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東京九州フェリーと新幹線を現実的比較 <調査>
 宣伝番組ばっかりだし、他局で同じネタが何度も繰り返されてるしテレビがつまらない。これも7月1日就航とか番組でこっそり宣伝となってるから使えるのか調べてみた。

 船の就航ともなれば何年も前から決まってて、まさかの新型コロナウイルスだったのでしょうが、フェリーとしてなら自家用車に固執するなら代金も仕方ないでしょうし、旅客便として考えるとどうなのか?

 交通機関が広告主もしくはステルス マーケティングな情報サイトは価格のみで時間効率を取り上げない。船を楽しむには良いなんて記述が定番である。宣伝だから客の都合は二の次。近年はテレビの衰退からネットメディアで同じ手法を使ってくるが、そんなのお見通しなので私は100%旅行客の都合で考える。その都合とは断じてわがままは含まない。

ひとまず東京駅~博多駅で比べた…

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東京九州フェリー
横須賀~新門司港 12,000円 繁忙期日18,000円(ツーリストA カプセルホテル型ベッド)
ほかルームチャージ料金 6,000円~57,600円(3段階4種、1~4人、2期間料金)

東京→品川 170円
品川→横須賀中央 650円
横須賀中央→[徒歩1.0km]→横須賀フェリーターミナル(出港の1時間前まで必着)
横須賀 23:45→[船 所要時間23時間15分]→21:00 新門司港
新門司港 21:00→[送迎バス(無料)]→21:30 JR門司駅 →21:50 JR小倉駅
小倉 22:03→23:10 博多 1,310円

東海道新幹線山陽新幹線】 東京→博多の新幹線料金(正規および会員制EX割引)
普通車自由席 22,220円
普通車指定席 23,390円
グリーン車 30,650円
EX早特 17,720(平日)、17,310(土休日)
EX早特21 15,890円
EX早特21ワイド 16,600円(乗車日2021年6月1日~7月22日)
EXグリーン早特 24,320円(平日) 



・飲食代金は除外

 船を最安値で考えてみるが、およそ21時間も乗船して不必要な飲食代金を払うことになっても新幹線でも食うことは同じ。一般的に船内の飲食や自動販売機って料金が高い。最新の船でも裏付けてくれたのが自動販売機の売り上げ1位を当てるって番組だったが、値段が高い中でも比較的にリーズナブルなのが売り上げ上位を占めていた。所要時間が長くなることで出費が増えることは確かだが持ち込み禁止なんてあるはずもなく贅沢しないと仮定して無視した。

・時間効率を考慮する

 東京九州フェリーの場合、新門司港着が21時、そこから博多駅着は23時を過ぎてしまいホテルに直行するしかない。ホテル宿泊料金を5,000円と格安で見積もるが、繁忙期は高騰の可能性。
 これらを加算した場合、新幹線と大差なく3日前まで予約のEX早特なら新幹線のほうが安くなる。更に高くても時間を金銭に換算すれば圧倒的に得。

・出張じゃなく旅行ならば、そこしか行かないなんて もったいないことはしない

 まるで先が見えないほど前に予約すればLCCは圧倒的に安いが、私の旅行スタイルは予めあらゆる方法を考えておき、天気予報の確率が高まってから決定し、旅の効率も上げるため単純な往復ではない。

 往路に飛行機や船は考えられても、別の観光地にも向かうとなれば復路に使えるのは電車かバスしかない。陸続きで行ける場合は飛行場、港の制約は大きく、LCCで激安に見えても計画に当てはめてみると、そうじゃなくなることばかりだった。本件でもどうであるか比較してみるが、とりあえず単純な往復のみで考える。その後、東京~福岡の経路上にて、山口、尾道、神戸、大阪など立ち寄りも考えたい。

・関連広告で記事にするサイトは信用しない 資料だけ利用させていただく

 旅行サイトの宣伝や、乗り物サイトは料金が安いとか断片でしか語らず旅全体を語らない。それを語ると広告主様に不都合になるからでしょうね。全体で語らなきゃ無意味だ。

 値段だけ考えれば高速バスだって新幹線より安いが、豪華に見える座席だって私の長い脚を収納することはできず14時間ならば拷問かとおもったし、もっとデカイ外人はどうするんだって思うがLCCの座席も拷問レベル。国内で1時間程度なら安さから耐えるだけ。観光が目的なのに拷問状態じゃ意味がない。そこを考慮しなきゃ比較しても無駄 無駄 無駄 無駄ぁー。



新幹線を使っての到着時刻は、
東京 06:00→10:52 博多(東京始発)
品川 06:00→10:46 博多(品川始発)
東京 18:51→23:51 博多(終電)
博多 18:59→23:45 東京(終電)

