2025-07-19 Sat
私は映画でエジプトと言えばハムナプトラよりもスターゲイトである。星間移動リングであるスターゲイトは劇中エジプトのギザで発見されることもあり敵対生物も名称までエジプト的。映画スターゲイトと言えば、派生したテレビ作品と共に小僧がオッサンにまでなってしまった。映画は1994年、スターゲイト SG-1 1997~2007年、スターゲイト アトランティス 2004~2008年。残念ながら続くスターゲイト ユニバース(全60話)は日本で放送されなかった。スタートレックシリーズもだが、スターウォーズの基本9作を見ることなく死去してしまった人も多いだろうほど長すぎ。
よく例に使ってきた学生時代にドはまりしたSF小説「銀河英雄伝説(著)田中芳樹」。長編小説の十数巻を読んでからアニメ化されてるのを見た。スターゲイトのテレビシリーズ、スタートレック:ディープスペースナイン(DS9)に共感したのは宇宙を題材にしているが「地球を写す鏡」だったから。
銀河英雄伝説では地球教なる狂信者が登場し、政治家、独裁者、帝国主義。スターゲイト SG-1ではゴアウルドなる寄生体の支配者、のちにオーライなる信仰せねば滅ぼすとの連中が登場。
スタートレック:ディープスペースナインではシスコ司令官に見られるよう傲慢な宇宙連邦は欧米、冷酷なカーデシアはロシア(ソ連)で、そこの司令官がパー・レイスなる邪悪な存在の狂信者となる。嘘つきが板に付いてる種族であるフェレンギは中国あたりで辺境の最前線ならDS9は沖縄。
人が神に君臨して大衆を支配してきた。エジプト ファラオ、どこまで行っても人間という生物でしかない。日本だってドン引きは人を神様のよう祀っていることだ。何千年の歴史からして宗教とは大衆の未開思想を見た支配者が、どこかの段階で支配力に利用するため誕生したと推測もできるが、近代の独裁国家での独裁者は宗教が支配の邪魔だと考えてるようだ。
地球で何千年間も弾圧、差別、強要、人殺し、戦争をやり続けてるのは正しいと信じて疑わない狂信者どもである。何が人類にとって邪悪なのかを影ながら映画を通して訴えてるのではないか。
| emisaki | 2025-07-19 Sat 21:37 | 大衆媒体::社会・海外 |
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