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本格派ミラーレスカメラにみる客の世代交代
 若年期から業界の流れを見てきてるとコンピューターと比べてカメラ業界のメーカー及び消費者の時代遅れを感じることが多々あった。昔から呆れてた時代遅れ感はCanon キャノンではなくキノン、FUJIFILM フジフィルムではなくフジフルム、Nikkor ナイコー じゃなく ニッコール など名称にも見て取れたこと。もちろん日本語だけであれば文句の付け所がないがそうではない。

 市場にも見られ技術革新あるごと拒絶反応が出ることで、自動露出、オートフォーカス、フィルムからデジタル化、手ぶれ補正機能など事あるごとに起きてきたのだが、ミラーレスカメラの時代になって否定的な意見を聞かないどころか期待感が半端ない。「魂抜かれる」世代がいなくなったってことだろうか?

 ぼやけ、流れてしまうフィルムと違いデジタル化してから1000万画素越えた頃にピント合わせなど人間業では無理と悟った。そして「ライブビュー」が搭載されたとき利便性を感じ、メーカーと無関係なアドオン ソフトウェア「MagicLantern」が登場したとき カメラメーカーが気づきもしない強力な機能の恩恵に与れた。そのあたりが持つ機能は35mmフルサイズでは先行したソニー、今日発表のニコン、続いて発表するであろうキヤノンも理解しておらず、フォーサーズ規格なパナソニックが最も理解を示している。我々が求める概念を持ってないからソフトウェア的に可能なことをしてくれないのである。ニコン Z6/Z7の仕様からも高価な品にて残念なところが多々見られた。

 Nikon FからF6の発売年は1959 / 1971 / 1980 / 1988 / 1996 / 2004年、最高級期を買っておけば「10年使える」が伝説となり、Nikon D1からD5の発売年は1999 / 2003 / 2007 / 2012 / 2016年(期間中1-2年でマイナーチェンジあり)と2~4年で新製品が生まれる時代は市場の反応を見てから改良される次世代機のほうが高額品なだけに安全になった。加えて技術はすぐに下のモデルに採用されるため最先端にいないほうがコストパーフォーマンスは絶大である。
 気張って高いのを買って買い換えられなくなるほうが良くない。年代別の給与と比べて増えてもないのに売価は倍に、製品サイクルは半分になった。ようするに物価を勘案して購入には過去の4倍の出費を伴う!私より前の世代だがバブル経済期のほうがよっぽど買いやすかったことになる。

 よく言われるのが月面探査に行ったであろう時代のコンピューターは、かなり前の携帯電話より劣る。でも最近はコンピューターのハードウェア性能は鈍化して人海戦術と言える並列化に頼った。よって売り上げに必要なのは性能よりも「考え方(ソフトウェア)」である。市場は品質と用法に分かれておりカメラメーカーのは用法に関してはスマホの足下にも及ばない。オープン化のコンピューター(スマホ含む)業界に対比してリモコンのプロトコルさえ公開しない閉鎖性は自らの首を絞めてきたと言えないだろうか。

 これらの機種は別として、Nikon 1 や EOS M を買って求める機能が付いてるの?デコってアップロードすらできないじゃないか。俗に言うアプリも追加できない。持ってるスマホに転送していじくるなら最初からカメラ持って行かない。このあいだまでプリクラなんてボロボロ映像を好んでいた人たちが画素数戦争なんて気にすると思います? そのあたり数年経って無線通信機能が付こうが何も変わってない。売れ行きはともかくスマホに連動して使うから画面すらないカメラって考え方のほうが遙かに賢かった。やっぱり「男」の概念が渦巻きすぎてる業界なのよ。



<追記 2018年8月24日
 インプレスのデジカメWatch だけじゃなく PC Watch にも記事があったのだが、同年代か少し下の世代の筆者と思われるがPC系にしては古いタイプのようだ。そういう方々は比較するとニコンのほうに多いのはわかってる。この界隈に一定数いるシャッター音(音量ではなく音色)がどうのと言ってる段階で私には意味がわからない。シャッター音がどうので写真なんて撮ってないからである。同様に被写界深度が恐ろしく狭くなる世界において光学ファインダーなんぞもはや使い物にならなくなった。カメラの形が持ちやすさで関係あったとしても、色が写真を撮るのに関係がないよう非論理的な話がある。

 昔のソニーは世間がついてこれない早い時期に新たな事を始めるから売れないのだが、ニコンは何事も遅すぎると感じてきた。以前にも取り上げたことがあるが、他社も含めてカメラとレンズの通信は端子数が多く、世代ごとに増えてきた。コンピューターのデータ通信的に考えれば電子制御において端子が個別に存在している必要はない。単なるケーブルの延長線上としか考えてない古典的な設計だから新たな事をするのに端子が増えるのである。
 差動な4線程度のパケット通信仕様に電源ラインで十分だが、それはレンズ側も信号を分析して動作するよう作ることになるが、そのくらい当たり前の時代である。もはや電源なしで何ができると言うのか?フィルムカメラだって電源なしで動くのは半世紀以上前の代物か、写ルンですだけでしょう。

 マイナビニュースより、「サードパーティにZマウントの仕様を公開しない…」 これが私が言うカメラメーカーの時代遅れな部分。リバースエンジニアリングは現在形で消費者を苦しめてきた。純正品を買え!という奴らがいそうだが、ニッチ市場製品は純正には存在しないのである。
 リバースエンジニアリングの問題はマウントではなく「データ通信」であり、新機種が出ると正常動作しなくなるレンズがあった。そういうことでサードパーティー製レンズもユーザーによるファームウェアの変更を可能としたのであろう。本家はハード・ソフト仕様などライセンス販売で商売をするのがユーザーと双方にメリットがある。また、コンピューター的に考えれば「オープンソース」的なビジネスモデルもあるが、ニコンではその欠片すらやる気はないだろう。売り上げが増す方策を理解してるのだろうか?
 実際のカメラのほうも最先端技術の集積かと思いきや特にニコンは高齢者の客を多くしてきたし、どこか古くさい概念がまとわりついて離れないのが写真機メーカーである。動画が重視されてきたのに5Dmark2で流行らせた当事者キヤノンすら真っ当に考えておらずビデオカメラのほうが桁違いに使いやすくなっている。民政レベルで動画向けだと言えるレンズを販売してるのはソニーだけ。動画においてはレンズが巨大化しても持てないし買えない価格になるので35mmよりフォーサーズ陣営に期待したほうがよいかもしれない。

 後出しのわりに劣ってる部分が多いと感じてきたわけですが、世間の話やサンプル写真などを見ると、どうやらニコンは撮るための助けはそれほど用意してなくて、撮るための環境を整えれば素晴らしい写真が撮れるレンズを用意したという感じか。ならば、スタジオ撮影みたいに環境は整えられない側として現状の一眼レフで戦い続けるとして、ミラーレスは他社も追従するはずなので出揃ってからと利用者の意見を聞いてからの次世代機に期待。

画素数の問題だけなら本体は Z6 で十分でしょう。レンズを買えってことかな。
画質は落ちても使い勝手で逆方向のマウント変換は光学仕組んでも無理だろうか?
個人的には撮るための補助を求めてるからFマウント機で十分かもしれない。

| emisaki | 2018-08-23 Thu 19:57 | 映像音声::静止画(写真機器) |
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