2025-07-16 Wed
【多くの通勤通学者を抱えながらも古い町の再開発は後回しにされた】河川を挟むだけで文化圏ってのは大きく変わり、新小岩や市川と比べると小岩は異質だからこそ再開発に舵を切ったのかもしれない。錦糸町や新小岩だって昔は酷かったが近年の小岩ほどではない。
鉄道路線と行政区分が入り乱れてる。錦糸町は墨田区。亀戸は江東区。平井と小岩は江戸川区だが新小岩は葛飾区。南千住は荒川区で北千住は足立区など。
小岩よりも荒川放水路によって江戸川区としては陸の孤島になってしまったのが平井。城東地区では貧乏な葛飾区に比べたら人口増加によってカネがある江戸川区でも平井は手薄になってると感じる。商業的に違いが大きいのだが小岩のほうが優遇されてるでしょう。
江戸川区の辺境地域(昭和初期は海の底)でも税収から優遇されてるのが南部の葛西地域。葛飾区で鉄道乗降客数ナンバー1の新小岩が最後に回されたように江戸川区で古びた小岩の再開発は後回しにされた。古い町は地権者が複雑だからでは言い訳にならず、何の理由でしょうか?
【総武線沿いで私が生まれた頃から変わったところ】
大きく変わったのは工場跡地。精工舎工場(現:セイコー)が錦糸町オリナス。第二精工舎 亀戸工場(東京大空襲で破壊とあり、そんな昔は知る由も無いがサンストリートになるまで何だったか思い出せない)→サンストリート亀戸(商業施設)→カメイドクロック(商業施設)と高層マンション。大同製鋼(現:大同特殊鋼) 平井工場が都営西新小岩1丁目アパートと新小岩公園。元がどうだったか私の年代では知らないところもある。
<錦糸町>
錦糸町駅の周辺は昔に北西部で行ってしまったし、楽天地の一帯も再開発済み。いかがわしい連中が寄ってくるのを防ぐ手段は、お馬さんの賭博関連施設を叩き潰す以外には無い。そうした奴らを出汁にしてる連中こそが治安や民度を下げてる。無いほうが良い町になるに決まってる。
以前に書いたよう錦糸町での危険地帯は総武線より南で首都高速道路7号線(小松川線)の北側に沿った地域となってる。それでも減ってきたためか、いかがわしい看板を掲げる建物の隣が集合住宅だったりする。駅からそれほど遠くない商業地域でも私なら住みたいとは思わない。
スマートフォンに替えた時期に通り道で撮影した東京スカイツリーの写真を投稿してきたが、首都高速道路より南部は住宅街であるが商店街が衰退してしまって住みにくい。歩けるうちは良いけど高齢化したら東京でありながら買い物難民になる。そこまで考えないで家を買った戦後に集団就職でやってきた連中が高齢化して暴走老人になってる。
<亀戸>
現在はカメイドクロックとなってる場所が幾度か変わってきた。そしてアトレが大改装をしたわけだが、他は大きく変わってない。別件で書いたように、駅周辺に老朽化した古い建物が多く残っており安さの殿堂ドン・キホーテまで撤退したが入ってたビルはボロボロなのに建て替わりそうもない。
周辺の人の流れが悪い。住んでるほうへ向かおうとするのが当たり前で、移動するとしても駅前だけでしょ。そうなると多方向に道路が阻むことになる。
旨い弁当屋・総菜店が潰れ(高齢が理由)、行きやすくても近隣住民は行かない不味い弁当屋が持てはやされるし、どうなってんのかね。
四隅の全てにエレベーター完備な贅沢歩道橋の南東部(江東区亀戸6丁目26)は1~2年前からか閉店が進んだため建て替えが行われそうなのだが、その裏手にある謎の飲み屋街までまとめて再開発されないと真っ当な建物が建てられない。
<新小岩 : 駅前にタワーマンションの再開発はまだ先>
新小岩駅前は再開発が始まって1年くらい前に閉店したのを撮影した一角は解体され何もなくなった。そうじゃなく北口を大々的に再開発して、訳のわからないところにあるバス乗り場を駅前にしやがれって思った。変な場所にある乗り場とは新小岩東北広場のこと。