東京九州フェリーは、
横須賀港 23:45→翌21:00 新門司港 (連絡バス:新門司港 21:00→門司駅 21:30→21:50 小倉駅)
新門司港 23:55→翌20:45 横須賀港 (連絡バス:小倉駅 22:10→門司駅 22:30→23:00 新門司港)



 フェリーだと船内および更にホテルに泊まって翌々日の朝から行動となるが、新幹線だと当日の11時頃から活動できる。定時に仕事を終えれば辿り着けるが、飛行機は相当に前から予約してないと新幹線と同等料金で乗れる会社はなかった。LCCだと成田からにしても都合のよい時刻には運行してなかった。

 飛行機だと手続きがあるため結果的に新幹線で行くより1時間程度しか増やせない。JALやANAの一般的な割引だと格安になるはずもなく株主優待券もしくはANA VALUEで特定日の特定便で2万円弱があったが、安く行くのは相当な前からの割引予約が必要そうだ。

 福岡空港は立地条件が良いが、他所だと移動時間と加算される交通費で飛行機の意味がなくなることも多い。札幌駅~新千歳(直線距離41km)、東京駅~成田(57km)、大阪駅~関空(37km)、名古屋駅~常滑の中部国際(35km)、長崎駅~大村湾(18.5km)、鹿児島中央駅~霧島市の山の中(30km)。飛行機が速(早)くても結局は1時間くらい加算される。電車が使える空港は予定を組むのが安全だが、連絡バスであると余裕を持たせねばならず予定が組みにくい。



フェリー 14,130円(両端の交通費込/範囲19,130~76,730円)+深夜着のため1泊ホテル代
新幹線 15,890円(範囲15,890~30,650円)

 これだと新幹線が21日前予約な料金のため3日前のEX早特17,720円が一般的で、前日や当日にネット予約可能ならば旅行会社で新幹線往復+ホテルで45,100円。ホテルは5000円くらいで良いところがあるから新幹線の料金がどうなるか次第。

 船で楽に寝るため「ツーリストS」な区切りありの6人または8人部屋、ネットカフェの小部屋を広くしてベッドを入れた感じにすると6,000円の追加が必要。そうなると新幹線ではグリーン車にできる。

 船は深夜発の夜間到着のため日数を減らすと1日の朝から出発時刻までしか行動時間がない。新幹線だと帰りの終電は博多18:59発であるため、一泊二日で1日目は11時から夜まで、2日目は朝から晩(出発時刻)まで行動時間がある。

 船で同じ行動時間にすると四泊五日(うち船内2日)となり、ホテルの宿泊料金は5千円程度と安く見積もれたが、失う時間が大きすぎるし、身を任せた移動も結構な疲れを生じる。

 よって夜行高速バスおよび船の選択肢は消えた。青春18きっぷは論外で、状況と金額により新幹線かLCC航空の二択。新幹線も21日前があるが飛行機のほうがチケット購入日で値段差がありすぎる。




 テレビでは旅行客へ宣伝をしてるようだったけど、船室(部屋)は船の規模に対して非常に少なく、車両を運ぶのが主体であることがわかる。宅配や生鮮少量品が使うことは無いが、それほど急がず高速道路料金+ガソリン代より安くなると需要があるのか?

 調べたら東京から新門司までの高速道路料金は普通車で2万円を越え、休日割引でも1万5千円を超えた。自家用車で家族連れだと料金がかさんでしまう。貨物輸送トラックであればと考えたがフェリー料金は意外と高い。高速バスと違って規制を逃れる貨物トラックが途中で休んだとして1200kmも交替なしは危険きわまりなく使うべきにしても値段が高すぎる。

 10tトラックと仮定して日野自動車で調べたところ 全長8.5~12m、フェリー料金は 88,000~132,000円にもなり、高速道路料金は大型車で25,780~36,930円(ETC~通常料金)+ガソリン代だからフェリーの利点は運転しなくても良いだけだった。

 そこで追加費用10万円だったとしよう。それでキャベツが1000個を運べたとすると、100円であったものが200円になってしまうのだ。航空便だと1トンのカーゴと相当小さく見積もっても25万円くらいになるから、それよりは安いがフェリー料金より、荷物を載せ替えない途中交替のほうが安上がりだろう。人手不足の解消なる記事には笑ったがフェリーであり貨物便じゃないから運転手が必要で非効率だ。入港先で別の運転手なら理解できるがね。ネットワークを持たない個人主義の白ナンバー営業車に出来る芸当じゃない。

 雑魚寝じゃないからカプセルホテル型も個室だと言うし、陸路のほうが所要時間は早いのに「当社比」みたいなことで古い船より速いと言ってるだけだし乗り物関係の商用サイトも提灯記事だよね。

基本、交通機関はその名の通り単なる移動手段。船好きなる要素は除外する。
時間がかかりすぎて旅行客として使えるとも思えないから、それでは誰に価値があるのだろう。

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| emisaki | 2021-06-29 Tue 19:42 | 交通::情報・考察・計画 |