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データ分散保管を再考する
 万人に通用する方法としては有料サービスを利用すること。クラウド、インターネット上のデータ保管庫となると調べ直してわかるのだが1年前の話はもう通用しない。値段も容量も変わってる。だからここで調べたのも2019年9月時点の話。

 Google Driveは個人で15GBまで無料だがDVD4枚分にしかならない。Drive Enterpriseは従量制で現在の料金は1ユーザーあたり8ドル、25GBあたり1ドルであり、1000GBだと1ドル110円として月々5,280円にもなってしまうので非現実的だ。

 料金的には DropBox はPLUS プランが月額1,500円で 2000GB、Professionalプランが月額2,400円で3000GBであった。

 iPhoneなら困るほどデータが膨らむとは思えず機種変更や設定等の保存に5GB無料のiCloudで事足りるでしょうが、Apple Macintoshユーザーなら有料の iCloud Drive は 2TB上限で月額1,300円だった。→iCloud のストレージプランと料金

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 インターネット上のデータ保管サービスを利用するには通信でアップロードする必要があるため光ファイバー100Mbps回線を使っても現実的には数日かかるはず。手元でハードディスクとハードディスクのコピーで数時間かかるのに通信回線じゃシャレになりません。せいぜいLAN内で1Gbps接続のNASが待てる限界かもしれないが、保管するだけならアップロードにかける時間は1度限りだ。

クラウドサービスの最大の価値は「自宅が災害に見舞われてもデータが消失することがない」こと。



・ブルーレイ 対 NAS

 25GBブルーレイ(BD-R)を50枚3,000円とすると記録効率から20GBとして1000GBになる。1枚焼くのと検証に1時間はかかる。2000GBとして6,000円、記録に100時間が必要となる。

 私は自分で処理すると最近は全く値段も調べてなかったので 2TB RAID-1 のNASがいくらかと調べると2万円くらいで買える。ちょっと罠があって、RAID-1だけが可能じゃないので、2TBってのは1TBが2台であることがほとんどなので要注意。

 ほかに注意は信頼性とは裏腹で国内品ならば完結する商品を買うこと。ドライブなしや自分で交換はトラブルの元になるが、NAS専用メーカーのは最初からハードディスクは自由に選ぶのが前提だから動作保証内なら別途ハードディスクを調達してくれば何の問題もなかったが、I/O DATA製ではネット上に何件かの問題が取り沙汰されていた(ドライブ付きを買えば問題なし)。

 問題はハードディスクドライブではなくNAS装置自体が壊れた場合で、データ復旧には専門のソフトウェアを使うことになり何万円だが、専門会社に依頼すると目の玉飛び出る請求額が来るから下手にケチっちゃだめ。壊れる前に費やしておくお金は無駄じゃない。テレビ番組でやってたがiPhoneが壊れてデータを取り出すのに25~50万円の請求額が出てた。5GBまでは無料だし有料の iCloud も無駄じゃないっすね。

 CPUの負荷になるがインテルチップセット内蔵での RAID-1 ならマザーボードが壊れても同一機能のマザーボード搭載機にドライブを移せば読み込めるし、片方のドライブが壊れてもRAID設定にしてあれば読み込める。外付け装置だとCPUの負荷が減るがやっかい。




・記録メディアも何年通用するかわからない (何十年も保つなんてのは絵空事)

 DVDにしろ、Blu-Ray(BD)にしろ何年ごとにデータを移さなければ安心できない。高耐久の M-Disc を取り上げたが、それもDVDやBDがなくなってしまったら解読不能の古文書を持ってるようなもの。だからピラミッドが残りそうなのと同じく江戸時代の人の記録は千年後に残るかもしれないが現代人の生活なんて千年後に人類が生きてても想像しかできないだろう。木造建築が何百年残っても鉄筋コンクリートなんて何十年で朽ち果てる。

 DVデッキやDVカムコーダーで標準だった i.Link (IEEE-1394) がもう付いてないんですよ。そして今のテレビにはもうアナログ入出力がない。ちょっと古めのにD端子が付いてるのが精一杯です。少年少女はフロッピーディスクを知らないし。20年くらいでデジタルカメラの記録メディアはさんざん変わっていた。2005年に4GBを7万円で買ったのに今はゴミみたいなもん。個人のが死んでも残る必要はないが、20~30年と生きてる最中でさえコロコロ変わる。

 SDカードが何十枚も入るケースを売ってる奴は罪深いがフラッシュメモリで保存なんてご愁傷様としか言い様がない。SDカードやらUSBメモリなどのフラッシュメモリは一時記録用で何年かで消えるから。DVD-R・BD-Rだって太陽光にさらせば数日で読み取れなくなるほど完全ではない。だから高耐久な M-Disc 仕様のメディアが必要になってくる。




・場合によって有料サービスのほうがお得

 データ保管に結構なお金がかかっているので、2TBで月額1000円ならば高いとは言えない。3年で36,000円もかかるが、2TBのNASより高くつくが自宅じゃない保険が付くから。

 ただし、iCloudからハリウッド女優の写真が流出したように不正アクセスなど危険性はある。「クラウド 流出事件」で検索をかけると数々の事件がでてくる。個人データだって犯罪に使われる可能性がある。

 使うにしても暗号化くらいの悪あがきは必要か。住所録とか個人情報なんて暗号化しても絶対アップロードできないが、写真とか動画はファイルサイズが大きく、暗号化するにも時間がかかる。




・他人に見られてもいいなら知人/親類クラウド

 各地に分散しているため災害時も安心である。最大の問題点は保管の義務が誰にもないということ。自分が必要なデータを他者がいつまで保管しているかは謎なのだ。過去には宅配便だったのが光ファイバーの普及以後はインターネットが使えるようになったのが大きい。

 生まれてから何キロも居住地が変わったことがなく毎日故郷に帰ってるも同然な私として災害対策なんて無理だが、移民して故郷というものがある人にとっては他人を介在せずにデータを保管しておける。




・貸金庫

 銀行の貸金庫だと何でも入れられるってもんじゃない。私が使ってる銀行では重要書類や貴金属類のほかに「思い出の品」ってのもあるので、たぶんOKだと思うのだが、例に写真とか手紙って書いてあるので媒体がハードディスクでもいいのかは謎だ。いまどき誰がフィルムを使ってるんだと言えば、その例は時代遅れと考えていいだろう。

 料金は薄っぺらい引き出しでも半年で1万円程度だから空きがなく順番待ちもある。バックアップが手元にある状況では滅多に入れ替えも不要なので、容量はハードディスク次第ってことで災害対策もありでネットワーク上より安全かつ安上がりである。

 59 × 260 × 450mm 半年払い 8,100円、高さが19mm増えた69mmだと半年払い 10,800円だった。大きさとしては楽に8台くらい入る。今のハードディスクはほとんど高さ1インチ(25.4mm)。東京ゼロメートル地帯だし高潮だの洪水だのあると自宅にも金庫あるけど耐水性に疑問だし倒壊して行方不明になったら終わりだからなぁ。近所の銀行ならば、水没したらどうなるのかは要確認だ。なぜなら災害は一切保証されない。「当行の責めに帰さない事由」なんて書かれちゃ、いまどきいないけど強盗に入られて爆破されても知らね~ってことになるぞ。小さいけど月極コインロッカーより安全か。


中身によって使い分けるってのが解答だろうか。

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| emisaki | 2019-09-02 Mon 22:08 | 映像音声::情報・考察 |