錦糸町が公営賭博関連施設ならば新小岩は脱法賭博施設で銀玉転がし場と呼んでいるが、寄って集ってくる低俗が見られるため不必要なものだ。Googleストリートビューで確認できたのだが、銀玉転がし場だったところがセブンイレブンとウエルシア(上層階 はま寿司)になってた。だから前に、こっちを再開発して駅前にバス乗り場を作れと指摘したが実現しなかった。
浄化が進んだのではなく、多すぎた銀玉転がし場が客が減って淘汰されたと思われる。
4月のことだがタワーマンションが建つと言われてる場所に動きはみられなかった。新小岩東北広場の先だが元は貨物列車の車庫で運動場になっていた土地を葛飾区が買い取ったって聞いたから商業施設やタワーマンションでも建つかと思ったらサッカースタジアムでドン引き。生活に密着してることができねぇのかよ。カネがないくせに意味がわからん。
以前に「新金線」なる話題から、金町~新小岩~亀戸~木場って貨物路線を考えてみたが旅客路線に転用する巨額に経済的メリットがないとの結論を出した。そんなこと解ってるからJRだって乗り気ではない。鉄道の高架工事は踏切事故を減らすなど政治決断でもあり仕方がないが、各所に見られる必要性がないと思われる道路建設、拡幅で立ち退かされてる人が可哀想に思う。中には売却成金もいるでしょうが。
目立った再開発がまだないと思ったけどJR東日本が絡んでるか売却しちゃったのか知りませんが電車から見えてた低層のボロ団地が新しくなってた(シティテラス新小岩)。
<小岩 : 大きな動きは進行中>
小岩駅の問題は亀有駅に通じるものがある。駅に太めの道路が面してない。北側に蔵前橋通りがあるわけだが楽に道路を通せる距離じゃない。
亀有駅(南側)も小岩駅に似て放射状に細い道にて商店が建ち並ぶが駅前の商店は立ち退きによってバス乗り場が作られた。環状七号線だって古くはなく、昭和初期から始まってるため道路こそ作られ前の東京オリンピック(1964)に向け進んだようだが中川に橋が架かったのは1985年。
そのように小岩駅前からも小岩中央通り、柴又街道へも千葉街道も駅に通じてる道路と大差ない細さで、蔵前橋通りに接続する必要があった。私が小岩駅で路線バスを乗り換えようと思ったら降車地点から300メートルも歩くことになり高齢者には厳しい。その間抜けさは新小岩駅南口から新小岩東北広場とやらで乗り換えるのも同じだ。
柴又街道の拡幅工事が進んでいることを掴んでいたが、混みいってるし土地代も高いためまだまだ。広げるっても対向4車線にする気はなく幅が狭すぎるのを広げるだけで対向二車線(片方向一車線)のままだが、それでも道沿いに建ち並ぶ家は立ち退きさせられてるため広すぎちゃってる。ビルも建ってる総武線より北側での立ち退きは進んでいない。
京成小岩駅の近くで細長い住宅販売を見つけたように、柴又街道と交差する道路の拡幅工事も進んでるのだが東は江戸川にぶつかって橋があるわけでもなく接続する同等な道路さえない。
せっかく拡幅工事してるのに電線地中化しない馬鹿。多くが開通してないからで埋設用工事済だと信じたいが、しょっちゅう掘り返してるお役所仕事じゃ信用できない。
JR小岩駅と京成小岩駅は1キロ以上離れ、江戸川駅と同様に京成はローカル駅。少し快速電車が止まるだけマシなのも、都心に近いほうが悲劇的な駅があるから。
【晴海や豊洲のよう団地化すると生活必需品の調達がキロ単位、こっちなら近場で済む】
小岩駅周辺は再開発できる広い土地がなかった。地上げ屋なのか、商業として立ちゆかなくなった人達が多いから買い取れたのか詳細は知りませんが、駅の周辺に何棟もタワーマンションを建てることができてるのが不思議。地権者が複雑になってるでしょうからね。それでもボロ屋はまだ残ってるため、まとめて買い取りできれば高層マンションが建つ場所は複数箇所みられる。イトーヨーカドー 小岩店側は蔵前橋通りに面した一棟が再開発に協力せず新築マンションを建ててしまって凹型になってしまった。
