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墓じまいする理由、しない理由、できない理由。
もしも人類が存続し続けたら地上は墓で埋め尽くされてしまう。

 前投稿の件から考えてみたが、集合納骨堂で立体駐車場みたい機械が自動で出し入れする施設を何件が調べてみたら都市部じゃなくても数十万円だった。平均的に100万、200万円となっていたが、家族分はどうなるわけ?何かと曖昧なのが恐ろしい世界。まるで歌舞伎町のボッタクリ店みたい目先の金額だけでトータル料金不明瞭。

 一見して安く見えても管理費などが高いし結果的に墓地より高値になる。墓地の概念がなくなると一柱、二柱ごと百万は取られないにしても管理費として積み重なってゆくなら数十年で結果的に100万や200万円は払うことになる。だからこそ迷惑かえりみず住宅街で儲かり墓ビジネスを行うわけか。

 今となっては核家族化が進み当家と同じ6平米の墓地さえ広すぎるようになってしまった。この広さだと東京都霊園使用料の2024年4月料金表にて一般埋蔵施設使用料は533万2千円であった。これが青山霊園だとすると1782万円になってしまう。都営だからの料金で民営墓地だったらいくらになる?

 多磨霊園なのは生まれる前だから値段は全く知らない。断片的に聞いたことを思い出せば戦後の早い時期に権利を購入しているから現在の額より安いにしても当時の給与水準からしたら高い買い物だったはず。当時は子供が多く、成人して給与もあるから分け合って払ったから可能だったのかもしれない。上記の金額は更地の使用権であり墓石やら墓地を作る費用もかかる。

 親戚が隣り合わせて買ったようだが、過去に写真を掲載したように一つ、また一つと「墓じまい」して更地になっていた。その理由は継承者がいないため。うちの家系は女だらけだから本来は引き継ぐはずがない私のところに回ってきたが継承できそうもない。

 墓じまいしない理由は、できないとも言える。解体費用、石材の処理料、骨の新たな永代供養料が高すぎ無縁仏になるしかなく、そんな墓は多く出てきており、連絡が取れない墓の前に看板が立ってるのを見た。都営霊園だが継承できる「親等」は広く取られているため親類ならだいたい継承できる。石材工事や寺の手配をしてくれる所によると最近の墓石には「○○家」と固定にせず、既存の墓石の表面を削って作り直すのだと。

 経済的な問題が大きすぎる。葬式においても故人のためじゃなく参列者のためでしかない。エジプトのミイラみたい復活でも考えてるはずもなく骨を保存してどうするんだと問いかけたい。

 私はもう中年なのか中年過ぎたのかだが、今の子が大人になって直面する問題のほうが大きくなるのではないか。その頃、墓なんて概念やめてしまってれば問題はないけどね。

| emisaki | 2025-09-06 Sat 09:43 | 生活::社会問題 |