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計算だけでは導き出せない被写界深度
被写界深度とはピントの合う範囲で、これは撮影機材の条件から計算によって求められる近似値計算式がある。

この計算式を信用するならば、35mmカメラ換算の焦点距離が28mm・F2.8のレンズにおいて絞り開放(全開)状態で被写体までが500メートルの距離という条件を入れると、5.1メートルから無限という値が出てくる。これなら全体的にピントが合っているようなものだからと信じたのが失敗だった...

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花火の撮影において一眼レフの動画モードで撮影したものはビデオカメラで撮影したようなシャープさがないと思ってたら実はピンボケじゃないかと。撮影時の液晶画面や縮小してしまえばわからないのだが、ハイビジョンサイズでは明らかにぼやけてる。

その教訓から次には開始前に合わせておくのではなく開始後にライブビューの10倍拡大で確認をする時間を作ることにした。

そこで判明したのが5.1メートルから無限という解答はいったい何なのかと思うほどフォーカスリングの微妙な動きにフォーカスが変動する。当然フォーカスが合っている部分はあるのだが、花火という数百メートルの空間を撮影することは到底無理。これなら被写界深度が深い小型のデジカメ映像のほうが綺麗な理由もわかる。

ここには数値では表せない何かが潜んでそうだ。

同じカメラ、同じレンズにてF11以上に絞った状態でバルブ撮影にてシャープな写真が撮れていることからも、開放絞りな状態では計算通りにはいかないのだと。フォーカスは手動で動かないようテープ止めしてありズームも固定で、操作による問題点が見あたらない。日中にやっても同じ結果が出るため動画処理の問題ではなく光学的な問題なのだと。
(ビデオカメラ用と異なりズームによってフォーカスリングとフォーカスの位置が異なるレンズが多い。だから望遠にしてフォーカスを厳密に合わせてから広角にしたらピンボケする場合がある。ようするにAF専用化してる。安いレンズは当然だが値段が高いズームレンズにもあるから値段からだけでなく設計上の理由があるのだと思う)

被写界深度の計算結果は理論であるから絞り開放時のレンズの性能と言われた方がスッキリする。
勝手に納得したいが、そう考えるとレンズ1本の値段でレンズごと買えるビデオカメラのほうが綺麗に映るのが納得できなくなる。

新たなデータを元に次は異例な手段をとった。夜なのに更に感度アップして絞るという作戦。既にISO3200だってのに6400にして開放時F2.8をF4にしてみたら、若干救える映像になった。それでも手前と奥とではシャープさが異なるため絞りが足りないようだ。これ以上の感度アップは画質が悪くなるため、花火の動画はビデオカメラで撮影したほうが良いという結論にした。計算上は大きな違いはないのだがフォーサーズで撮影したのが綺麗だったのも被写界深度が深かったからだろうか?

レンズの性能で同じカメラと思えないほど描写力の違いは痛感してる。20~30万円の明るい単焦点レンズを使って絞れば解決するのだろうか?そんなことするなら動画としては同等の投資額ですむ小型の業務用ビデオカメラのほうが有意義に使えそう。
デジタル一眼レフ動画は映画みたいな撮影を高額な機材なしで可能にしたと思われるが、カメラワークにおいてはビデオカメラの足元にも及ばない事実を今のところ変えようがない。融通の利く撮影しかできないのである。動画が撮影できるからと言って一般の人が買い、悲惨な結果を書いているのを多く見つける。テレビですらハイビジョンになってピンボケさせるカメラマンが続出してることからも、一般的な撮影に被写界深度が浅いというのは仇になるしピンボケしてしまっては元も子もない。

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| emisaki | 2011-01-18 Tue 15:57 | 映像音声::ビデオ機器 |