新小岩は商店街が強すぎて駅舎を建て替えられてもロクな商業施設にできなかったと自滅にも繋がる話を聞いた。少し商店があり、競合しない高級型だけで上層階は役所の施設になってた。
亀戸駅も部分的な商業施設があるだけで小岩駅前にあるイトーヨーカドーくらい大きさな施設がない。カメレちゃんちはデパ地下みたいでスーパーマーケットみたい常用じゃない。当然、亀戸クロックもね。アトレ改装と横の建物は新築だが、ドンキホーテがあったボロビル、亀の噴水がある一角(バスロータリー)を含めてなんとかしろって思う。自転車置き場なんて作るからチャリカス軍団が狭い歩道を走って怖い。
特定の地域だけじゃなく広く見ないと、よりよき改善も見えない。
【浄化作戦?】
例えば大阪府で「あべのハルカス」を建てたところで「あいりん地区(ドヤ街)」が消えるわけではないようにタワーマンションを建てまくったところで横の邪悪渦巻く領域が消えるわけではない。
それでも汚い駅前が新しくなれば汚い奴らも消えてゆく。市川駅、新小岩駅、平井駅前に比べると小岩駅前って綺麗にしなかったと見える。毎日見てるわけじゃないけど汚いは蓄積なんだよね。
行政の仕事がどうのではなく、真っ当な日本人なら「テメエん家(ち)の前はテメエん家(ち)にあらず」と怒った無断使用をしないが、テメエん家(ち)じゃなくても綺麗にする。人種が悪ければ正しい「余計はお世話」をする人がいない。サッカーの試合で日本人観客が自分ら以外のまでゴミ回収して帰るのが世界的に知られたが、そうした概念が町になると働きにくくなる。
錦糸町駅南口を出て両国方面に進んだ雑居ビルには外国系が複数あり危険で「通っちゃ駄目」と言われた地帯だったが、今は老朽化による建て替えで退居し、危険地帯は移動している。駅の周辺でなくなってきたし分散もしているため近隣住民以外は通らずに済む。
小岩もヤバイ奴らがウジャウジャいるわけでもないし、毎日生活してゆくという点からは豊洲や晴海のマンション群の中の不便な場所よりかは小岩のほうが暮らしやすいことは確かだ。
バブル期の大人の話を思い出すと千葉県の幕張と稲毛の間の新検見川、駅から0.9kmの3LDKマンションが7500万円だったかな。年代からすると恐ろしい値段。今は中古で3分の1くらいか?
住宅価格高騰も都市部だけなので千葉の各駅停車駅なら3LDK賃貸10万円にも満たない。うちの近くなら単身向け1Kの料金。電車に乗ってしまえば変わらないので郊外でも駅に近いほうがいい。
この先に似たような問題が起こるとすれば発展した時期が本件の地域より遅い地下鉄 東西線沿いで東京都江戸川区から千葉県へ入った地域でしょうか。
葛西駅や西葛西駅は駅の周辺に住居こそ大量に作られたが駅の商業施設は当時から大きく変わってない。大型商業施設は私から見れば辺鄙な場所に建ってる。
門前仲町や東陽町だって古いが都心に近いことから細々と商業化が進んでしまったのが再開発とは縁遠いところ。反対に言えば年々と住みにくくなってしまった。
小さい頃に連れられて、後になってみれば何だあそこはって思ったのが江戸川区南葛西7丁目「なぎさニュータウン」だった。町田市の団地もかすかな記憶を呼び起こせば駅からバスで面倒だった。たいして何かあるわけじゃないのに、なぜ駅から遠くじゃなければいけなかったのか?土地価格が上がる=住宅の値段も上がるってよりも不便すぎるだろって思う。昔のほうが酷い今よりもっと酷い不動産業ってことか。
試しに今と50年前の給与水準と住宅価格を調べて比べてみると給与が低いため昔の住宅のほうが高い場合もある。価格高騰っても都心部で田舎者が大好きな「野望の塔」と比べるから。集中した需要で価値に見合わない値段になってるだけ。給与は年代にょって変わるが1975年と2025年の時点で考えたらそう思える。
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