムズスクエアーなど関西弁を借りればコテコテの観光地で撮影スポットであるが、日本でとなると、京都や浅草雷門は当然、鎌倉の小町通りも観光客だらけで歩きにくくて避けるところ。京都は「いちげんさん」には定番だが、バブル経済時代の日本人だらけなハワイより桁違いな観光公害となってしまって外国人が「外人だらけ」って言うくらい二度目がないところ。

 外国人のネット上の議論でも「都会か田舎か?」ってのを何度も読んだ。誰でも同じで知らない場所は典型的観光地へ行くしかないが、2度3度となればツウの場所を選ぶようになる。日本で外国人観光客が事件に巻き込まれるのはフランス人の行方不明みたいに日本でも大ニュースになるほど希の希であって生命の不安は自国や他国より不安ではないが言葉が通じないことで旅の不安はあるからだ。

 外国だろうと「百聞は一見にしかず」って言葉は通用するはず。海外のガイドブックは文字だらけで映像情報が少ないため「いきなり観光地」って言葉が生まれてきているように、ネット投稿写真(ブログ)、投稿動画が発端となって突如として観光地になるところがある。一つの選択肢ではなく大勢が動き出すのは個人派の欧米より集団のアジア人のほうが多いかも。現に漫画「スラムダンク」から江ノ電の鎌倉高校前駅の踏切なんて大迷惑状態。多いのは台湾だから、中朝よりマシなほうなんだがやっぱり中華系には変わりないのでルールはまもらねぇ自己中だらけ。こればかりは観光戦略どうのでは対処のしようがない。




 ハロウィン、恵方巻き等々のよう、いつまで操られる気なのか?だったら義理チョコが終わろうとしている今、お中元、お歳暮も意味アリとナシをはっきりさせてやめようとなってる。ホテル旅館を例にすると、時代と共に社員旅行という団体旅行も淘汰されたわけだし私が生まれた時代には核家族化が完了していたのに大部屋のままで需要を満たさず収益が減り廃業へと、観光業界は時代が読めない人たちが多すぎる。

 客のほうとしても、もしかして世間の多数派は仮想現実か現実逃避か知らんが修学旅行のように旅行会社のような決めごと旅に支配されるほうが好きなのか? こちらとしては世間一般に対し企業の策略に踊らされないよう訴えかけたいんだ。

企業が敷いた道の上を走るのではなく客が求めているものを提供して儲けるのが筋である。
| emisaki | 2018-03-24 Sat 21:19 | 旅・散策と行事::考察・批評 |
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