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ドミナント戦略は客として迷惑
2019年4月12日 フジテレビ「Live News it!」を見て (関東ローカル時間帯)

 テレビは宣伝しかしないを物語るようにドミナント戦略による企業の利益を語っていたが、そこに客の利益は何もない。まず住吉駅を東西にローソンが並んでいること、そして豊島区池袋でファミリーマートが通りを挟んで向かい合うと。セブンイレブンは大田区と江東区が取り上げられたが集中してるのが都合良くわかるからでしょう。

 私が前に例に出した亀戸駅前を取材していたが、駅の近くなら他店がひしめき合っていても生き残れるから住宅街で取材すべきだった。セブンイレブンに取り囲まれてると、どの方向へ200~300メートル歩いてもセブンイレブンしかないってことになり、その先もまたセブンイレブンで、他店に行くのに下手すると1kmくらい離れてる場合がある。

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 集合住宅が何棟もある地域だと敷地内にコンビニ店舗があることはなく、また隣接して小中学校があると場所を食ってるため更に商店がない。地方の人ならコンビニに行く程度で自動車を使いそうな数百メートルの距離になる。

 ところが一戸建て住宅街となると、自宅を例に語ればセブンイレブンは150、250、500、600、650メートルで、最も近いファミマが650メートル同距離2軒とローソン700メートルである。だからドミナント戦略をされると飽きてくるので駅前で買ってから帰るという従来と同じ買い物スタイルになり、ならばコンビニに行く必要がないとなる。近くに必要だが多様性も必要。

 ドミナント戦略で客が増えるって言うならば、買い物難民は作ってないが独裁化によるもの。客として選択肢が奪われている点で「コンビニエンス」なんかではない。昔を振り返れば別(他社)の店舗もあったが、コンビニ企業も廃業や統廃合により閉店したことでドミナント戦略が色濃く出た。

 少子高齢化ならば今後も東京にしてもガンガン潰れてゆくでしょう。店舗が過剰にあるのだから当然のことで、東京の住宅街であっても特定の地域へ行くと、今度は店舗が必要なのに存在しない場所がある。

 反対に郊外の新興住宅地なんて行けば最初からコンビニなんて考えられてないため、大型店の出店場所が確保されてるだけだから大勢が住みながら、コンビニがあっても開発敷地外になるため最初から立地条件が良い場所に家を買ってないと悲劇。都心部と同じ密度で家が建ち並んでいるのだから人口密度も同じはずなのに、半径500メートルの店舗数は何倍も都心部のほうが多い。

 千葉ニュータウンやユーカリが丘とか言っても計画したのは昭和ですから住宅地の途中に何か予備地なんて概念がない。庭があっても区画としてビッシリ家が詰まってる。そして全国で昭和の集合住宅とかからはスーパーマーケットなど撤退の報道を聞くことがあり、当時の入植者は高齢化して買い物難民を作り出すことになった。特定の住宅地ともなればコミュニティーバスなんかも立ち入らないから自宅の場所によってはバス停まで数百メートルも歩くことになる。郊外に作ったくせに酷すぎる構造はよく見かける。ユーカリが丘は販売をずらして年齢層を変えたってことだが、商業地は駅前にまとまって住宅地は延々と住宅のみと時代遅れの構造。新興住宅地って規模が大きいほど駅前と奥地での格差が激しい。


 どこに出店しようが住んでいる場所によって善し悪しは出るわけだから、出店しても客が集まらない地方ほど各社が既に始めているデリバリーサービスが主力になってゆきそう。もちろん都心部でも高齢化の人数が多いため必要。

 そこで店舗や配達の話とは逆であるが、客のほうを動かすビジネスを考えてみた。コンビニまで行くのさえ大変と同じように、バス停まで行くのさえ大変なのであるのなら、路線バスはルートが限られているから東京でこそデマンド型の交通が必要で、住宅街まで入れるような小型車で病院や商店街へ回れるようにしたらどかと思う。いっそのこと病院に商店をくっつけてしまえばよい。

 昔に言われたギャグそのままで、本当の病人は入院してるか家から出ないかで、そこそこ動ける老人は病院に集まる。土地がある地方じゃないと病院へ路線バスは通ってないことが多い。一部の病院は独自に送迎をやってると聞いた。だから病院へいくついでに買い物も済んだら高齢者は一石二鳥ではなかろうか。

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| emisaki | 2019-04-12 Fri 21:52 | 大衆媒体::テレビ・映像 |